クリエイティブの日々 No.001

Lステップは要る?
LINE公式との違い

Lステップとは?LINE公式アカウントとの違いと、どちらが要るか

LINE公式アカウントはもうあります。Lステップも入れたほうがいいと言われたんですが、何が違うんですか?

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ご相談
古川
古川

入れるかどうかの前に、「友だちによって送る中身を変えたいか」を考えてみてください。そこで答えが分かれます。

LINEで予約や問い合わせを受けている会社が、次に勧められやすいのが「Lステップ」です。ところが説明を読むと機能の名前ばかりが並んでいて、今のLINE公式アカウントで何が足りないのかが見えてきません。

先に要点を書きます。LINE公式アカウントはLINEヤフーが提供する土台で、Lステップはその上に重ねて使う、別の会社のツールです。Lステップだけを契約して使うことはできません。そして、全員に同じ内容を送るお店なら、LINE公式アカウントだけで足ります。Lステップが効いてくるのは、友だち一人ひとりの答えや行動を記録して、その人に合わせて次の一通を変えたいときです。

この記事では、二つの関係、機能の違い、どちらが要るかの見分け方を書きます。友だちの増やし方、配信の頻度、シナリオの組み方は別の記事で扱います。

この記事の要点

  • Lステップは、LINE公式アカウントの上に重ねる別会社のツール
  • 全員に同じ内容を送るなら、LINE公式だけで足りる
  • 人ごとに次の一通を変えたいときに、Lステップが効く

LINE公式は「土台」、Lステップは「上に重ねる道具」

LINE公式アカウントは、LINEヤフー株式会社が提供している企業・店舗向けのアカウントです。友だちへのメッセージ配信、1対1のチャット、トーク画面の下に出るリッチメニュー、クーポン、ショップカードまで、ひと通りの機能がそろっています。

Lステップは、そのLINE公式アカウントにつないで機能を広げるツールです。提供しているのはソーシャルデータバンク株式会社(旧:株式会社Maneql)で、LINEヤフーとは別の会社です。Lステップを入れても、お客さまがやり取りする相手は同じLINE公式アカウントのままです。

費用は二本立てになります。LINE公式アカウントの月額プランと、Lステップの月額プランは別々にかかります。さらに、実際に送れるメッセージの通数は、LINE公式アカウント側のプランの上限が基準です。Lステップ側のプランで送れる通数が多くても、LINE公式アカウントの上限を超えては送れません(2026年10月時点、Lステップ公式サイトの説明より)。

機能や料金の内容は改定されることがあります。この記事の機能の説明は、2026年10月時点の各社の公式サイト・マニュアルにもとづいています。契約の前に、各社の公式ページで最新の内容をご確認ください。
古川
古川

「Lステップに乗り換える」じゃなくて「上に足す」なんですよ。ここを取り違えると、費用の見積もりがずれます。

機能を並べると、差は「人ごとの記録」に出る

少し前までは「LINE公式アカウントにはステップ配信が無いから、Lステップを入れる」という説明がよくありました。今はLINE公式アカウントにもステップ配信があります。友だち追加などをきっかけに、決めた順番と間隔でメッセージを自動で送れて、性別・年齢・エリアといった属性で分岐もできます(2026年10月時点の公式マニュアルより)。

では、どこが違うのか。表にすると次のとおりです。

LINE公式アカウントLステップ(LINE公式に追加)
絞り込み配信属性やオーディエンスで絞るタグやフォームの回答でも絞れる
ステップ配信友だち追加などで開始し、属性で分岐押したボタンや回答の内容でも分岐できる
友だちの分類チャット画面で手動のタグ付け条件に応じてタグを自動で付け外し
一人ひとりの情報チャットのノートに手で書き残す友だち情報欄に名前・日付・画像などを保存
アンケート・申込みリサーチ機能(2026年12月2日に提供終了予定)回答フォームを作り、回答を人ごとに記録
リッチメニュー管理画面からは全員に同じメニュー人ごとに出し分け・切り替え
友だちになった経路経路をステップ配信の開始条件に指定できる誰がどこから追加したかを人単位で把握

「できる・できない」だけで見ると、差は小さく見えます。違いが出るのは、友だち一人ひとりについて何を覚えておけるかです。LINE公式アカウントは、性別や年代のような大きなくくりで送り分けるのが得意です。Lステップは「このボタンを押した」「フォームでこう答えた」という、その人の行動を記録に残し、次の配信やメニューの切り替えに使えます。

LINE公式アカウントだけで足りるお店・会社

次のような使い方なら、LINE公式アカウントだけで始めて困りません。

  • 送る内容が全員ほぼ同じ(新メニュー、休業日、キャンペーンのお知らせ)
  • やり取りの中心がチャットで、スタッフが一人ずつ返している
  • クーポンやショップカードで来店を促したい
  • 友だちの数がまだ少なく、誰が誰かをスタッフが覚えていられる

