「市の名前ごとにページを作れば、検索で上に出る」と聞きました。対応している30の市、全部作ったほうがいいですか?

市の名前だけ入れ替えたページを30枚、はやめておきましょう。Googleが「避けて」と書いている形なんです。
「横浜市 外壁塗装」「町田市 剪定」のように、地域の名前と仕事の名前を組み合わせて探すのは、ごく自然な探し方です。家に来てもらう仕事や、通う店を探すとき、まず知りたいのは「うちの近くに来てくれるか」だからです。
そこで、対応している市区町村ごとにページを作り、市の名前だけを差し替えて同じ文を並べる、というやり方を勧められることがあります。けれどGoogleは、こうしたページをスパムのポリシーの中で、避けるべき例として挙げています。
地域名で探される会社のサイトに要るのは、ページの数ではなく、その地域で実際に仕事をしている証拠と、その土地の事情に答える中身です。この記事では、地域名で探す人が知りたいこと、避けたいページの形、地域のページの作り方、会社の情報のそろえ方を書きます。
この記事の要点
- 市区町村の名前だけを差し替えたページは作らない
- 地域のページには、その土地の現場と事情を書く
- 個別のページは、仕事の多い地域に絞って作る
地域名で探す人が、確かめたいこと
地域の名前を入れて検索する人は、仕事の中身より先に、自分の家や会社が相手の範囲に入っているかを知りたがっています。ページに置くものは、その確かめたいことから決めます。
| 確かめたいこと | ページに置くもの |
|---|---|
| うちまで来てくれるか | 対応する市区町村の一覧、出張の条件 |
| その地域で仕事をしたことがあるか | その地域の現場の写真と、どんな仕事だったか |
| いつ来てもらえるか | 拠点からの移動の目安、受付から伺うまでの流れ |
| この土地ならではの心配に詳しいか | 地域の気候・建物・道の事情と、それへの対応 |
例えば、地域の外壁塗装の会社なら、海に近い町では潮風による傷み、古い住宅地では細い道に足場の材料をどう運ぶか、といった話が出てきます。こうした話は、その地域で仕事をしている会社にしか書けません。
名前だけ差し替えたページは、作らない
Googleのスパムに関するポリシーには、避けるべき形がいくつか書かれています。地域のページに関係するのは、次の3つです(2026年10月時点)。
| Googleが避けるよう案内している形 | 地域のページで言うと |
|---|---|
| 誘導ページ(特定の地域や都市を対象にしたページを複数持ち、1つのページに人を誘導する) | 市の名前だけ違うページを並べ、どれも同じ問い合わせページへ流す |
| キーワードの乱用(都市名や地域名を羅列したテキストのかたまり) | ページの下に「対応エリア:◯◯市 ◯◯市 ◯◯市…」と検索向けに並べる |
| 大量生成されたコンテンツの不正使用(検索の言葉は入っているが、読む人にほとんど意味のないページを大量に作る) | 生成AIなどで、地域名を変えただけの文章を何十枚も作る |
読む人の側から見ても、市の名前以外が同じページは役に立ちません。隣の市のページと見比べて、同じことしか書いていなければ、その地域で仕事をしている証拠にはならないからです。

