クリエイティブの日々 No.020

SNS担当者が1人の
会社の回し方

SNS担当者が1人しかいない会社の回し方。ひとり運用を続ける仕組み

SNSの担当は私ひとりです。ほかの仕事もあって、投稿が週によって出たり出なかったりします。

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ご相談
古川
古川

毎日ちょっとずつ全部やる、がいちばんしんどいんです。それは泣きたくなりますよね。

中小企業や店舗のSNSは、担当者がひとりというのが普通です。それも専任ではなく、総務や受付、営業と掛け持ちしていることがほとんど。忙しい週は投稿が止まり、余裕のある週にまとめて出す。そのうち「止まっている」こと自体が気になって、アプリを開くのも億劫になっていきます。

ひとり運用が続かない理由は、人数の少なさより、仕事の切り方にあります。企画・撮影・編集・投稿・返信を、思いついたときに1本ずつ最初から最後までやっていると、そのたびに段取りの時間を取られます。しかも判断をすべてひとりで抱えるので、迷うたびに手が止まります。

続けるための仕組みは3つです。作業を工程ごとにまとめて週の決まった枠でやること。型と置き場所を決めて、迷う回数を減らすこと。社内に小さな役目を配って、ひとりで抱えないこと。そのうえで、担当者が休んでも、異動しても止まらない備えをしておきます。

この記事では、その仕組みを週の時間割、型の作り方、社内の巻き込み方、引き継ぎの備えの順に書きます。何をどのくらいの頻度で投稿するかは、ここでは扱いません。

この記事の要点

  • 作業は工程ごとにまとめ、週の決まった枠でやる
  • 型と置き場所を決めて、毎回の判断を減らす
  • 社内に小さな役目を配り、ひとりで抱えない

1本ずつ作るのをやめて、工程ごとにまとめる

ひとり運用でいちばん効くのは、作業を工程ごとにまとめることです。1本ずつ「考える→撮る→編集する→出す」を繰り返すと、そのたびに頭の切り替えと、準備や片づけが入ります。考える日は考えるだけ、撮る日は撮るだけ。そう分けると、同じ時間でできる量が変わります。

例えば、受付と兼務している整骨院の担当者なら、週の中で次のように枠を固定します。

枠やること決めておくこと
月曜の朝先週の反応を見て、今週出すものを決める数字を見るのはこの枠だけ
水曜の午後(患者さんが少ない時間)今週と来週の分をまとめて撮る撮るものは月曜に決めた一覧どおり
木曜の午後まとめて編集し、文章を書く型に流し込むだけにしておく
金曜確認してもらい、予約投稿を入れる確認する人の予定も押さえておく

ポイントは、数字を見る時間も枠に入れてしまうことです。投稿のたびに反応を何度も見に行くと、そのたびに気持ちが揺れて、元の作業に戻るまでに時間がかかります。

予約投稿の機能がある媒体なら、まとめて作ったものを決めた日時に出せます。担当者がいない日にも投稿が出るので、「休んだ週は止まる」がなくなります。

古川
古川

撮る日は、背景と服を変えて何本分も撮っておくんです。あとの週がずっと楽になりますよ。

型と置き場所を決めて、迷う回数を減らす

次に減らしたいのは、毎回の「どうしよう」です。構成、文章の書き出し、使う写真、ハッシュタグ。ひとりで運用していると、細かい判断が1本ごとに何十回も積み重なります。

決めておくと楽になるのは、次のようなものです。

  • 投稿の型:「お悩み→答え→ひと言」のように、中身を入れ替えるだけの形を2〜3種類
  • 文章のひな形:書き出しと締め、毎回入れる予約やお問い合わせの案内
  • 素材の置き場所:撮った写真・動画を入れるフォルダと、ファイル名の付け方
  • 投稿前の確認:誤字、写り込み、案内先のリンクなど、見る点を5つほどに絞った一覧

型は、最初から完璧に作る必要はありません。同じことで3回迷ったら、それを型にする。そのくらいの気持ちで増やしていけば十分です。

置き場所は、あとで効いてきます。共有のクラウドフォルダを「撮影済み」「編集済み」「投稿済み」に分けておけば、自分が何をどこまでやったか一目で分かります。ほかの人に頼むときも、場所を教えるだけで済みます。素材が担当者のスマホの中にしかない状態は、ひとり運用でいちばん危うい形です。

