広告を出そうとしたら「不承認」になってしまって…。どこが悪いのかも分からないし、何度出しても通らないんです。

落ちた理由は、管理画面にちゃんと書いてあるんですよ。まずそこを読むところから始めましょう。
広告を作って送り出したのに、審査で止められる。キャンペーンの開始日が迫っていると、焦って文言をあちこち変え、もう一度出してはまた落ちる、をくり返しがちです。
審査に落ちるのには、必ず理由があります。そして多くの場合、その理由は管理画面のどこかに表示されています。引っかかった場所は、広告の言葉、画像や動画、リンク先のページ、商材や配信の設定のどれかです。場所が分かれば、直すのはその1か所で足ります。
この記事では、Meta広告とGoogle広告を例に、不承認の理由の読み方、よく引っかかる場所と言い換えの例、直して出し直すか審査のやり直しを頼むかの選び方、次から落ちないための確認の順番を書きます。
この記事の要点
- まず画面に出ている理由を読み、広告1本の問題かアカウントの問題かを見分ける
- 引っかかる場所は言葉・画像・リンク先・商材の4つ。直すのは1か所
- 誤りだと思えば審査のやり直しを頼み、同じ広告の複製はしない
まず「どこで落ちたか」を画面で読む
Meta広告の場合、審査は配信前に自動で始まり、画像・動画・文章・ターゲティングに加えて、リンク先のページも見られます。不承認になった広告は、広告マネージャで理由のポリシー名を確認でき、アカウント全体の状態は「アカウントクオリティ」で確かめられます。Google広告では、広告一覧の「ステータス」の列と、ポリシーマネージャで理由が分かります。
ここで最初に見分けたいのは、止まっているのが広告1本なのか、アカウントそのものなのかです。
| 止まっているもの | 画面での見え方 | 先にやること |
|---|---|---|
| 広告1本 | その広告だけが不承認 | 理由のポリシーを読み、その広告を直す |
| 一部の地域や条件 | Google広告で「制限付き」など | 配信はされるが届く範囲が限られる。条件を確かめる |
| アカウント | アカウント全体に制限や停止の通知 | 広告を直す前に、アカウントの問題を解決する |
アカウントに制限がかかっている状態で広告を何本直しても、配信は戻りません。順番を間違えないことが、遠回りを減らします。
引っかかる場所は4つに分かれる
理由のポリシー名を読んだら、それが広告のどこの話なのかを当てはめます。中小企業や店舗の広告でよく見かけるものを並べると、次のようになります。
| 場所 | よくある引っかかり方 |
|---|---|
| 言葉 | 見る人の健康状態や悩みを決めつける、「!!」のように記号を続ける、広告文に電話番号を直接書く(Google広告) |
| 画像・動画 | 体の一部を強調した写真、加工の強いビフォーアフター、文字だけで効果を言い切る画 |
| リンク先 | ページが開かない・エラーが出る、広告のドメインと着くページのドメインが違う、読み込みが遅い |
| 商材・設定 | 健康・金融・求人・住宅など、もともと条件や制限がある分野 |
Googleのリンク先のポリシーでは、エラーページが出るページや、404などのエラーを返すページは不承認の対象になると書かれています。広告そのものは問題なくても、行き先で落ちることがあるわけです。

LPのURLを変えたのに、広告のリンクは古いまま。開くとエラーページ。これ、本当によくあるんですよ。
商材の分野で引っかかった場合は、言い回しを変えるだけでは通らないこともあります。化粧品や健康食品のように法律で言える範囲が決まっている分野は、薬機法の記事もあわせて確かめてください。
言葉は「あなた」を主語にしないで直す
言葉で落ちる理由のうち、気づきにくいのが、見る人の特徴を決めつける書き方です。Metaの広告規定では、人種・宗教・年齢・健康状態(病気を含む)・経済的な苦しさなどについて、見る人がそうだと言い切ったり、ほのめかしたりする広告を認めていません。

