10年前に作ったFacebookページが、ほったらかしなんです。もう消したほうがいいでしょうか。

消すのはちょっと待ってください。毎日見張る場所じゃなくて、糸を垂らしておく場所なんですよ。
「Facebookはもう若い人が使っていない」「うちはInstagramに力を入れているから」。そう考えて、Facebookページを何年も更新していない会社は少なくありません。作ったときの担当者が辞めて、誰もログインできなくなっているページもあります。
答えを先に書くと、Facebookページは、多くの会社にとって「集客の主役」ではなくなりました。それでも、取引先や地域のお客さんが「この会社は今もちゃんと動いているか」を確かめに来る窓口としての役目は残っています。だから、力を入れるかどうかより先に、放置しないことを考えます。
この記事では、今のFacebookページが受け持つ役割、置いておくべき会社と後回しでいい会社の見分け方、放置したときに起きること、Instagramと一緒に少ない手間で続ける方法を書きます。
この記事の要点
- 今のFacebookページは、会社が動いているかを確かめる窓口
- 必要かどうかは、相手の年代と取引の形で決まる
- 力を入れるより、放置しない仕組みを先に作る
今のFacebookページが受け持つ役割
Facebookページは、Metaが会社やお店向けに無料で用意しているページです。個人のアカウントとは別に作り、住所や営業時間、電話番号といった基本情報を載せ、投稿やメッセージのやり取りができます。
今の役割を並べると、次のようになります。
| 役割 | 中身 | 見に来る人の例 |
|---|---|---|
| 会社が実在するかの確認 | 社名で検索したときに出てくる、最近の投稿があるか | 初めて取引する会社の担当者 |
| 基本情報の窓口 | 住所・営業時間・電話・サイトへのリンク | 店に行く前の常連さん |
| メッセージの受け口 | Messengerで質問や予約の相談を受ける | 電話をかけるほどではない人 |
| 「おすすめ」(レビュー) | 利用した人がページをおすすめするかどうかを書く | 頼むかどうか迷っている人 |
| Instagramとの連携 | Meta Business Suiteで投稿・受信・数字をまとめて扱う | 運用する担当者 |
総務省の令和7年度の調査では、Facebookの利用率は全年代で27.0%です。ただ、30代は37.4%、40代は38.9%、50代は33.1%と、働き盛りの年代では3人に1人を超えています。年代ごとの利用率とSNSの選び方は、別の記事にまとめています。
あわせて読みたいどのSNSで集客するか。インスタ・TikTok・X・YouTubeの選び方ここで見ておきたいのは、Facebookを毎日開く人が少なくても、「確かめに来る」場面はなくならないということです。例えば、町の設備工事会社に元請けから初めて声がかかったとき、相手の担当者は社名で検索して、出てきたページを開きます。そこで最後の投稿が5年前だと、「この会社、今もやっているのかな」と一瞬止まります。
置いておくべき会社、後回しでいい会社
Facebookページにどこまで手をかけるかは、お客さんの年代と取引の形で決まります。
| 置いておき、続けたい | 後回しでいい | |
|---|---|---|
| 相手の年代 | 30代〜50代の経営者・担当者・保護者が中心 | 10代〜20代が中心 |
| 取引の形 | 会社どうしの取引、紹介で仕事が来る | 一度きりの購入、ネット通販が中心 |
| 地域との関わり | 商店街・自治会・地元の団体とのつながりがある | 商圏が全国で、地域の行事と関わらない |
| 情報の種類 | 行事・休業・新しい取り組みの報告がある | 新商品の見た目だけで伝わる |
例えば、地元の工務店、税理士事務所、介護施設、学習塾のように、相手が働き盛りの世代で、紹介や地域のつながりから仕事が来る業種は、Facebookページを置いておく意味があります。反対に、10代向けの雑貨のネットショップなら、まずはほかのSNSに時間を使い、Facebookページは社名と連絡先が分かる程度で十分です。
後回しでいいほうに当てはまる場合、ページは消してもいいですか?
消さずに、基本情報だけ正しく直して残しておくのがおすすめです。社名で検索したときの見え方を自分で選べるうえ、のちに広告を出すときの準備にもなります。Meta広告の名義やページの確認は、Meta広告を始める前の準備の記事で書いています。
放置したページで起きること
更新されていないページは、ないページより困ることがあります。よくあるのは次の4つです。
- 古い情報が残る:移転前の住所、変わった電話番号、終わったキャンペーンが表に出たまま
- メッセージが放置される:お客さんの質問が何か月も読まれず、返事がないまま
- 「おすすめ」が置き去りになる:利用した人の声に、誰も返していない
- 管理者がいなくなる:作った担当者が辞めていて、誰もログインできない
いちばん困るのは、最後の管理者の問題です。直したくても直せず、乗っ取りに気づくのも遅れます。ページの権限を人ごとに付ける方法や、退職時の外し方は、SNS乗っ取り対策の記事にまとめています。
「おすすめ」は、ページの設定でオン・オフを切り替えられます。Facebookは、おすすめを書いた人が実際に商品やサービスを利用したかどうかは確かめていない、とヘルプで説明しています(2026年10月時点)。返事をする余裕がないなら、受け付けを止めておくのも1つの判断です。

