クリエイティブの日々 No.257

サイトの動画は、
置き場所から決める。

ホームページに動画を埋め込む|置き場所の選び方と載せる位置

せっかく撮った紹介動画をホームページにも載せたいんです。でも、どう貼ればいいのか、ページが重くならないかも心配で。

?
ご相談
古川
古川

貼り方より先に「どこに置くか」なんですよ。そこが決まると、あとはだいたい迷わなくなります。

SNS用に撮った動画や会社紹介の映像を、ホームページにも載せたい。そう考えたとき、最初に引っかかるのは「どうやって貼るのか」です。ファイルをそのまま上げるのか、YouTubeのリンクを貼るのか、制作会社に聞いても答えがばらばらに聞こえることがあります。

答えの要点は、動画の置き場所を先に決めることです。大きく分けると、YouTubeに置いてサイトに埋め込む方法と、サイトのサーバーに動画ファイルを直接置く方法の2つ。説明として見てもらう動画は前者、写真の代わりに背景で流す短い映像は後者が向きます。

この記事では、2つの置き場所の違い、それぞれで確かめること、ページのどの位置に置くか、載せる前の確かめ方を順に書きます。表示速度全体の話は別の記事にまとめているので、ここでは動画の載せ方に絞ります。

この記事の要点

  • 置き場所はYouTube埋め込みとサーバー直置きの2つ
  • 説明の動画は埋め込み、背景の短い映像は直置き
  • 位置は「その動画で答えたい疑問」の隣

置き場所は2つ。動画の役目で選ぶ

まず、2つの置き場所を並べます。

YouTubeに置いて埋め込むサーバーに直接置く
向く動画会社紹介、使い方の説明、インタビューなど音声で伝えるもの背景で流す数秒〜十数秒の映像、音のない雰囲気づくり
再生の負担YouTube側が受け持つ自社のサーバーが受け持つ
見た目YouTubeの再生画面がそのまま入る枠やボタンを出さず、写真のように見せられる
自由度再生画面の細かい表示は決められない再生・停止の動きまで自分で決められる
他でも使えるかチャンネルでも見られ、検索にも出るサイトの中だけ

判断の軸は、その動画が「見てもらうもの」か「流しておくもの」かです。例えば工務店の会社紹介なら、社長の話をちゃんと聞いてほしいので埋め込み。トップページの最初に、職人の手元をゆっくり映す8秒の映像を写真の代わりに置くなら、直置きが向きます。

長い動画をサーバーに直接置くのは避けたほうが無難です。数分ある動画を何人もが同時に見ると、そのぶんのデータを自社のサーバーが送ることになり、契約しているサーバーによっては転送量の上限にかかります。音声つきの説明はYouTubeに任せる、と覚えておくと迷いません。

YouTubeに置いて埋め込むときに確かめること

埋め込みのコードは、YouTubeの動画の「共有」から「埋め込む」を選ぶと出てきます。これをサイトの編集画面の、HTMLを貼れる場所に入れれば表示されます。WordPressなら、動画のURLを貼るだけで埋め込まれることも多いです。

貼る前に確かめておきたいのは次の4つです。

  • 公開範囲:チャンネルに並べたくない動画は「限定公開」にしても埋め込めます。ただしURLを知っている人は誰でも見られる状態なので、社外に出したくない内容は載せない
  • 埋め込みの許可:動画の詳細設定で埋め込みが許可されているか。外していると、サイト上で再生できない
  • 再生後の画面:埋め込んだ動画はYouTubeの再生画面そのものなので、終わったあとの表示などをこちらで細かく決めることはできない
  • Cookieの扱い:YouTubeの埋め込みオプションには「プライバシー強化モード」があります。サイトのプライバシーポリシーで外部サービスの扱いを書いている会社は、どちらを使うかを決めておく

限定公開の使いどころは、営業での使い方をまとめた記事でも触れています。

あわせて読みたいYouTubeの限定公開を営業に使う|送る場面と送る前の確認

もう1つ、見落としやすいのが動画のサムネイルです。埋め込むと、再生前はYouTubeのサムネイルが表示されます。チャンネル向けに文字を大きく入れたサムネイルが、サイトの落ち着いたデザインの中で浮いてしまうことがあります。サイトに載せる動画は、サムネイルもサイトの中で見て決めてください。

サーバーに直接置くときは、音なしで流す前提

背景で流す映像をサーバーに直接置く場合、いちばん多い相談が「音つきで自動再生したい」です。

古川
古川

音つきで自動再生したいって相談、多いんです。でもブラウザの側が止めちゃうんですよね。こっちのせいじゃないのに。

Chromeの開発者向けの説明では、音を消した状態の自動再生は常に許可され、音つきの自動再生は条件つきとされています。iPhoneのSafariでも、音を消した動画は操作なしで自動再生できるという方針が、WebKitの公式ブログで示されています(2026年10月時点で確認できた範囲)。つまり、自動で流すなら音なしが前提です。

直置きの背景動画では、次をそろえておきます。

  1. 01音を消す自動再生は muted(消音)を付けて組む
  2. 02画面の中で再生するplaysinline を付けて、iPhoneで全画面に切り替わらないようにする
  3. 03最初の1枚を決める読み込み前や再生できないときに出す静止画(poster)を用意する
  4. 04止められるようにする動き続けるものには停止ボタンを置く
  5. 05短く軽く数秒〜十数秒をループさせ、書き出しは軽めに

