新しいページのURLをLINEで送ったら、画像が出ないで文字だけでした。何が足りないんでしょう?

URLを貼ったときの見え方は、ページ側で決めておけるんですよ。決めてないと、相手のアプリが勝手に選びます。
ホームページのURLをLINEやSNSに貼ると、ふつうは画像・題名・短い説明が1枚のカードになって出ます。ところが自社のページだけ、画像が出ない、関係ないロゴが大きく出る、半年前の題名のまま、ということがよくあります。
このカードの中身は、ページの中に書いた「OGP」という設定から作られます。書いていなければ、受け取ったアプリがページの中から適当に拾うか、何も出しません。つまり、シェアされたときの見え方は、作る側が先に決めておけるものです。
この記事では、OGPに何を書くか、ページごとにどう変えるか、画像の作り方、そして「出ない」「古いまま」のときの確かめ方を順に書きます。検索結果に出るタイトルや説明文の付け方は別の記事で扱っているので、ここではシェアされたときの見え方だけを扱います。
この記事の要点
- シェアのカードは、ページに書くOGPで決まる
- 題名・説明・画像はページごとに変える
- 直したのに古いときは、相手側の記憶を疑う
OGPは「URLを貼られたときの名刺」
OGP(Open Graph Protocol)は、ページの見えない部分(head)に書いておく数行の情報です。人が読むためのものではなく、LINEやFacebook、Xなどが「このページは何か」を読み取るためにあります。
最低限そろえたいのは次の5つです。
| 項目 | 書く内容 | 書かないとどうなるか |
|---|---|---|
| og:title | カードに出る題名 | ページのタイトルが使われる、または空になる |
| og:description | 題名の下の短い説明 | 本文の最初の文字などが拾われる |
| og:image | カードの画像のURL | 画像なし、またはページ内の別の画像が出る |
| og:url | そのページの正式なURL | 同じページが別のURLとして扱われることがある |
| og:type | ページの種類(トップはwebsite、記事はarticle) | 大きな問題は出にくいが、そろえておく |
Xには、これとは別にカードの形を決める `twitter:card` という設定があります。大きな画像で見せたいときは `summary_large_image` を指定します。題名や画像は、X用の設定が無ければOGPのものを読みにいくので、二重に書かなくても形になります。
例えば、駅前の歯科医院が院内の新しいページ「小児歯科のご案内」を作ったとします。OGPを書いていないと、LINEで送ったときにヘッダーの小さなロゴだけが出たり、題名が医院名だけになったりします。受け取った保護者には、何のページか分かりません。

作った本人はページを開いて確認するから、カードの見え方には意外と気づかないんですよね。
ページごとに変えないと、全部同じカードになる
よくあるのが、サイト全体で同じOGPを使っているケースです。トップページ用の題名と画像が、採用ページにも、お知らせにも、商品ページにも出る。シェアされたカードがどれも同じなので、受け取った人は開くまで中身が分かりません。
ページごとに変えるときの目安は次のとおりです。
- 題名:そのページで何が分かるかを、会社名より先に書く。会社名は後ろでよい
- 説明:誰向けで、開くと何が分かるかを1〜2文で。カードでは途中で切れることが多いので、大事なことを前に置く
- 画像:そのページの中身が分かる1枚。トップは会社の顔、採用は働く人、商品は商品
例えば、地域の工務店なら、施工事例のページごとに、その家の外観写真と「築40年の平屋を、段差のない家に」のような題名を入れる。LINEで「こんな感じにしたい」と家族に送られたとき、カードだけで話が通じます。
題名と説明の考え方は検索向けのタイトルとかなり近いので、そちらの書き方も参考になります。
あわせて読みたいSEOのタイトルの付け方と見出し(h1)・説明文の書き方の基本ただし同じでなくてかまいません。検索結果は探している人が読み、シェアのカードは知り合いから送られてきた人が読みます。後者は自分で探したわけではないので、開く理由が一目で分かることを優先します。
画像は「小さく表示される前提」で作る
カードの画像は、スマホのトーク画面やタイムラインの中で、思っているよりずっと小さく出ます。パソコンで作ったときにちょうどよく見えた文字は、まず読めません。
サイズは、Metaの開発者向けの説明(2026年10月時点)では、大きく見せたいなら1200×630ピクセル以上、最小は200×200ピクセル、ファイルは8MBまでとされています。横長の画像を基本にしておくと、ほかのSNSでも大きく崩れにくくなります。
- 01横長で作る1200×630ピクセルを基準にする
- 02文字は少なく大きく入れるなら1行、10字前後まで
- 03端に大事なものを置かないアプリによって上下左右が切れることがある
- 04スマホで縮めて見る実際のトーク画面くらいの大きさで読めるか確かめる
写真の上に文字を載せるなら、背景との差をはっきりさせます。白い壁の写真に白い文字、のような組み合わせは、小さくなると消えます。
画像の置き場所にも注意がいります。画像のURLは `https://` から始まる完全な形で書き、ログインしないと見られない場所や、外から読めない設定のフォルダには置きません。社内のテスト環境で見えていても、公開後に外から読めなければカードには出ません。

