LPを作りたいんですが、何から並べればいいのか分かりません。よそのLPを見ても、順番がばらばらで。

正解の順番を探すより、読む人がどこで何を疑問に思うか、順に書き出すほうが早いんですよ。
LPを作ろうとして参考になりそうなページを集めると、悩みから始まるもの、実績から始まるもの、料金が上のほうにあるものと、並べ方がまちまちです。どれをまねすればいいのか、かえって分からなくなります。
並べ方の軸は1つです。LPを上から読む人の頭には、「自分向けか」「本当か」「どうすればいいか」と、疑問が順番に湧いてきます。その疑問が湧くところに、答えを置いていく。疑問より先に答えを出しても読まれず、答えが遅れると、そこで読むのをやめられます。
この記事では、上から並べる8つのブロック、上半分と下半分で答えること、ボタンの置き場所、商材に合わせた型の伸び縮みをまとめます。
この記事の要点
- 並べる順番は、読む人の疑問が湧く順番
- 上半分は「自分のことだ」、下半分は「本当に?」
- ボタンは、決めたくなる場所ごとに置く
LPは、読む人の疑問が湧く順に並べる
外壁塗装の会社が、無料点検の申し込みを集めるLPを作るとします。上から並べるブロックと、そこで読む人の頭に浮かぶ疑問は、次のとおりです。
| 順 | ブロック | 読む人の疑問 | 外壁塗装の例 |
|---|---|---|---|
| 1 | ファーストビュー | 自分向けか | 壁を触ると白い粉がつく家の方へ |
| 2 | 悩み | 分かってくれているか | 色あせ、ひび、飛び込み営業への不安 |
| 3 | 解決の中身 | 何をしてくれるのか | 点検で見るところ、工事の中身 |
| 4 | 選ぶ理由 | ほかと何が違うのか | 点検の結果を写真で残して渡す |
| 5 | 根拠 | 本当か | 塗る前と後の写真、お客さんの声 |
| 6 | 流れと条件 | 頼んだらどうなるか | 申し込みから工事完了まで、費用の決まり方 |
| 7 | よくある質問 | まだ残っている不安 | 住みながら工事できるか |
| 8 | 申し込み | どうすればいいか | 無料点検を申し込むボタン |
順番を崩すと何が起きるかは、料金表を例にすると分かりやすいです。料金表を2番目に置くと、読む人は中身も違いも知らないまま、金額だけで高い・安いを決めます。6番目に置けば、点検で何を見て、どんな工事をするかを読んだあとなので、金額の意味が伝わります。
1番目のファーストビューは、LPの中でいちばん読まれる場所です。ここの1行目の作り方は、別の記事にまとめています。
あわせて読みたいLPファーストビューの作り方。1行目のキャッチコピーに何を書くか上半分は「自分のことだ」から「これで変わりそう」まで
2番目の悩みと3番目の解決の中身は、読む人に「自分のことだ」「これなら変わりそう」と思ってもらう場所です。
悩みのブロックでよく見るのが、「こんなお悩みはありませんか?」のあとに、チェックマーク付きの箇条書きが7つも8つも並ぶ形です。数が多いと、読む人は自分に当てはまるものを探す作業をすることになります。悩みは3つほどに絞り、お客さんが実際に口にする言い方で書きます。「塗膜の劣化」ではなく「壁を触ると手が白くなる」です。
悩みのすぐあとには、解決の中身を置きます。悩みと解決のあいだに会社の紹介や代表のあいさつを挟むと、「で、どうしてくれるの?」という気持ちが宙に浮きます。悩みと解決は、離さずに続けて読ませるのが基本です。
解決の中身は、会社がする作業の順ではなく、受け取る側が体験する順で書きます。「足場を組む、高圧洗浄、下塗り」と並べるより、「点検の日に、30分ほど家のまわりを一緒に見て回ります」のほうが、頼んだあとの自分を思い浮かべやすくなります。

