レジ横にQRコードを置いたのに、LINEの友だちが月に数人しか増えません。

置いただけだと、まず目に入らないんですよ。どこで、何と引き換えに追加してもらうかを決めると変わります。
LINE公式アカウントを開設して、QRコードを印刷してレジ横に貼る。多くのお店がここから始めます。ところが数か月たっても友だちは数十人のまま、ということがよくあります。
理由は単純で、お客さんの側に「いま追加する理由」と「その場で追加できる手軽さ」の両方がそろっていないからです。QRコードは場所の話で、理由の話ではありません。どちらか片方だけでは、スマホを取り出してもらえません。
この記事では、追加してもらう理由のつくり方、QRコードやURLを置く場所、追加した直後の一通、どこから増えたかを数える方法を書きます。配信の頻度や中身、予約の受け方は別の記事で扱います。
この記事の要点
- 友だち追加は「理由」と「場所」の組み合わせで決まる
- お客さんの手が止まる瞬間にQRコードを置く
- 経路ごとにQRコードを分け、増えた場所を残す
増えないのは「追加する理由」が書かれていないから
「LINE始めました」とだけ書いたPOPは、お店の事情を伝えているだけです。お客さんが知りたいのは、追加すると自分に何があるのか、のほうです。
理由には大きく分けて二つあります。その場で一度だけ得をする理由と、追加したあとも続けて便利な理由です。
| 理由の種類 | 例 | 向いている業種 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| その場の特典 | 初回クーポン、ドリンク1杯、粗品 | 飲食店、小売店 | 使い終わると、つながる理由がなくなる |
| 続く便利さ | LINEで予約できる、空き状況が分かる | 美容室、整体院、教室 | 本当にLINEで済むように中を整えておく |
| ここでしか届かない情報 | 入荷の連絡、施工例、限定の案内 | 工務店、専門店、学習塾 | 何がどのくらい届くかを先に伝える |
特典が悪いわけではありません。ただ、特典だけで集めた友だちは、特典を使ったあとに関係が切れやすくなります。例えば駅前のパン屋なら「焼き上がり時間をLINEでお知らせ」のように、追加したあとも役に立つ理由を一つ並べておくと、特典を使い終わっても残ってもらいやすくなります。

クーポンだけで集めると、使った翌日にブロック、も起こりがちで。これ、地味に泣けるんですよ。
置き場所は「お客さんの手が止まる瞬間」
QRコードを置く場所は、店内の空いている壁ではなく、お客さんがスマホを触る余裕のある瞬間に合わせて選びます。会計を待っている間、料理が出てくるまでの間、施術後に次回の予約を話す間。手が止まっている時間に、目の前にあることが大事です。
| 接点 | 置く場所・タイミング | 添える一言の例 |
|---|---|---|
| 店頭 | 会計待ちのカウンター、テーブル、待合の椅子 | 「次回はLINEから予約できます」 |
| 紙 | ショップカード、領収書、納品書、チラシ、名刺 | 「施工例はLINEでお送りしています」 |
| Web | サイトの予約ページ、問い合わせの完了画面 | 「返信はLINEでも受け取れます」 |
| SNS | Instagramのプロフィール、ショート動画の最後 | 「続きはLINEで受け取れます」 |
| 人 | スタッフが会計や見送りのときに声をかける | 「よかったらこちらから」 |
LINE公式アカウントの管理画面には「友だち追加ガイド」があり、URL、QRコード、Webサイトに貼る友だち追加ボタン、店頭用のポスターを用意できます。認証済みアカウントなら、三角POPやステッカーなどのノベルティも購入できます(2026年10月時点の公式マニュアルより)。
なかでも効くのが、表のいちばん下、スタッフのひと言です。例えば整体院なら、施術後に次回の話をするときに「次からはLINEで予約できますよ」と、その場でQRコードを見せる。紙を置いておくより、ずっと追加されやすくなります。

声かけは、言う場面とセリフを一つに決めてから頼んでください。「余裕があれば」だと続きません。
追加した直後の一通までが導線
友だち追加ボタンを押したあと、最初に届くのが「あいさつメッセージ」です。ここで何も伝わらないと、せっかく追加してもらっても、何のアカウントか分からないまま埋もれていきます。
あいさつメッセージは、友だち追加されたときに自動で送られます。ブロックを解除して再び追加した人にも送るかどうかは、「はじめて友だち追加されたときにのみ送信」の設定で選べます。Web版の管理画面からは、クーポンを含めることもできます(2026年10月時点の公式マニュアルより)。
入れておきたいのは次の三つです。
- お礼と、このアカウントから何が届くか
- どのくらいの頻度で届くか(約束できる範囲で)
- 最初に一つだけやってほしいこと(クーポンの受け取り、メニューを開く、など)
例えば学習塾なら、「体験授業の空き状況と、定期テスト前の学習のコツをお送りします。お知らせは月に数回です。まずは下のメニューから体験授業の日程をご覧ください」。これで、何のために追加したのかが本人の中でつながります。
あいさつメッセージは、お礼だけ短く送ればいいと思っていました。