最初の1枚は、思った以上に人の目に触れます。通信が遅い場所や省電力の設定によっては、動画ではなくこの1枚のまま見られることもあるからです。動画が止まっていても会社の雰囲気が伝わる1枚を選んでください。

書き出しの設定は、SNS用とは別に考えます。SNSに出した縦の動画をそのまま背景に流すと、パソコンの横長の画面で上下が大きく切れます。解像度や形式の考え方は、書き出しの記事にまとめています。

あわせて読みたい動画の書き出し設定の決め方。SNS用の解像度・フレームレートと画質落ちの防ぎ方

ページのどこに置くか

置き場所が決まったら、次はページの中の位置です。決め方は1つで、その動画で答えたい疑問の隣に置きます。

動画の中身置く位置
会社や店の雰囲気(背景映像)トップの最初の画面
サービスの流れ・使い方流れを文字で説明している段落の横
お客様のインタビューお客様の声のところ
職場の様子・社員の話採用ページの仕事内容の近く
よくある質問への答えFAQの該当する問いの下

例えば駅前の整骨院なら、施術の流れを説明する動画は「初めての方へ」の段落の中に置きます。トップにまとめて並べるより、「どんなことをされるんだろう」と思った瞬間に目に入るほうが再生されます。

古川
古川

テレビみたいに流しっぱなしにしても、サイトだと誰も見てないことが多いんですよ。置く場所で見られ方がぜんぜん違います。

もう1つは、動画の前後に文字で要点を書いておくことです。会社やお店で音を出せない人、通信量を気にして再生しない人もいます。動画を見なくても話が分かるように、動画で言っていることの要点を2〜3行で添えておきます。動画は、その文字を信じてもらうための裏づけの役です。

1ページに何本も埋め込むと、どれを見ればいいか分からなくなります。1つの段落に1本を目安にして、ほかは動画をまとめたページかYouTubeのチャンネルへ案内するほうが、選ぶ手間が減ります。

載せたあとの確かめ方

動画を載せたら、公開する前に自分のスマホで確かめます。パソコンの画面で問題がなくても、スマホで崩れていることは珍しくありません。

  • Wi-Fiを切って、モバイル通信で開いてみる。最初の1枚が出るまでの様子を見る
  • iPhoneとAndroidの両方で、背景動画が画面の中で流れるか、全画面に切り替わらないか
  • 音を消した状態で、ページの話が通じるか
  • 埋め込み動画の枠が画面の幅に収まっているか。横にはみ出していないか
  • 動画の上に重ねた文字が、明るい場面でも読めるか

ページ全体が重いと感じたときは、動画以外にも原因があることが多いです。表示が遅いときの見直し方は、表示が遅いサイトの記事で順番にまとめています。

HEART CREATIONがお手伝いできること

当社は、縦型動画の企画・撮影・編集と、WEB・LP制作を同じチームで引き受けています。動画を撮る段階から、サイトのどこに置くかまで決めて作れます。

  • サイトに載せる動画の企画・撮影・編集(背景用の短い映像と、説明用の動画の作り分け)
  • 動画を載せる位置まで含めたページの設計と制作
  • SNS用に撮った動画を、サイトでも使える形に整えること

「手元にある動画を、どこに載せればいいか分からない」という段階でもかまいません。初回のご相談は無料で、オンラインでもお受けしています。サービスの全体はこちらにまとめています。

古川
古川

手元の動画、まずは見せてもらえたら。載せる場所、一緒に考えましょう。

HEART CREATION

企画・撮影・編集・運用・LPまで、同じチームでお引き受けしています。

よくある質問

ホームページに動画を載せるなら、YouTubeとファイルの直接アップロードのどちらがいいですか?

音声で説明する動画や数分ある動画は、YouTubeに置いて埋め込むのが向きます。背景で流す短い映像は、サーバーに直接置くと写真のように見せられます。動画の役目で選んでください。

背景動画がiPhoneで自動再生されないのはなぜですか?

音を消す設定(muted)と、画面の中で再生する設定(playsinline)がそろっていないことがよくある原因です。省電力の設定などで再生されない場合もあるので、代わりに出す静止画を用意しておくと安心です。

YouTubeの限定公開の動画はホームページに埋め込めますか?

埋め込めます。ただし、埋め込んだページを見た人や、URLを知った人は誰でも再生できます。社外に出したくない内容の動画には使わないでください。

埋め込んだYouTube動画がサイトで再生できないのはなぜですか?

動画の詳細設定で埋め込みが許可されていない、動画が非公開になっている、といったことがよくある原因です。まずYouTube Studioでその動画の公開範囲と埋め込みの設定を確かめてください。

OLDERYouTubeの限定公開を営業に使う|送る場面と送る前の確認
Start your story

まず、
企画を1本。

初回のご相談は無料です。「SNSをやったほうがいい気がするが何をすべきか分からない」という段階で構いません。オンラインで60分いただければ、次に打つ手までお持ち帰りいただけます。

電話する LINE 相談する