クリエイティブの日々 No.077

企業のライブ配信は
企画と準備で決まる

企業のライブ配信、何をすればいいか。インスタライブで売る・伝える企画と準備

インスタライブをやってみたら、見に来たのが数人で、何を話せばいいのか分からないまま終わってしまいました。

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ご相談
古川
古川

「人が集まるまでちょっと待ちますね」って始まるライブ、見てる側はこうなっちゃうんですよ。

ライブ配信は、録画した動画と違って、その場で見ている人とやり取りができます。新商品の質問に答えながら紹介する、説明会をそのまま配信する。うまくはまれば、投稿よりずっと近い距離で話ができます。けれど、思いつきで始めると、何を話すか迷っているうちに見ている人が離れていきます。

ライブで成果を出す会社は、配信中の話のうまさより、始める前の企画と準備で差をつけています。目的を1つに決め、質問が来る場面を進行表に入れ、告知と役割分担を済ませておく。終わったあとの使い道まで考えてから、配信ボタンを押します。

この記事では、ライブが向く目的、各アプリで配信できる条件、進行表の組み方、前日までの準備、終わったあとに残すものを書きます。機材と回線の話は、この記事では扱いません。

この記事の要点

  • ライブが向くのは、その場で質問に答えられる場面
  • 話す順番は台本でなく、時間で区切った進行表で組む
  • 話す人とコメントを拾う人を分けて、2人以上で回す

ライブが向くのは「その場で答える」とき

ライブの強みは、見ている人の質問にその場で答えられることです。一方的に話すだけなら、編集した動画の方が短く、分かりやすく伝えられます。ライブを選ぶのは、質問が来そうな場面です。

目的例ライブが向く理由
売る洋服店が新作を着比べて紹介するサイズ感や色の見え方を、聞かれたその場で見せられる
説明する学習塾の入塾説明会を配信する会場に来られない保護者の質問にも答えられる
裏側を見せる和菓子店の仕込みを見せながら話す作っている人に直接聞ける距離感が出る
相談に答える住宅会社が間取りの質問に答える回を開く個別の相談の前に、よくある質問をまとめて解ける

どの目的でも、ライブで増やしたいのは見ている人数ではありません。来店の予約、説明会の申し込み、商品の購入など、ライブのあとに起きてほしいことを1つ決めておきます。

古川
古川

コメントで質問が来た瞬間、ライブっていちばん面白くなるんですよ。

各アプリで配信できる条件(2026年10月時点)

ライブ配信は、どのアカウントでもすぐ始められるとは限りません。各社の公式の説明では、条件は次のとおりです。

アプリ配信できる条件準備に使える機能
Instagramフォロワー1,000人以上の公開アカウントライブ配信の予約(スマホのアプリ)
TikTok18歳以上で、一定のフォロワー数があること(数は国・地域で異なる)―
YouTubeスマホからの配信はチャンネル登録者50人以上。チャンネルの確認とライブ配信の有効化が必要で、有効化から最初の配信まで最大24時間かかることがある配信の予約、練習モード(スマホ配信のみ・段階的に提供)

立ち上げたばかりのアカウントでは、まず配信の条件を満たせないことがあります。ライブは、ふだんの投稿でアカウントが育ってから使う手段と考えておく方が現実的です。条件は変わることがあるので、配信を予定する前に、自社のアカウントの画面で確かめてください。

YouTubeでは、配信を終えるとチャンネルにアーカイブが作られ、配信から自動で抜き出したハイライトをショート動画として保存できる場合もあります(公式ヘルプによる)。

話す順番は「進行表」で組む

ライブの台本を一字一句書く必要はありません。代わりに、時間で区切った進行表を作ります。例えば、駅前の眼鏡店がフレームの選び方を30分で配信するなら、こうなります。

時間やること
0〜3分今日のテーマと、終わる時間を言う。すぐ1本目のフレームを掛けて見せる
3〜12分顔の形が違うスタッフ2人で、同じフレームを掛け比べる
12〜22分コメントの質問に答える。来なければ、先に集めた質問を読む
22〜27分今日の話を3つにまとめる
27〜30分来店の予約の方法を言い、説明欄にも書いておく