例えば、駅前の美容室。お知らせは月に数回で、予約の相談はチャットで受けている。この形なら、Lステップを足しても使う機能がほとんどありません。月々の費用が増えて、見る管理画面が二つになるだけです。

古川
古川

道具を増やす前に、今のLINE公式の機能を一度ぜんぶ触ってみてください。意外と足りていたりします。

Lステップが要るのは「人によって次の一手が変わる」とき

逆に、友だちごとに次に送るべき内容が違う商売では、LINE公式アカウントだけだと手作業が増えていきます。

例えば、リフォーム会社。キッチンを考えている人と外壁を考えている人では、見せたい施工例も、確かめたいことも違います。Lステップなら、最初に「気になっている場所」をボタンやフォームで選んでもらい、その答えでタグを付けて、キッチンの人にはキッチンの話を、外壁の人には外壁の話を送り分けられます。リッチメニューも、相談済みの人には「現地調査の日程」、まだの人には「施工例を見る」と切り替えられます。

オンライン講座や個別相談型のサービスも同じです。無料体験に来た人、申込みを迷っている人、受講中の人で、送るべきことは変わります。

Lステップを検討する目安は、次の三つです。

  • 友だちを「何に興味があるか」「どの段階にいるか」で分けて送りたい
  • アンケートや申込みの回答を、LINEの中で人ごとに残したい
  • スタッフが一人ずつ覚えて対応するには、人数が多くなってきた

うちは今、全員に同じお知らせを送っているだけです。それでも入れたほうがいいですか?

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古川
古川

その段階なら、まだ入れなくて大丈夫です。分けて送る中身ができてからで、遅くないですよ。

契約の前に、紙に書いておく三つのこと

Lステップは機能が多いぶん、設定することも多いツールです。管理画面を開いてから考え始めると、タグだけが増えて誰にも使われない、ということが起きます。契約の前に、次の三つを書き出してみてください。

  1. 01分けたい相手友だちを何で分けたいか。「関心のある商品」「検討の段階」など、2〜4種類で書いてみる
  2. 02送る中身それぞれに何を送るか。分けても中身が同じなら、分ける意味はない
  3. 03受けたあとの対応申込みや相談が来たら、誰がどう返すか。返事が遅れると、仕組みが活きない

三つとも書けて、しかもLINE公式アカウントの属性やオーディエンスでは分けられない。そうなって初めて、Lステップを入れる意味が出てきます。書いてみて中身が2種類しか出てこないなら、まずLINE公式アカウントのステップ配信で試すほうが軽く済みます。

HEART CREATIONでお手伝いできること

HEART CREATIONは、LINE(Lステップ)の構築を、SNS運用や縦型動画、WEB/LPの制作と同じチームで引き受けています(サービスの一覧)。

  • LINE公式アカウントだけで足りるか、Lステップが要るかの見立て
  • LINEの構築と、そこへつなぐSNS・動画・LPを、分業せずにまとめて担当
  • 友だち数ではなく、その先の数字(予約・相談・申込みの件数)を最初に決める

初回のご相談は無料で、オンライン60分でも承ります。「何から手をつければいいか分からない」段階でかまいません。

古川
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「まだ要らないですね」とお答えすることもあります。それでよければ、気軽に聞いてください。

HEART CREATION

企画・撮影・編集・運用・LPまで、同じチームでお引き受けしています。

よくある質問

LステップはLINE公式アカウントがなくても使えますか?

使えません。LステップはLINE公式アカウントにつないで機能を広げるツールなので、先にLINE公式アカウントを開設しておく必要があります。お客さまがやり取りする相手も、もとのLINE公式アカウントのままです。

Lステップを入れたら、LINE公式アカウントの料金はかからなくなりますか?

かかります。LINE公式アカウントのプラン料金とLステップのプラン料金は別々に必要です。送れるメッセージの通数も、LINE公式アカウントのプランの上限が基準になります。

LINE公式アカウントのステップ配信とLステップのシナリオ配信は何が違いますか?

どちらも、決めた順番と間隔で自動配信できます。LINE公式アカウントは性別・年齢・エリアなどの属性やオーディエンスで分岐します。Lステップは、ボタンを押した、フォームにこう答えた、というその人の行動でも分けられます。

小さなお店でもLステップは必要ですか?

全員に同じお知らせを送る使い方なら、LINE公式アカウントだけで足ります。友だちを関心や検討の段階で分けて、違う内容を送りたくなった時点で検討すれば十分です。

Lステップのほかに似たツールはありますか?

あります。LINE公式アカウントの機能を広げる外部ツールは複数あります。機能の数で比べるより、分けたい相手と送る中身を先に決めて、それができるかで比べると選びやすくなります。

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