社内に小さな役目を配る

ひとり運用といっても、全部をひとりでやる必要はありません。担当者を増やすのではなく、ほかの人に小さな役目を配ります。

  • ネタ係:お客さんからよく聞かれたことを、気づいたときにメモで送ってもらう
  • 出演係:撮影の日に5分だけカメラの前に立ってもらう(出てよい範囲は先に本人に確かめる)
  • 確認係:金曜に投稿案を見て、出してよいかだけ返してもらう

例えば、地域の工務店なら、現場監督に「お客さんに褒められた場所」を写真1枚で送ってもらうだけで、施工の投稿の種が貯まっていきます。頼むことが小さいほど、協力してもらいやすくなります。

中でも確認係は欠かせません。出してよいかをひとりで判断し続けるのは、思っている以上に重い仕事です。迷ったときに聞ける人がいるだけで、手が止まる時間は減ります。社長や上司には「金曜の15分だけ、確認をお願いします」と、時間の枠ごと頼んでおくと引き受けてもらいやすくなります。

古川
古川

全部ひとりで背負わなくていいんです。「見てもらう」だけでも、気持ちはずいぶん軽くなりますから。

休んでも止まらないように、引き継げる形にしておく

ひとり運用のもう一つの弱点は、担当者が休む・辞める・異動すると、そこで止まることです。止まったアカウントを後任が立て直すのは、新しく始めるより手間がかかることもあります。

普段から、次のものを1か所にまとめておきます。

  1. 01ログイン情報を会社で持つアカウントは会社のメールアドレスで登録し、ログインの方法は上司も把握しておく
  2. 02運用メモを1枚に誰に向けて何を出しているか、使っている型、確認の観点、見直しの日を書いておく
  3. 03素材と予定を共有する撮影済みの素材と今後の投稿予定を、誰でも見られる場所に置く
  4. 04振り返りを残す月曜に見た数字と、決めたことを1行ずつ記録していく

運用メモが1枚あれば、担当者が長く休む間も、確認係や上司が代わりに予約投稿を入れられます。引き継ぎの資料を一から作る必要もありません。

数字の記録を残すのは、見直しのためだけではありません。「この半年で、SNSを見て予約した人がこれだけいた」と社内に示せれば、担当者の時間を確保する理由になります。ひとり運用が続くかどうかは、社内でこの仕事が仕事として認められているかに、かなり左右されます。

ひとりで回しきれないときは、HEART CREATIONへ

仕組みを整えても、撮影や編集まで手が回らない時期はあります。HEART CREATIONでは、次のような形でお手伝いしています。

  • 企画・撮影・編集・運用を同じチームで引き受け、担当者さんの手を空ける
  • 社内で続けられるよう、企画の型・撮影手順・編集ルール・数字の見方を3〜6か月で渡していく
  • SNSの先で追う数字を最初に一緒に決め、見直しの場でそのまま使える形にする

全部を外に出すか、社内で回すかの二択で考えなくても大丈夫です。一部だけ頼む場合も、頼む前に決めておきたいことは別の記事にまとめています。初回のご相談は無料で、オンライン60分でも対応しています。ご相談はこちらからどうぞ。

あわせて読みたいSNS運用代行に頼む前に決めておくこと。任せる範囲と業者の見極め方
古川
古川

担当者さんおひとりでのご相談も大丈夫ですよ。まずは今の1週間の動きを聞かせてください。

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企画・撮影・編集・運用・LPまで、同じチームでお引き受けしています。

よくある質問

SNS担当者が兼務でも、運用は続けられますか?

続けられます。作業を週の決まった枠にまとめ、投稿前の確認を別の人に頼む形にすれば、兼務でも回ります。その枠を上司と合意しておくと、ほかの仕事に押し出されにくくなります。

SNS担当者が辞めるとき、何を引き継げばいいですか?

会社で管理しているログイン情報、運用メモ、素材と投稿予定の置き場所、これまでの数字の記録の4つです。普段から1か所にまとめておけば、引き継ぎは短い時間で済みます。

コメントやDMの返信も、担当者ひとりでやるべきですか?

返す時間を1日のうちで決めておくと、ほかの仕事が途切れずに済みます。予約やお問い合わせに関わるものは、担当の部署に回す流れを決めておくと、返事が遅れません。

SNS運用に使う時間を、社内でどう認めてもらえばいいですか?

週の作業枠を時間割にして上司と合意し、見直しの日に予約や問い合わせの数を報告するのが近道です。何につながったかが見えると、時間を確保する理由になります。

ひとり運用で予約投稿を使っても問題ありませんか?

問題ありません。まとめて作って予約しておけば、担当者が休む日にも投稿が止まりません。大きな災害や事件があった日は、予約した中身がそぐわないこともあるので、その日のうちに見直してください。

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