クリエイティブの日々 No.008

LPとホームページ、
何が違う?

LPとホームページの違い。役割を分けると、どちらも働きはじめる

ホームページはあるのに、LPも作ったほうがいいと言われました。何が違うんですか?

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ご相談
古川
古川

見た目は似てても、仕事が違うんです。片方に両方やらせると、どっちも中途半端になりがちで。

広告やSNSを始めようとすると、「LPを用意してください」と言われることがあります。ホームページならもうある。わざわざ別のページを作る意味があるのか、と迷う方は少なくありません。

違いは、ページに来る人の状態です。ホームページは、会社を調べに来た人が、知りたいことを自分で探す場所。LPは、広告や動画から来た人に、ひとつのことだけを伝えて、ひとつの行動をしてもらう場所。来る人が違うので、作り方も変わります。

この記事では、LPという言葉の2つの意味、ホームページとの違い、どちらが要るかの見分け方、両方を持つときの分け方を扱います。LPの中身の並べ方や1行目の書き方は、別の記事にまとめています。

この記事の要点

  • ホームページは探す場所、LPは決める場所
  • LPは1枚・1つの悩み・1つの行動で作る
  • どちらが要るかは、人が来る道で決まる

「LP」には広い意味と狭い意味がある

LPはランディングページの略で、もともとは「訪問者が最初に着地したページ」を指す言葉です。検索結果から会社の採用ページに来た人にとっては、その採用ページがランディングページになります。アクセス解析の画面に出てくる「ランディングページ」は、この広い意味です。

制作の現場で「LPを作る」と言うときは、もう少し狭い意味で使います。広告やSNSから人を呼び込むために作る、縦に長い1枚のページのことです。問い合わせ、予約、資料請求、購入など、してほしい行動がひとつ決まっていて、ページ全体がそこへ向かって組まれています。

この記事の「LP」は、後者の狭い意味です。打ち合わせで話がかみ合わないときは、相手がどちらの意味で言っているかを確かめると早く片づきます。

ホームページとLPは、来る人の状態が違う

違いを表にまとめます。

ホームページLP
来る人社名で検索した人、紹介や名刺で知った人広告や動画を見て、ひとつのことに興味を持った人
来たときの気持ちどんな会社か確かめたいさっき見たことの続きを知りたい
ページの数複数(会社概要・サービス・採用・お知らせなど)基本は1枚
ほかのページへの道メニューで自由に行き来できる外へのリンクを絞り、下へ読み進めてもらう
読む人にしてほしいこと必要な情報を自分で見つける問い合わせ・予約など、ひとつの行動
伝える範囲会社全体1つのサービス、1つの悩み

いちばん大きいのは、2行目の「来たときの気持ち」です。

例えば、地域の工務店のホームページには、新築、リフォーム、外構、会社の歴史、スタッフ紹介、施工事例、採用情報が並んでいます。社名で調べた人にとっては、知りたい場所へ自分で行けるので便利です。

一方、「お風呂のリフォーム」の動画を見てタップした人は、浴室の話の続きを知りたいだけです。トップページに着いて、新築の写真とメニューの一覧が出てきたら、浴室の話を自分で探しに行くことになります。探す手間がかかると、人はそこで戻ります。

古川
古川

ホームページは会社の玄関、LPは売り場の一角。そう考えると分けやすいですよ。

どちらが要るかは、人をどこから連れてくるかで決まる

全部の会社にLPが要るわけではありません。目安は、人をどこから連れてくるかです。

ホームページだけで足りやすいのは、次のような会社です。

  • 紹介や口コミ、社名での検索が主な入口になっている
  • 取引先や求職者が、会社の信用を確かめに来る場面が多い
  • 扱うサービスが1つで、トップページがそのまま説明になっている

LPがあったほうがいいのは、次のような会社です。

  • 広告やショート動画で、まだ会社を知らない人を連れてくる
  • 扱うサービスが複数あり、そのうち1つを強く伝えたい
  • 季節の企画やキャンペーンなど、期間を区切って集めたい
  • 施策ごとに、問い合わせが何件増えたかを数えたい

最後の項目は見落とされがちです。広告から来た人をホームページのトップに集めると、問い合わせをくれたのが広告の人なのか、社名で来た人なのか、区別しにくくなります。入口を分けておくと、何が効いたのかを後から確かめられます。

