クリエイティブの日々 No.004

LPの1行目に
何を書くか

LPファーストビューの作り方。1行目のキャッチコピーに何を書くか

LPを作ったのに、問い合わせがほとんど来ません。どこから直せばいいですか?

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ご相談
古川
古川

まず一番上の1行を読んでみてください。それ、誰に向けた言葉になってます?

LPを作ったものの、反応が薄い。デザインは整っているし、下まで読めば良さは伝わるはずなのに、問い合わせが増えない。こういうLPは、そもそも下まで読まれていないことがよくあります。

LPを開いた人は、最初の1画面で「自分に関係あるか」を決めます。関係なさそうなら、そのまま戻る。だからファーストビュー、とくに一番大きく置く1行目には、会社の思いやスローガンではなく、読む人の困りごとと、それがどう変わるかを書きます。

この記事では、ファーストビューで読む人が確かめていること、1行目の組み立て方、候補の出し方と削り方、1行目を支える写真やボタンの考え方をまとめます。ページ全体の並べ方は別の話なので、ここでは最初の1画面だけを扱います。

この記事の要点

  • 1行目は会社の思いより、読む人の困りごと
  • 誰の・何が・どう変わるかを、お客さんの言葉で
  • 候補を10本出し、声に出して削る

ファーストビューで、読む人は3つだけ確かめている

ファーストビューは、ページを開いてスクロールせずに見える範囲のことです。スマホなら最初の1画面。ここで読む人がしているのは、じっくり読むことではなく、読むかどうかの判断です。

確かめているのは、だいたい次の3つです。

読む人の問い答える場所よくある外し方
これは自分向けか1行目(キャッチコピー)会社のスローガンや抽象的な言葉だけ
何が手に入るのか2行目(サブコピー)・写真サービス名と機能の羅列
次に何をすればいいかボタン「お問い合わせ」だけで、押すと何が起きるか分からない

いちばん先に答えないといけないのは1つ目です。「自分向けだ」と思えなければ、2行目もボタンも見られません。逆に、1行目で「これは自分のことだ」と思ってもらえれば、多少デザインが素朴でも人は読み進めます。

例えば、「想いをかたちに。」という1行目のLPがあったとします。言葉としてはきれいですが、住宅の会社なのか、印刷会社なのか、結婚式場なのか、この1行からは分かりません。分からないものを、人はわざわざ確かめにいきません。

1行目は「誰の、何が、どう変わるか」で組む

1行目に入れる材料は3つです。誰の(対象)、何が(困りごと)、どう変わるか(変化)。3つ全部を1行に詰めなくてもかまいませんが、少なくとも「誰の話か」と「何が変わるか」は読み取れるようにします。

業種ごとに、書き直しの例を並べます。

業種伝わりにくい1行目書き直した1行目
駅前の美容室あなたらしさを引き出す美容室朝のセットが手ぐしで終わる髪型に
地域の工務店家族の笑顔をつくる家づくり冬でも足元が冷えない家を、この土地の気候に合わせて
税理士事務所経営者に寄り添うパートナー決算前に慌てない。毎月の数字を一緒に見ます
子ども向けの運動教室未来へはばたく力を育む逆上がりができない子の、最初の1回まで

右の列は、どれも読んだ人が自分の状況を思い浮かべられます。朝の支度に追われている人、冬の床の冷たさに困っている人。場面が浮かぶ1行目は、対象を狭めているように見えて、当てはまる人を強く引き止めます。

数字を入れるなら、実際にそう言える根拠があるものだけにします。言い切れない数字を1行目に置くと、読む人にもなんとなく伝わってしまいます。

古川
古川

「誰にでも当てはまる言葉」って、誰も自分のことだと思わないんですよ。

候補は10本出して、声に出して削る

1行目は、ひらめきで1本書くより、候補をたくさん出して削るほうが確実です。手順にするとこうなります。

  1. 01お客さんの言葉を集める問い合わせのメール、電話で聞かれたこと、口コミ、営業の現場で言われたことを書き出す
  2. 02お客さんの言い方のまま並べる社内の呼び方に直さず、実際に使われた言い回しを残す
  3. 03候補を10本つくる対象を変える、変化を変える、言い切りと問いかけを入れ替える
  4. 04声に出して読む一息で読めないもの、意味がすぐ入らないものを外す
  5. 053本に絞って人に見せる1行目だけを見せて「何の会社か」を当ててもらう