30の市の分、違う中身を書き分けるのは正直しんどいです。だから、全部の市にページは要らないんですよ。
地域のページは、その土地の材料で作る
地域のページは、2段に分けると無理なく作れます。1枚目は、対応するエリア全体をまとめたページ。2段目は、仕事が本当に多い地域だけの個別のページです。
- 01問い合わせの地域を数える過去の問い合わせや見積もりを、市区町村ごとに数える
- 02個別ページの地域を絞る仕事が多く、写真や事例がそろう地域だけを選ぶ
- 03材料を集めるその地域の現場の写真、お客さんから聞かれた質問、地域の事情、拠点からの移動の目安
- 04対応エリアのページを作る個別ページを作らない地域も含め、対応範囲と出張の条件を1枚にまとめる
- 05ページ同士をつなぐエリアのページから個別のページへ、個別のページから関係する仕事の説明へリンクする
個別のページには、その地域の現場の話を入れます。どの町で、どんな建物の、どんな仕事だったか。写真があれば、ほかの市のページとの違いがひと目で分かります。お客さんの写真や声を使うときは、載せてよいかを先に確かめます。
タイトルや見出しに地域の名前を入れるときの付け方は、同じ時期に書いたタイトルの記事にまとめています。
あわせて読みたいSEOのタイトルの付け方と見出し(h1)・説明文の書き方の基本地域の名前を並べるより、その土地の人が困ることに答えるほうが、探している人には届きます。HEART CREATIONのグループの造園事業では、剪定・伐採・草刈りの解説記事「庭の手帖」を300本以上載せています。庭を持つ人が検索しそうな質問に、1本ずつ答える形の読みものです。

海沿いの町なら潮風、坂の多い町なら車の入り方。その土地の話があると「分かってるな」と思ってもらえるんです。
会社の所在地と連絡先は、どこでも同じ書き方に
地域で探す人は、サイトのほかに、地図やGoogleビジネスプロフィールでも会社を確かめます。会社名・住所・電話番号は、サイトのフッターや会社概要と、地図の情報で同じ書き方にそろえます。地図とSNSの役割の違いは、別の記事で書いています。
あわせて読みたいGoogleビジネスプロフィールとSNSのつなぎ方。地図で確かめる人を来店へサイトの側では、ローカルビジネスの構造化データという書き方で、会社名・住所・営業時間などをGoogleに伝えることもできます。Googleは、営業時間や部門ごとの情報を伝えられると説明しています。ただし、書いたからといって検索結果に必ず表示されるわけではない、とも書いています(2026年10月時点)。まずはページの中身と、会社の情報をそろえるところからです。

「拠点から30分くらい」みたいな移動の目安が書いてあるだけで、頼む側はぐっと安心するんですよ。
地域のお客さんに見つけてもらうために
地域のページは、作って終わりではなく、現場が増えるたびに育てていくものです。HEART CREATIONでは、WEB制作から運用、SNSや動画までを同じチームで引き受けています(サービス内容)。
- 問い合わせの記録から、個別のページを作る地域を一緒に決める
- 現場の写真や事例を、地域のページに載せられる形に整える
- 公開後に、地域ごとの問い合わせの数を見て、ページを足すか見直すかを判断する
初回のご相談は無料で、オンライン60分でも承ります。

まずは、去年の問い合わせがどの市から来ていたか数えてみてください。そこから一緒に考えましょう。
よくある質問
地域SEOのために、市区町村ごとにページを作るべきですか?
全部の市区町村に作る必要はありません。地域名だけを差し替えたページを並べる形は、Googleが避けるよう案内している例に当たります。仕事が多く、その地域ならではの写真や事例がそろう地域に絞って作ります。
対応エリアの市区町村名を、ページに一覧で書いてもいいですか?
どこまで行けるかを伝えるための一覧なら、読む人の役に立ちます。避けたいのは、検索のために地域名をページの下などに大量に並べることです。Googleは、都市名や地域名を羅列したテキストをキーワードの乱用の例として挙げています。
事務所がない地域でも、検索に出られますか?
その地域で仕事をしている証拠を、サイトに書くことはできます。対応エリアと出張の条件、その地域の現場の事例を載せておくと、地域名で探している人が「来てもらえる会社だ」と確かめられます。
地域のページに、生成AIで書いた文章を使ってもいいですか?
下書きに使うことはできますが、地域名を変えただけの文章を大量に作るのは避けます。Googleは、読む人への価値を加えずに生成ツールでページを大量に作ることを、スパムの例に挙げています。その地域の現場の話や写真は、人が足します。
地域のページとGoogleビジネスプロフィールは、どちらが大事ですか?
役割が違うので、両方そろえるのがおすすめです。地図で見つけた人がサイトで詳しく確かめることもあるため、会社名・住所・電話番号の書き方を両方でそろえておきます。
