2年前から止まっているインスタがあります。作り直したほうがいいのか、続きから始めたほうがいいのか迷っていて。

長い休みから戻るときと同じで、まず部屋の片づけからです。投稿はそのあとで間に合いますよ。
担当者が辞めた、忙しい時期に手が回らなくなった、反応がなくて気持ちが続かなかった。理由はいろいろですが、更新が止まったままの会社のアカウントは珍しくありません。いざ再開しようとすると、何から手をつければいいのか分からず、さらに半年たってしまうこともあります。
再開でつまずく会社の多くは、いきなり新しい投稿を出そうとします。けれど、プロフィールに古い営業時間が残り、一番上に2年前のキャンペーンが並んだまま新しい投稿を出しても、見た人は戸惑います。もう1つ、止まった理由をそのままにして再開すると、同じところでまた止まります。
この記事では、作り直すか続きから始めるかの判断、再開前の片づけ、止まった理由の書き出し方、最初の1か月の出し方を順に書きます。
この記事の要点
- 作り直すかは、ログインできるかと名前が今に合うかで決める
- 投稿の前に、ログイン・プロフィール・古い投稿・届いたままの連絡を片づける
- 止まった理由を1つ書き出し、それを外した形で再開する
作り直すか、続きから始めるか
最初に決めるのは、今のアカウントを使い続けるか、新しく作るかです。迷ったら、次の表で考えます。
| 続きから始める | 作り直しを考える |
|---|---|
| 会社のメールや電話番号でログインできる | ログインできず、公式の手続きでも取り戻せない |
| アカウント名が今の社名・店名と合っている | 昔の事業名や、辞めた担当者の名前のまま |
| 過去の投稿に、今も通じる中身がある | 乗っ取られて、身に覚えのない投稿が並んでいる |
多くの場合は、続きから始めるほうが得です。過去の投稿や、今も残っているフォロワーをそのまま使えます。ログインできないときも、すぐ新しく作るのではなく、まず各SNSのヘルプにある手続きで取り戻せないかを試します。
新しく作るなら、古いアカウントの扱いも決めておきます。消せないまま残ると、店名で検索した人が古いほうにたどり着きます。古いアカウントに入れるなら、プロフィールと最後の投稿で新しいアカウントへ案内します。
投稿の前に済ませる4つの片づけ
続きから始めると決めたら、新しい投稿より先に、次の4つを片づけます。
- 01ログインを会社に戻す登録のメールと電話番号を会社のものにし、二段階認証を設定する
- 02プロフィールを今に合わせる営業時間・住所・電話・リンク先を確かめ、切れたリンクを直す
- 03古い投稿を見直す終わったキャンペーン、今と違う価格、辞めた人が写った投稿を探す
- 04届いたままの連絡に返す読まれていないDMやコメントに、遅れたお詫びと今の案内を返す
1つ目は、止まっていた理由が担当者の退職なら特に大事です。前の担当者の個人のメールで登録されたままだと、次にまた同じことが起きます。権限の付け方は、乗っ取り対策の記事にまとめています。
あわせて読みたいSNS乗っ取り対策。会社のアカウントを守る二段階認証・権限・退職時の手順3つ目の古い投稿は、全部を消す必要はありません。今も通じる投稿は残し、見られると困るものだけ外します。Instagramには、投稿を消さずにほかの人から見えなくする「アーカイブ」があり、あとからプロフィールに戻すこともできます(Metaの公式発表より)。迷う投稿は、消す前にアーカイブにしておけば取り返しがつきます。

