インスタで商品を紹介していると、「どこで買えますか」ってDMがよく来るんです。投稿から直接買えるようにできませんか。

できますよ。ただ、インスタの中で会計まで済むわけじゃないんです。まず自社サイトの商品ページが整っているかからですね。
投稿の写真に小さな買い物袋のマークが付いていて、タップすると商品名と価格が出てくる。Instagramの「ショッピング」の機能です。服や雑貨、食品などを通販で売っている店なら、投稿を見た人を商品ページまで迷わせずに送れます。
答えの要点は3つです。インスタのショッピングは、商品タグで自社サイトの商品ページへ送る仕組みで、会計はウェブサイトで行います。日本は2026年10月時点でオープンベータの国に入っていて、使える機能が販売者によって違うことがあります。そして、始めるには自社サイトで直接買える商品と、審査を通ったショップが要ります。
この記事では、機能の中身、始める条件、ショップの設定の流れ、商品タグの付け方を、2026年10月時点のMetaの公式ヘルプで確かめた内容で書きます。
この記事の要点
- 商品タグで自社サイトの商品ページへ送る。会計はウェブサイトで行う
- 日本はオープンベータ。条件はコマース機能の利用要件で決まる
- ショップはコマースマネージャで作り、審査は最大4週間
インスタのショッピング機能でできること
Metaのヘルプでは、ショッピングの機能として次のものを挙げています。
| 機能 | できること | 使う場面の例(器の通販) |
|---|---|---|
| ショップ | プロフィールに置く、商品を並べた店先。「ショップを見る」から店の情報や商品一覧を見られる | 定番の器を一覧で見せる |
| 商品タグ | 投稿の中の商品にタグを付け、ウェブサイトから買えるようにする | 食卓の写真に、写っている皿と鉢のタグを付ける |
| コレクション | 商品をまとめて見せる | 「新生活の器」「贈り物向け」 |
| 商品詳細ページ | 価格や説明など、商品の詳しい情報を表示する | サイズや電子レンジ可否を確かめてもらう |
| 商品タグ付きの広告 | 商品タグのある投稿を広告として広げる(ショップがなくても作れる) | よく保存された食卓の写真を広告にする |
ここで知っておきたいのが、会計の場所です。Metaのヘルプでは、2025年9月から、FacebookとInstagramのショップはウェブサイトでのチェックアウトを使う形になったと案内しています。アプリの中で会計まで済ませる機能は、現在米国でのみ使えるとされています。
つまり日本の店にとって、ショッピング機能は投稿から自社サイトの商品ページへの近道です。売り場そのものは、自社のネットショップにあります。
始める条件(2026年10月時点)
Metaは、FacebookやInstagramで商品を売るための「コマース機能の利用要件」として、次の5つを挙げています。
- FacebookとInstagramのポリシーに準拠していること
- 該当するビジネスとドメインに紐付いていること
- 所在地がコマース機能を利用できる国であること
- 信頼性を示すこと
- 正確な情報を提供し、ベストプラクティスに従うこと
中身をかみくだくと、次のようになります。
- 自社のウェブサイトで直接買える商品を出す。販売に使う、短縮されていないドメインを1つ届け出る(ドメインの認証が必要な場合がある)
- 商品情報には正確な価格と在庫を入れ、返金と返品のポリシーをはっきり示す
- 認証済みのプレゼンスなどで信頼性を示す。十分なフォロワー数を求められる場合もある
- 違反があれば、コマースの機能が使えなくなったり、アカウントが停止されたりすることがある
国については、Instagramのヘルプで、日本はショップとショップ広告の「オープンベータ」の国に入っています。一部の販売者は、すべての機能を使えない場合があるとされています。
アカウントは、Instagramにショップを表示するならビジネスアカウントが必要です。Instagramだけで売る場合は、ショップを作るときにFacebookページを用意しなくてもよいと案内されています。
自社サイトに買い物かごがまだない店は、先にネットショップを整えることになります。
あわせて読みたいネットショップの始め方。モール・作成サービス・自社構築の選び方と開業前の準備ショップを設定する流れ
ショップは、Metaの「コマースマネージャ」というツールで作ります。Instagramのヘルプの案内を、作業の順に並べると次のとおりです。
- 01コマースアカウントを作るコマースマネージャでアカウントを作る。Facebookページやカタログがなければ、このとき一緒に作れる
- 02ショップの情報の審査を待つ審査には最大4週間かかることがある。結果はコマースマネージャとメールで届く
- 03カタログを整える売りたい商品をカタログに入れる。カタログの商品は、初期設定ではすべてショップに並ぶ
- 04配送の設定をする配送する地域と配送の速さを最低1つ登録する
- 05チェックアウトURLを入れる購入手続きをする自社サイトへの行き先。これがないとショップは表示されない
- 06公開するすべて完了したら「ショップを公開」