最初の3分で待たないことが一つ目の決まりです。途中から入ってくる人がいるので、区切りごとに「今日はフレームの選び方の話をしています」と言い直します。二つ目は、質問に答える時間を表の中に先に取っておくこと。ここを決めておかないと、話す人が一人で喋り続けて終わります。

売るためのライブでは、価格・購入の方法・在庫を、口で言うだけで終わらせないようにします。後から見た人にも分かるよう、説明欄や投稿の本文に書いておきます。「今日だけの特典」をうたうなら、本当にその日だけにします。

話す人が1人だと、コメントを読みながら話すのは難しそうです。

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ご相談

難しいです。だから、役割を分けます。

古川
古川

話す人とコメントを拾う人、最低2人で回してください。1人だと質問を見落とします。

前日までにやっておくこと

  1. 01告知する数日前から投稿やストーリーズで、日時・テーマ・終わる時間を知らせる。予約の機能があれば使う
  2. 02質問を先に集めるストーリーズの質問の機能などで、当日答える質問を集めておく
  3. 03役割を決める話す人、コメントを拾って伝える人、困ったコメントを非表示にする人を決める
  4. 04言わないことを決める価格・在庫・効果について、言い切ってはいけないことを確認する
  5. 05一度通してみる練習の機能や、身内だけが見られる状態で、進行表どおりに通す

コメントの中には、答えにくい質問や、荒らしのような書き込みも来ます。どこまで答えるか、何を非表示にするかは、ふだんのコメントの対応と同じ決まりで構いません。前もってコメントとDMの返し方の決まりを作っておくと、当日迷いません。

終わったあとに残すもの

ライブは、配信が終わってからも使えます。とくに、質問に答えた場面は、そこだけ切り出すと1本のショート動画になります。

あわせて読みたい長尺動画からショートを切り出す。選ぶ場面と縦に直す編集のコツ

もう一つ、ライブで来た質問は、そのまま次の投稿のネタになります。答えきれなかった質問は、後日の投稿で答えると約束しておくと、次も見に来てもらう理由になります。

振り返りで見るのは、見ている人の数より、来た質問の数と、ライブのあとに起きたことです。予約や申し込みの数を、配信した日の前後で並べて見ます。

ライブ配信の前後を、HEART CREATIONがお手伝いします

ライブは、配信の前の企画と、終わったあとの使い道で成果が変わります。HEART CREATIONでは、企画・撮影・編集・運用を同じチームで引き受けています。

  • ライブで増やしたい数字を決め、目的に合った回の企画と進行表を作ること
  • ライブで答えた場面を切り出したショート動画の編集
  • ライブを見た人が予約や購入に進めるLP・LINEの設計
  • ふだんの投稿の運用と、ライブを入れる時期の組み立て

「ライブをやるべきかどうか」の段階でのご相談でも構いません。初回のご相談は無料で、オンライン60分でも承ります。

古川
古川

1回目は完璧じゃなくて大丈夫です。進行表を1枚作るところから、一緒にやりましょう。

HEART CREATION

企画・撮影・編集・運用・LPまで、同じチームでお引き受けしています。

よくある質問

インスタライブは、フォロワーが少なくてもできますか?

2026年10月時点のInstagramの説明では、ライブ配信を始められるのはフォロワー1,000人以上の公開アカウントです。条件に届かないうちは、ふだんの投稿やストーリーズで質問に答える形から始めるのが現実的です。

企業のライブ配信は、何分くらいがいいですか?

決まった長さはありません。始める前に終わる時間を決め、告知と冒頭で伝えておきます。進行表を作ってみて、質問に答える時間が十分に取れる長さにします。

ライブ配信でコメントが来ないときは、どうすればいいですか?

事前にストーリーズなどで集めておいた質問を読み、答えていきます。「この2つならどちらが気になりますか」のように、一言で返せる問いかけを入れると、書き込みが生まれやすくなります。

ライブ配信で商品を売るときに、気をつけることはありますか?

価格・購入の方法・在庫を、口で言うだけでなく説明欄などに書いておきます。「今日だけ」「残りわずか」と言うなら事実に合わせ、効果を言い切る表現は避けます。

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