一番上に「オープン記念価格」が3年前のまま。見つけた瞬間、顔を覆いたくなるやつです。
4つ目は、気づいた時点で返します。数か月前の質問でも、「ご連絡に気づくのが遅くなり、申し訳ありません」と書いて今の案内を返せば、放っておくよりずっと印象は良くなります。
止まった理由を、1つだけ書き出す
片づけが済んだら、投稿を考える前に「なぜ止まったか」を1行で書きます。理由ごとに、再開のときに変えることが違うからです。
| 止まった理由 | 再開のときに変えること |
|---|---|
| 担当者が辞めた・異動した | 作る手順を書き残し、2人以上で回す |
| ネタが続かなかった | 毎回考えずに済む、連載の型を1つ決める |
| 1本に時間がかかりすぎた | 本数を下げ、撮影や編集の手間を減らす |
| 反応がなく、気持ちが続かなかった | 見る数字を、フォロワー数から問い合わせや来店に変える |
例えば、郊外のケーキ屋が「毎日新作を撮って載せる」と決めて3か月で止まったなら、理由は1本の手間と本数です。再開は、週1回、木曜の仕込みのときだけ撮る形にする。止まった理由を外さずに同じやり方で戻ると、また同じ時期に止まります。
理由は1つに絞ります。いくつも挙げると、全部を直そうとして再開がさらに遅れます。一番大きな理由を1つ外すだけでも、再開の形はずいぶん変わります。
再開して最初の1か月の出し方
準備ができたら、投稿を再開します。最初の1本は、再開のあいさつを兼ねた投稿にしてもかまいません。ただし「お久しぶりです。これからまた更新します」だけでは、見る人には何も残りません。今の会社やお店の様子と、これから何を出していくかを一緒に書きます。
例えば、整骨院なら「受付の場所が変わりました」「これから毎週、肩こりの質問に答えていきます」。見る人が「今もやっている」「次はこれが出る」と分かれば十分です。
最初の1か月は、次のように組むと形になりやすくなります。
- 1週目:再開の投稿と、今の会社・お店が何をしているかの紹介
- 2週目:お客さんからよく聞かれる質問に答える投稿
- 3週目:仕事の途中や、店の裏側が分かる投稿
- 4週目:反応のあった型をもう1本。数字を見て、翌月の形を決める
本数は、止まる前より少なくて大丈夫です。続けられる本数の決め方は、こちらの記事で扱っています。
あわせて読みたいSNSの投稿頻度は毎日でないとだめか。続く本数の決め方と守り方再開直後の数字は、止まる前の一番良かった時期と比べないでください。しばらく投稿がなかったアカウントは、見る人の側も忘れています。比べるのは、再開してからの自分の数字どうしです。

再開してすぐは、波待ちの時間なんですよ。焦って沖に出るより、毎週同じ場所でボードに乗っているほうが、いい波に会えます。
再開の準備から、HEART CREATIONがお手伝いします
止まったアカウントの立て直しは、投稿を作る前の片づけと、止まった理由の見直しが半分を占めます。HEART CREATIONでは、こんな形でお手伝いしています。
- ログイン・権限・プロフィール・古い投稿を一緒に見直し、再開できる状態に戻す
- 止まった理由を聞き取り、続けられる本数と型を決める
- 最初の1か月の投稿を一緒に作り、その先は社内で回せるように手順を渡す
自分たちで続けられる形を3〜6か月で渡していく内製化のお手伝いもしています。「何から手をつければいいか分からない」段階から、ご相談ください。

再開は、大きな花火じゃなくていいんです。小さくても毎週上がっていれば、ちゃんと見てくれる人がいます。
よくある質問
放置していたSNSアカウントは、削除して作り直したほうがいいですか?
ログインでき、名前が今の会社に合っているなら、続きから始めるほうが得なことが多いです。過去の投稿や残っているフォロワーをそのまま使えます。乗っ取られている、昔の事業名のままといった場合は作り直しも考えます。
SNSを久しぶりに再開するとき、あいさつの投稿は必要ですか?
必須ではありませんが、出すなら今の様子と、これから何を出していくかを一緒に書いてください。「お久しぶりです」だけの投稿では、見る人に何も残りません。
昔の投稿は全部消してから再開したほうがいいですか?
全部を消す必要はありません。今も通じる投稿は残し、終わったキャンペーンや今と違う価格など、見られると困るものだけ外します。Instagramなら、消さずにアーカイブで非表示にする方法もあります。
前の担当者しかパスワードを知らないアカウントはどうすればいいですか?
まず前の担当者に連絡がつくか確かめ、つかなければ各SNSのヘルプにあるログインの手続きを試します。取り戻せたら、登録のメールと電話番号を会社のものに変え、二段階認証を設定してください。