審査は最大4週間って、釣りの待ち時間みたいなものです。新商品の発売日から逆算して、早めに申し込んでおいてください。
ShopifyなどのECサービスを使っている店は、そのサービスから連携してショップを作る道も案内されています。どちらの道でも、商品情報の元はカタログです。価格や在庫を変えたら、カタログも同じ日に直すと決めておくと、表示と実際がずれません。
商品タグの付け方と、付けどころ
ショップの準備ができたら、投稿に商品タグを付けられます。Metaのヘルプでの手順は次のとおりです。
- 「作成」から「投稿」を選び、写真や動画を選ぶ
- 「その他のオプション」から「商品をタグ付け」をタップする
- 写真や動画の中の、タグを付けたい場所をタップする
- 商品名を検索して選び、「完了」から「シェア」する
写真のフィード投稿1件には、最大20点の商品をタグ付けできます。新しい投稿だけでなく、すでに出した投稿にも付けられます。リールに商品を追加して、そこから買えるようにすることもできます。ストーリーズには、商品スタンプという別の方法があります。商品はすべて、Metaのコマースポリシーに沿って審査されます。

過去の投稿にも付けられるのは、うれしいところです。よく保存された写真から付けていくのがおすすめですよ。
付けられる数が多くても、1枚の写真に何点もタグを並べると、どれが主役か分からなくなります。付けどころは、写真や動画で主役になっている商品です。器の店なら、料理を盛った鉢の写真には、その鉢のタグを1つ。セットで使ってほしいときだけ、写っている皿も足します。
動画で商品を見せるなら、触れない部分をどう映すかが先です。通販の商品動画の作り方は、別の記事にまとめています。
あわせて読みたい商品紹介のショート動画は何を映すか。買う前の不安から決める物販の見せ方なお、ライブ配信の中で商品を紹介する場合の売り場の考え方は、ライブ販売の記事で扱っています。
投稿から商品ページまでを、ひと続きで
商品タグで送った先の商品ページで、迷わず買えるかどうか。結果はそこで決まります。HEART CREATIONでは、投稿の企画から送った先のページまでを一緒に見ています。
- 企画・撮影・編集・運用から、WEB/LP制作まで、同じチームで引き受けます(分業しません)
- 動画で伝えたことをLPの一行目に置き、計測の環境まで設計します
- 1本で当てにいかず、入口(フック)を変えた複数のパターンを同時に出し、2週間で結果を見て寄せていきます
初回のご相談は無料で、オンライン60分でも対応しています(ご相談はこちら)。「ショッピング機能を使うべきか分からない」段階からで大丈夫です。

投稿で気になった人を、商品ページで迷わせない。そこまで一緒に整えましょう。
よくある質問
インスタのショッピング機能は日本で使えますか?
使えます。2026年10月時点のInstagramのヘルプでは、日本はショップとショップ広告の「オープンベータ」の国に入っています。一部の販売者は、すべての機能を使えない場合があるとされています。
インスタの中で決済まで完結できますか?
日本ではできません。Metaのヘルプでは、2025年9月からショップはウェブサイトでのチェックアウトを使う形になり、アプリ内のチェックアウトは米国でのみ使えるとしています。商品タグから自社サイトの商品ページへ送り、そこで購入してもらいます。
商品タグは1つの投稿にいくつ付けられますか?
Metaのヘルプでは、写真のフィード投稿1件につき最大20点の商品をタグ付けできるとしています。ただ、多く付けるほど主役が分かりにくくなるので、写真の主役の商品から付けます。
インスタショップの審査にはどのくらいかかりますか?
Instagramのヘルプでは、ショップの情報の審査に最大4週間かかることがあると案内しています。発売日やセールの時期から逆算して、早めに設定を始めます。
Facebookページがなくても、インスタでショップを作れますか?
Instagramだけで売る場合は、ショップを作るときにFacebookページを用意しなくてもよいと案内されています。ただし、Instagramにショップを表示するには、ビジネスポートフォリオの中にInstagramのビジネスアカウントが必要です。