古川
古川

「とりあえずトップページに飛ばしておく」がいちばん多いんです。それで数字が読めなくなるのは、もったいないんですよね。

ホームページの代わりにLPを1枚、の落とし穴

反対に、「ホームページは大がかりだから、LPだけ作っておく」という選び方にも注意が要ります。

LPは、ひとつのことを伝えるために余計なものを削ったページです。所在地や代表者、ほかのサービス、会社の歩みは、ほとんど載っていません。広告から来た人は、LPを読んで興味を持ったあと、社名で検索して会社を確かめることがあります。そのとき会社のことが分かるページが見つからないと、問い合わせの直前で止まってしまいます。

金額の大きい買い物や、長く付き合う契約ほど、人は会社を確かめてから決めます。リフォーム、士業、法人向けの外注などです。LPで興味を持ってもらい、ホームページで安心してもらう。2つは取り替えるものではなく、受け渡すものです。

ホームページのお知らせが何年も前で止まっている場合も、LPから確かめに来た人が不安になります。LPを作るときは、ホームページの古い情報も一緒に見直してください。

両方を持つときの分け方

ホームページとLPを両方持つときは、次の順で分けると迷いません。

  1. 01入口を書き出す広告、Instagram、TikTok、検索、紹介、チラシなど、人が来る道を並べる
  2. 02入口ごとに行き先を決める社名で来る人はホームページ、動画や広告で来る人はLP、と振り分ける
  3. 03LPは1つの悩みで1枚にする浴室リフォームと外構を1枚に混ぜない
  4. 04LPから会社概要への道を1本残すページの下のほうに、ホームページへのリンクを置く
  5. 05数える場所を決めるLPごとに、問い合わせが何件あったか分かるようにしておく

3つ目の「1つの悩みで1枚」は、作りすぎを防ぐ目安にもなります。サービスが5つあっても、広告や動画で呼び込むのが2つなら、LPは2枚で足ります。

LPを開いた人が最初の1画面で何を確かめているかは、こちらにまとめています。

あわせて読みたいLPファーストビューの作り方。1行目のキャッチコピーに何を書くか

HEART CREATIONに相談できること

  • 今の入口と行き先を整理して、LPが要るかどうかから一緒に決めること
  • LPの制作(目安は6週間)と、コーポレートサイトの制作(目安は2〜3か月)。どちらも修正2回込み
  • 動画や広告で伝えたことを、LPの一行目にそのまま置く設計と、計測の準備
  • LPに人を連れてくる縦型動画・SNS運用・広告まで、同じチームで

ページだけ作って終わりにならないよう、人が来る道とセットで考えます。初回のご相談は無料で、オンライン60分でもお受けしています。ほかに何を引き受けているかはサービスの一覧をご覧ください。

古川
古川

「今はLPは要らないですね」とお答えすることもあります。まずは今の入口を聞かせてください。

HEART CREATION

企画・撮影・編集・運用・LPまで、同じチームでお引き受けしています。

よくある質問

LPとホームページ、先に作るならどちらですか?

社名で調べられることが多い会社は、ホームページが先です。広告や動画ですぐに集客を始めたい場合はLPを先に作り、会社概要が分かるページだけは用意しておきます。

LPのデザインは、ホームページとそろえたほうがいいですか?

色やロゴを合わせておくと、LPから会社を確かめに来た人が同じ会社だと分かって安心します。メニューや情報の量まで合わせる必要はありません。

ホームページの中にLPを作ってもいいですか?

同じドメインの中に置いてかまいません。その場合も、メニューからほかのページへ移りやすい普通のページにはせず、ひとつの行動に向かう作りにしておきます。

1つのサービスに、LPを何枚も作ることはありますか?

あります。同じサービスでも、悩みや入口が違う人を呼ぶなら、1行目や写真を変えたLPを分けます。中身が同じLPを増やすのではなく、相手が違うときに分けます。

LPは検索で見つけてもらえますか?

1枚に話を絞るぶん、検索で使われる言葉を幅広く拾うのには向いていません。検索からの人はホームページや記事のページで受け、広告や動画からの人をLPで受ける、と分けて考えます。

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