なかでも効くのが、最初の「お客さんの言葉を集める」です。社内では「高気密・高断熱」と呼んでいるものも、お客さんは「冬に足元が寒い」と言っています。1行目に置くのは後者です。

最後の「人に見せる」は、家族や取引先でかまいません。1行目だけを見せて、何の会社で、誰向けのサービスかを答えてもらいます。答えが外れたら、その候補は外します。

古川
古川

書いた本人は中身を知ってるから、どの案も伝わる気がしちゃうんです。

1行目を支える、2行目・写真・ボタン

1行目で「自分向けだ」と思ってもらえたら、ほかの要素は1行目を裏づける役に回ります。主役を増やさないのがコツです。

  • 2行目(サブコピー):1行目で約束した変化を、何で実現するのかを短く書きます。「月に一度のオンライン面談で、数字を一緒に確認します」のように、方法は1つだけ。
  • 写真・映像:1行目と同じ場面を見せます。「朝のセットが手ぐしで終わる」なら、仕上がった髪を手ぐしで整えている朝の様子。店の外観やスタッフの集合写真は、1行目の場面とずれやすい素材です。
  • ボタン:押したら何が起きるかを書きます。「お問い合わせ」より「無料で相談する(オンライン可)」「空き日を見る」のほうが、押したあとの不安が小さくなります。

よくある失敗は、ファーストビューに情報を詰め込みすぎることです。キャンペーンのバナー、受賞歴、実績の数字、電話番号、SNSのアイコン。どれも大事に見えますが、全部並べると1行目が埋もれます。1行目より目立つものが無いか、スマホの実機で開いて確かめてください。

迷ったら、1行目だけを変えた2〜3案で確かめる

候補を3本まで絞っても、どれが良いかは出してみるまで分かりません。その場合は、1行目だけを変えたページを2〜3パターン用意し、同じ期間に出して結果を比べます。

比べるときは、ボタンが押された数や問い合わせの件数まで見ます。滞在時間が長くても、問い合わせにつながっていなければ判断を誤ります。そのためには、どのパターンから問い合わせが来たのかを区別できる計測の準備が、公開前に要ります。

なお、広告や動画から来る人には、そこで伝えたことと1行目をそろえておくと迷わせずに済みます。そろえ方は別の記事で扱います。

ファーストビューの見え方は、スマホの機種や文字サイズの設定で変わります。パソコンの画面だけで判断せず、手元のスマホで開いてみてください。

HEART CREATIONで引き受けられること

LPのファーストビューは、言葉と写真とボタンを別々の人が作ると、ずれやすい部分です。HEART CREATIONでは、次のことを同じチームで引き受けています。

  • お客さんの言葉を集めるところから、1行目の候補づくりまで
  • 1行目に合わせた撮影と、LPの制作(目安は6週間・修正2回込み)
  • 動画や広告で伝えたことを、LPの1行目にそのまま置く設計
  • どの案から問い合わせが来たのか分かる計測の準備

「今のLPのどこが悪いのか分からない」という段階でも相談できます。初回のご相談は無料で、オンライン60分でもお受けしています。ほかに何を引き受けているかはサービスの一覧にまとめています。

古川
古川

今のLPの1行目、そのまま見せてください。一緒に読むところから始めます。

HEART CREATION

企画・撮影・編集・運用・LPまで、同じチームでお引き受けしています。

よくある質問

LPのファーストビューとは、どこまでの範囲ですか?

ページを開いて、スクロールせずに見える範囲のことです。スマホでは機種や文字サイズの設定で見える範囲が変わるため、手元の実機で確かめるのが確実です。

LPのキャッチコピーは何文字くらいがいいですか?

決まった文字数はありませんが、スマホで2行ほどに収まり、一息で読める長さを目安にしてください。長くなるときは変化の部分だけを1行目に残し、方法は2行目に回します。

ファーストビューに会社名やロゴを大きく出したほうがいいですか?

すでに名前で探されている会社でなければ、会社名より読む人の困りごとを大きく置いたほうが伝わります。ロゴは小さくても、あることが分かれば十分です。

ファーストビューに動画を置いてもいいですか?

置いてかまいませんが、動画が再生されなくても1行目が読めるようにしておきます。文字を動画の中だけに入れると、読み込みが遅いときや音を出せない場面で何も伝わりません。

LPのキャッチコピーは、どのタイミングで見直せばいいですか?

問い合わせの数が落ちたときや、サービスの中身・対象が変わったときが見直しどきです。迷ったら1行目だけを変えた案を並べて出し、問い合わせの数で比べます。

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