お礼だけだと、次に何をすればいいか迷うんです。「まずはここを押してください」まで書いてあげてください。
経路ごとにQRコードを分けて、増えた場所を残す
置き場所を増やしたら、どこから増えたのかを分けて数えます。全部同じQRコードにしておくと、レジ横が効いたのか、ショップカードが効いたのか、あとから分かりません。
LINE公式アカウントでは、友だち追加ガイドから「友だち追加経路」を作ると、経路ごとに専用のURL・QRコード・ボタンが発行されます。結果は「分析」の「友だち」にある「追加経路」で確認でき、期間は最大90日まで選べます。ただし、1日あたりや期間内で20件に満たない数値は表示されず、「その他」にまとめられます(2026年10月時点の公式マニュアルより)。小さなお店では、週単位より月単位で見るほうが数字が読みやすくなります。
- 01接点を書き出す店頭・紙・Web・SNS・人のうち、いま使っている場所を一覧にする
- 02経路を分ける場所ごとに専用のQRコードとURLを作り、印刷物にも別々のものを載せる
- 03ひと月置いて見る経路ごとの友だち追加数を比べ、増えていない場所を確かめる
- 04一か所だけ変える弱い場所の一言や置く位置を一つだけ変え、次のひと月で比べる
広告で友だちを集める「友だち追加広告」もありますが、まずは来店や問い合わせのあるお客さんが、その場で追加できる形を整えるのが先です。今いるお客さんが追加しない導線に、広告で人を流しても残りにくいからです。
友だちを増やすこと自体がゴールではありません。増えた友だちが予約や来店につながっているかは、増えた数とは別に見ていく必要があります。再生数と売上の関係と同じで、数だけを追うとずれていきます。
あわせて読みたい再生数と売上が比例しない理由。バズっても売れない動画のずれ導線づくりでHEART CREATIONに頼めること
HEART CREATIONは、LINE(Lステップ)の構築を、SNS運用・縦型動画・WEB/LP制作と同じチームで引き受けています(サービスの一覧)。
- 店頭・紙・Web・SNSの接点を洗い出し、経路ごとのQRコードとURLを設計する
- ショート動画やLPから、LINEの友だち追加までを一続きで組む
- 友だち数ではなく、予約や相談の件数を最初の目標として決める
LINE公式アカウントだけで足りるのか、Lステップまで要るのかの見立ても含めてお話しできます。初回のご相談は無料で、オンライン60分でも承ります。

QRコードの置き場所を一緒に見直すだけでも大丈夫です。気軽に声をかけてください。
よくある質問
LINE公式アカウントの友だちを増やすのに費用はかかりますか?
QRコード、URL、友だち追加ボタン、ポスターは管理画面から用意でき、それ自体に追加の費用はかかりません。友だち追加広告や、認証済みアカウント向けのノベルティ(三角POPなど)は有料です。
友だち追加の特典は何にすればいいですか?
その場のクーポンだけでなく、追加したあとも続く便利さを一つ添えるのがおすすめです。予約できる、空き状況が分かる、入荷の連絡が届くなど、お店の使い方に合わせて選びます。
QRコードとURLはどう使い分けますか?
紙や店頭のように、お客さんが目の前にいる場所ではQRコードを使います。Instagramのプロフィールやメール、Webサイトのように画面の上で押してもらう場所では、URLやボタンを使います。
どこから友だち追加されたかを確認する方法はありますか?
友だち追加経路を作ると、経路ごとに専用のURLとQRコードが発行され、分析画面の「追加経路」で数を比べられます。数が少ない期間は「その他」にまとめられるため、ある程度の期間でまとめて見ると読み取りやすくなります。
すでに来店しているお客さんに友だち追加してもらうにはどうしますか?
会計や次回予約の話をするタイミングで、スタッフが一言添えてQRコードを見せるのが確実です。ショップカードや領収書にQRコードを載せておくと、家に帰ってからの追加にもつながります。
