インスタに出すつもりの広告だったのに、Facebookの右側やゲームアプリの中にも出ていたみたいで。あれは何なんでしょう?

それが「配置」です。初期設定のままだと、Metaのいろんな場所に一気に走っていくんですよ。
Meta広告では、広告が表示される場所のことを「配置」と呼びます。InstagramとFacebookのフィードがよく知られていますが、実際にはストーリーズ、リール、検索結果、Messenger、Threads、さらにMetaと提携するほかのアプリにまで広がっています。
作るときは、自分がふだん見ているInstagramのフィードを思い浮かべがちです。ところが同じ広告が、指を速く動かしているリールにも、パソコンの画面の右端にも出ます。見ている人の状態が違うので、同じ素材でも伝わり方が変わります。
この記事では、配置の種類と見ている人の状態、AIに任せる配置と自分で選ぶ配置の違い、配置ごとに素材を合わせる手順と、結果の見方を書きます。画像の比率や文字を置かない範囲は、インスタ広告の素材の記事で扱っています。
この記事の要点
- 配置は「どのアプリの、どの画面か」で考える
- まずは全部の配置に出し、合わない所は素材を差し替える
- 結果は配置ごとに分けて、問い合わせまで見比べる
配置は大きく5つのまとまり
Metaのヘルプでは、Facebook、Messenger、Instagram、WhatsApp、Threads、Meta Audience Networkに広告を出せると説明されています。使える配置は広告の目的や形式によって変わり、すべての広告ですべての配置が使えるわけではありません(2026年10月時点)。
配置は、見ている人の体験ごとに分類されています。主なものを、見ている人の状態と並べました。
| まとまり | 主な配置 | 見ている人の状態 |
|---|---|---|
| フィード | Facebookフィード、Instagramフィード、Threadsフィード、Instagramプロフィールフィード、Marketplace、Instagram発見 | 流し見しながら、気になると止まる |
| ストーリーズ・リール | Instagram・Facebook・Messengerのストーリーズ、Instagram・Facebookのリール、WhatsAppステータス | 全画面で、次々に送っていく |
| 動画の途中 | Facebookインストリームリール動画 | 別の動画を見ている途中 |
| 検索 | Facebookの検索結果、Instagramの検索結果 | 何かを探している |
| アプリとサイト | Audience Network(ネイティブ・バナー・インタースティシャル、動画リワード) | Meta以外のアプリを使っている |
このほか、パソコンでFacebookを見ている人にだけ出る「右側広告枠」などもあります。Instagramプロフィールフィードは、18歳以上の公開プロフィールのフィード表示の中に広告が出る配置です。