最後の投稿が何年も前のページって、見た側はちょっとひやっとするんですよね。
手間をかけずに続ける方法
Facebookのために、別の投稿を毎回作る必要はありません。Meta Business Suiteを使うと、Facebookページとつないだ Instagramアカウントの投稿をまとめて作って予約でき、両方のメッセージやコメントも1つの受信箱で読めます(2026年10月時点のMetaのヘルプより)。
続けるための手順は、次のとおりです。
- 01基本情報を直す住所・営業時間・電話・サイトのリンクを今のものにする
- 02管理者を2人以上にする会社のアカウントで権限を付け、1人に頼らない
- 03InstagramとつなぐMeta Business Suiteで、投稿と受信箱をまとめる
- 04Facebook向けに一文だけ変える同時に出す投稿でも、最初の一文は取引先や地域の人に向けて書き直す
- 05月1回だけ見るメッセージ・おすすめ・基本情報を、決まった日に確かめる
4つ目の一文が、地味に効きます。Instagramでは「新作のタルトが焼けました」で伝わる投稿も、Facebookでは「今月から、法事や会合向けの焼き菓子の詰め合わせも承ります」と書いたほうが、見ている世代に届きます。同じ写真でも、読む人に合わせて入口の言葉だけ変えるわけです。

全部を同時投稿にして、Facebookには一文だけ足す。それくらいの力加減で十分続きますよ。
Facebookページの見直しから、お手伝いします
Facebookページは、ほかのSNSと役割を分けて考えると、手間をかける場所がはっきりします。HEART CREATIONでは、SNSの企画・運用からサイトまで同じチームで引き受けています(サービス内容はこちら)。
- 今のページを見て、残す・直す・止めるの判断を一緒にする
- InstagramとFacebookの投稿を、手間を増やさずに出し分ける形を決める
- 取引先や地域の人がページから問い合わせへ進めるよう、サイトの受け口も整える
初回のご相談は無料で、オンライン60分でも承ります。「Facebookをどうするか決めかねている」という段階でかまいません。

月に数回でも、ちゃんと続いているページは信用になります。こつこつでいいんです。
よくある質問
Facebookページは無料で作れますか?
Facebookページは、Metaが会社やお店向けに無料で用意しているページです。費用がかかるのは、投稿を広告として配信する場合です。
Facebookページと個人アカウントは何が違いますか?
個人アカウントは本人として使うもので、Facebookページはその個人アカウントから作って管理する、会社やお店のためのページです。ページには複数の人に権限を付けて、一緒に管理できます。
更新していないFacebookページは削除したほうがいいですか?
削除より、住所・電話・営業時間・サイトのリンクを今のものに直して残すことをおすすめします。社名で検索した人が正しい連絡先にたどり着けるうえ、のちに広告を出すときの準備にもなります。
FacebookとInstagramに同じ投稿をしてもいいですか?
かまいません。Meta Business Suiteを使えば、両方の投稿をまとめて作って予約できます。見ている人の年代や関わり方が違うので、最初の一文だけはそれぞれに向けて書き直すと届きやすくなります。
Facebookページの「おすすめ」はオフにできますか?
ページの設定から、おすすめのオン・オフを切り替えられます(2026年10月時点)。返事をする体制がないうちは止めておき、返せるようになってから受け付ける、という判断もできます。