最後は自分のスマホで、家族か同僚にURLを送ってみるのがいちばん早いです。
出ない・古いままのときの確かめ方
設定を直したのに、シェアすると古い画像のまま。これはページの問題ではなく、SNS側が前に読んだ内容を覚えている(キャッシュしている)ことが多いです。
Metaの説明でも、画像は画像のURLごとに覚えておくので、差し替えるときは新しいURLにしないと変わらない、とされています。同じファイル名で上書きしただけでは、古い画像が出続けることがあります。
確かめる順番は次のとおりです。
| 症状 | まず見る所 | 直し方 |
|---|---|---|
| 画像も題名も出ない | ページのheadにOGPが書かれているか | ソースを表示して `og:` の行があるか確かめる |
| 画像だけ出ない | 画像のURLを直接ブラウザで開けるか | 公開された場所に置き直し、完全なURLで書く |
| 違う画像が出る | og:imageの指定が無く、ページ内の画像が拾われていないか | og:imageを明示する |
| 直したのに古いまま | SNS側のキャッシュ | 画像のファイル名を変える。Facebookはシェアデバッガーで再取得する |
Facebookには、URLを入れるとOGPを読み直して、どう見えるかを表示する「シェアデバッガー」という公式の道具があります。エラーの理由も出るので、ほかのSNSでおかしいときも、まずここで読めているかを見ると原因の当たりがつけやすくなります。
LINEなどほかのアプリにも同じような記憶があり、すぐには新しい内容に切り替わらないことがあります。画像のファイル名を変えたうえで、少し時間をおいて試してみてください。

「直したのに変わらない」で半日悩むの、だいたいこのキャッシュなんですよ。ファイル名、変えましょう。
動画やキャンペーンで送る前に、カードを1枚ずつ見る
SNSの投稿や動画の説明欄、LINEの配信でURLを貼るとき、リンク先のカードはそのまま「次の一歩の入口」になります。動画で興味を持った人が、カードで「さっきの話の続きだ」と分かれば開きます。トップページの使い回しのカードなら、そこで止まります。
キャンペーンのページを作ったら、配信の前に次を確かめておきます。
- LINEで自分あてに送り、カードの題名と画像を見る
- 題名が動画や投稿で話した内容と同じ言葉になっているか
- スマホで開いた最初の画面が、カードで約束した内容から始まっているか
シェアされやすい中身そのものの作り方は、別の記事にまとめています。
あわせて読みたい保存される動画、シェアされる投稿は何が違うか。中身の組み立て方HEART CREATIONで整えられること
HEART CREATIONは、動画・SNS運用・WEB/LP制作を同じチームで引き受けています。シェアされたときのカードも、動画と同じ流れの中で決めます。
- 動画や投稿の言葉に合わせた、ページごとの題名・説明・画像の設計
- 新しいサイトやLPを作るときのOGPの組み込みと、主なアプリでの見え方の確認
- 既存サイトで「画像が出ない」「古いまま」の原因の切り分け
「どこを直せばいいか分からない」段階のご相談も受けています。お問い合わせからどうぞ。

URLを1本送ってもらえれば、どう見えているかから一緒に見ますよ。
よくある質問
OGPはホームページに必ず設定しないといけませんか?
設定しなくてもページは表示されますが、URLを貼られたときに画像や題名がうまく出ないことがあります。LINEやSNSで紹介されることがあるなら、ページごとに書いておくほうが安心です。
OGP画像に会社のロゴだけを使ってもいいですか?
使えますが、どのページを送ってもロゴだけのカードになり、中身が伝わりません。トップページはロゴ、記事や商品はその内容が分かる写真、と分けるのがおすすめです。
WordPressでOGPを設定するにはどうすればいいですか?
テーマに設定欄があるか、SEO系のプラグインで入れるのが一般的です。二つ以上で同時に出力すると重複するので、どこで出しているかを一つに決めてください。
XでURLを貼ってもカードが小さい画像になります。
`twitter:card` の指定が `summary` になっているか、指定が無い可能性があります。大きく見せたいときは `summary_large_image` を指定し、横長の画像を用意してください。