人のプロフィールを見ている途中にも広告が出るんです。初めて聞くと、けっこう驚きますよね。
Advantage+ 配置と、自分で選ぶ配置
配置の決め方は2通りです。Metaに任せる「Advantage+ 配置」と、自分で配置を選ぶ手動の配置です。
Metaは、Advantage+ 配置を選ぶことをすすめています。ヘルプには、配置を増やしても広告費は増えないこと、使える配置全体を見て予算を割り振ることが書かれています(2026年10月時点)。逆に、広告セットで配置を外したり、モバイルやデスクトップをオフにしたりすると、配置の欄は「Advantage+ オフ」の状態になります。
どうしても出したくない場所があるときは、広告アカウント全体の「配置の制御」で外す方法もあります。外せるのはAudience Networkの各種、Facebook Marketplace、右側広告枠などです。たとえば、子ども向けのゲームアプリの中に出したくない商品なら、Audience Networkを外す、という判断になります。
おすすめの順番は、まず全部の配置に出して、合わない所は素材を直すです。外すのは、ブランドの都合で「そこに出るのは困る」という明確な理由があるときに限ります。配信先の相手をAIに任せる考え方は、同じ時期に書いた記事にまとめています。
あわせて読みたいAdvantage+ オーディエンスとは。配信先をAIに任せるとき人が決めること同じ素材が、配置ごとにどう見えるか
例えば、地域の焼き菓子店が、正方形の商品写真の下に「10月限定 栗のフィナンシェ」と文字を入れた広告を出したとします。
- フィードでは、写真も文字もそのまま読める
- ストーリーズやリールでは、縦長の画面の中で上下に余白ができ、下の文字が説明文やボタンと重なりやすい
- 右側広告枠では、写真が小さく表示され、文字はほとんど読めない
- 検索結果では、何かを探している人の目に入るので、写真より「何の店か」が伝わる見出しが効く
同じ1枚でも、配置ごとに得意な伝え方が違います。比率や隠れる範囲の数字は、インスタ広告の素材の記事で確かめてください。
あわせて読みたいインスタ広告の素材の作り方。静止画とリール広告で押さえる形と見え方配置ごとに素材を合わせる手順
広告マネージャには、配置ごとに画像・動画・文章を差し替える「アセットカスタマイズ」の機能があります。配置は「フィード、インストリームリール動画」「ストーリーズとリール、アプリとサイト」「右側広告枠、検索結果」のようなまとまりで編集でき、個別の配置を編集することもできます(2026年10月時点)。
- 01並べて見る広告を作ったら、配置ごとのプレビューを並べて表示する
- 02まとまりごとに差し替えるストーリーズとリールには縦の素材を、フィードには4:5の素材をあてる
- 03文字を見直す右側広告枠や検索結果では、画像の中の文字に頼らず見出しで伝える
- 04スマホで確かめる公開前に、自分のスマホで実際の見え方に近いか見る
Metaは、広告マネージャのプレビューはあくまで表示例で、デバイスや形式によって見え方が変わることがあると注意書きをしています。プレビューで問題がなくても、公開後に自分の目で一度は見ておきます。
結果は配置ごとに分けて見る
広告マネージャの「内訳」から「配置」を選ぶと、配置ごとの結果を確かめられます。Metaによると、これらの値は推定値です(2026年10月時点)。

全体の数字だけだと、どこが効いているか分かりません。配置で割ってみると、景色がまるで変わることがあるんですよ。
見るときは、クリックの多さだけで判断しないことです。ある配置はクリックが安く集まるのに問い合わせがない、別の配置は件数が少なくても問い合わせにつながっている、ということがあります。クリック率や単価の読み方は、CTR・CPM・CPCの読み方で書いています。
成果につながらない配置が見つかったら、すぐ外すより先に、その配置用の素材を作り直して試します。それでも変わらなければ、外す判断をします。
配置ごとの素材づくりを、まとめて
配置を知っているかどうかで、同じ予算でも伝わり方が変わります。HEART CREATIONでは、企画・撮影・編集から広告の運用まで、同じチームで引き受けています(サービス一覧)。
- 1回の撮影から、縦の素材とフィード用の素材をまとめて作る
- 入口を変えた複数案を同時に出し、2週間で結果を見て寄せていく
- 広告で伝えたことを、その先のLPの一行目にそろえる
今出している広告の配置ごとの結果を一緒に見るところからでも始められます。初回のご相談は無料です(ご相談はこちら)。

配置を知っておくと、作る素材の段取りが先に見えます。次の撮影から、さっそく試してみてください。
よくある質問
Meta広告の配置は自動と手動のどちらがいいですか?
Metaは、Advantage+ 配置(自動)をすすめています。まずは全部の配置に出し、配置ごとの結果を見て、合わない所は素材を差し替えるか、理由があるときだけ外すのが進めやすい順番です。
インスタだけに広告を出すことはできますか?
手動の配置でInstagramの配置だけを選べます。ただしその場合、配置の欄はAdvantage+ オフの状態になり、Metaが配置全体で予算を割り振る仕組みは使えなくなります(2026年10月時点)。
Audience Networkとは何ですか?
Metaと提携するほかのアプリの中に、Meta広告を表示する配置です。ネイティブ・バナー・インタースティシャルや、動画を見るとアプリ内の特典がもらえる動画リワードなどがあります。
配置ごとの成果はどこで見られますか?
広告マネージャの「内訳」で「配置」や「プラットフォーム」を選ぶと、配置ごとの結果が表に加わります。Metaによると、これらの値は推定値です。