広告に「あなた、薄毛で悩んでますよね」って言われたら、ムッとしません?審査も同じところを見てるんです。
直すときは、主語を「見る人」から「商品やサービスの中身」に移します。
| 落ちやすい書き方 | 直し方の例 |
|---|---|
| 「腰痛に悩むあなたへ」 | 「デスクワークの合間にできる、ストレッチの教室です」 |
| 「借金で困っていませんか?」 | 「返済の相談を、平日夜も受け付けています」 |
| 「40代のあなたの肌はもう限界」 | 「乾燥する季節に使いやすい、保湿のシリーズです」 |
| 「今すぐ予約!!!」 | 「ご予約はこちらから」 |
例えば、駅前の整骨院が「肩こりのあなたへ」と呼びかけていた広告なら、「仕事帰りに寄れる、夜9時まで開いている整骨院です」と、店の事実を前に出します。呼びかける相手は、ターゲティングの設定で絞れば十分です。
あわせて読みたいMeta広告(インスタ広告)を始める前に準備する5つのこと直して出すか、審査のやり直しを頼むか
自分ではどこも悪くないと思うんですが、それでも直さないといけないんですか?
理由を読んでも違反していないと思える場合は、審査のやり直しを頼む道があります。反対に、読んで思い当たる所があるなら、直して出し直すほうが早く片づきます。
| 状況 | 選ぶ道 | Meta広告 | Google広告 |
|---|---|---|---|
| 理由に思い当たる所がある | 直して出し直す | 広告を編集する。編集した広告は改めて審査される | 広告を編集して保存すると、自動で再審査に回る |
| 違反していないと考える | 判断の見直しを頼む | アカウントクオリティから審査のやり直しを依頼 | ポリシーマネージャから異議を申し立てる |
Google広告の異議申し立てでは、理由として「判断に異議がある」か「ポリシーに沿って修正した」を選ぶ形になっています。どちらを頼むにしても、何も変えずに同じ広告を複製して出し直すのはやめておきます。また落ちるうえ、違反をくり返したアカウントは、配信の制限や停止につながることがあるとMetaもGoogleも説明しています。
もう一つ、審査は配信の前だけではありません。Metaは、配信中の広告もあとから審査し直すことがあるとしています。一度通った広告が途中で止まったら、そのあいだにリンク先のページを変えていないかを最初に確かめてください。
次から落ちないための、出す前の確かめ方
一度落ちた理由は、同じ会社の別の広告でもくり返されがちです。出す前に、次の順で見直しておくと抜けが減ります。
- 01言葉を読む見る人の悩みや体の状態を決めつけていないか、記号を続けていないか
- 02画を見る体の一部の強調や、極端なビフォーアフターになっていないか
- 03リンク先を開くスマホで広告をタップして、エラーなく開くか、広告と同じ話が書いてあるか
- 04分野を確かめる求人・住宅・金融・健康など、条件のある分野に当たらないか
- 05記録する落ちたときの理由・直した所・結果を1行ずつ残す
最後の記録が、いちばん効きます。「この言い方で落ちた」「こう直したら通った」が社内に残っていれば、担当が替わっても同じ所で止まりません。広告の素材を作る人と出す人が別の会社なら、この記録は両方で見られる場所に置いておきます。

通ったときはうれしいですよね。でも、落ちた記録が3行たまると、次からの広告づくりがぐっと楽になるんですよ。
審査で止まらない広告づくりを、ご一緒します
審査に落ちる広告の多くは、作る段階で避けられます。HEART CREATIONでは、広告の企画・素材づくりから、配信、行き先のLPまでを同じチームで引き受けています(サービス一覧)。
- 不承認の理由を読み、直す場所と言い換えの案を出す
- 見る人を決めつけずに伝わる言い回しを、お客さんの言葉から探す
- 広告とリンク先のページの話をそろえ、計測まで含めて整える
「今止まっている広告を見てほしい」という段階で大丈夫です。初回のご相談は無料で、オンライン60分でも承ります(ご相談はこちら)。

落ちた画面のスクリーンショットを見せてもらえれば、どこで引っかかったか一緒に読みますよ。
よくある質問
一度承認された広告が、あとから不承認になるのはなぜですか?
Metaは、配信中の広告もあとから審査し直すことがあると説明しています。途中でリンク先のページを変えた、報告を受けて見直された、などがきっかけになり得ます。まずリンク先が広告と同じ内容のまま開くかを確かめてください。
審査に落ちた広告を、そのままコピーして出し直してもいいですか?
中身を変えずに複製しても、同じ理由でまた落ちる可能性が高いです。違反をくり返すとアカウントの制限につながることもあります。直す所があれば直してから、違反していないと考えるなら審査のやり直しを頼んでください。
Google広告の「不承認」と「制限付き」は何が違いますか?
不承認の広告は配信されません。制限付きは、配信はされるものの、地域や条件によって表示される範囲が限られている状態です。どちらも理由はステータスの列とポリシーマネージャで確かめられます。
広告の審査に何度も落ちると、アカウントに影響はありますか?
MetaもGoogleも、違反をくり返すアカウントには配信の制限や停止の措置をとることがあると説明しています。落ちた理由を記録して、同じ理由で落ちる広告を出さないことが、いちばんの予防になります。