LPの上のほうに「会社の想い」が長く載ってると、読む手がそこで止まっちゃうんですよね。
下半分は「本当に?」と「どうすれば?」に答える
4番目から7番目は、興味を持った人の「本当に?」「頼んだらどうなる?」に答える場所です。
選ぶ理由は、3つまでに絞ります。「丁寧」「安心」「高品質」のような、どの会社も言える言葉は理由になりません。「点検の結果を写真付きで渡すので、ほかの会社の見積もりと比べられる」のように、読む人が比べられる形で書きます。
根拠は、選ぶ理由を裏づけるものを置きます。塗る前と後の写真、お客さんの声、資格や保証の中身などです。数字を載せるなら、実際にそう言えるものだけにします。お客さんの声を載せるときは、ご本人の了承を取っておきます。
流れと条件は、見落とされやすいブロックです。申し込んだあとに電話が来るのか、点検の日はどう決まるのか、見積もりを見てから断ってもいいのか。ここが書かれていないと、興味のある人ほど「申し込んだら断りにくくなるのでは」と手が止まります。費用は金額そのものより、何で決まるのかを書くと、問い合わせる前の不安が小さくなります。
よくある質問には、電話やメールで実際に聞かれたことを、聞かれた言い方のまま並べます。

ボタンが一番下に1つだけだと、途中で「もう頼みたい」と思った人を、みすみす逃しちゃうんですよ。
ボタンは、決めたくなる場所ごとに置く
申し込みのボタンを、ページの最後に1つだけ置くLPは少なくありません。読む人が「頼もう」と決める場所は、人によって違います。ファーストビューで決める人もいれば、写真を見て決める人も、よくある質問まで読んでから決める人もいます。
ボタンを置く目安は、次の3か所です。
- ファーストビュー:すでに頼む気で来た人のため
- 根拠のあと:写真や声を見て、気持ちが動いた人のため
- 最後:全部読んでから決める人のため
置くボタンは、どこでも同じ文言・同じ行き先にします。場所によって「お問い合わせ」「資料請求」「無料点検」と変わると、どれを押せばいいのか迷わせます。スマホでは、画面の下にボタンを固定しておく形もよく使われます。
型は、商材に合わせて伸び縮みさせる
8つのブロックは型であって、全部を同じ分量で並べる必要はありません。商材によって、厚くするところと短くしていいところが変わります。
| 商材の性質 | 厚くするところ | 短くしていいところ |
|---|---|---|
| 身近ですぐ決まる(体験レッスン、飲食店の予約など) | ファーストビュー、流れと条件 | 選ぶ理由、根拠 |
| 金額が大きく検討が長い(リフォーム、法人向けの外注など) | 根拠、流れと条件、よくある質問 | 悩み(短く的確に) |
| すでに知っている人向け(既存のお客さん向けの企画など) | 条件を上のほうへ移す | 悩み、解決の中身 |
動画や広告から来る人は、動画の中で悩みへの共感をすでに済ませています。その場合は悩みのブロックを短くし、動画の続きにあたる話を上へ寄せます。動画とLPのつなぎ方は、こちらで扱っています。
あわせて読みたい動画とLPの訴求をそろえる。タップした人を迷わせないつなぎ方公開したあとは、どのブロックで読むのをやめる人が多いかを、スクロールの到達を測るツールなどで確かめます。大勢が離れる場所があれば、その手前のブロックの順番や長さを見直します。
LPの構成から相談できます
- 構成案づくり:読む人の疑問を書き出し、8つのブロックを商材に合わせて組み直すところから
- LPの制作:構成に合わせた撮影と制作まで(目安は6週間、修正2回込み)
- 動画・広告との訴求合わせ:動画で伝えたことを、LPの一行目にそのまま置く設計
- 計測の準備:どのブロックで離れ、どこから申し込みがあったかを確かめられるように
企画・撮影・編集から運用・広告・LP制作まで、同じチームで引き受けています。初回のご相談は無料で、オンライン60分でもお受けしています。ほかに引き受けていることはサービスの一覧にまとめています。

今のLPを上から一緒にスクロールしながら、どこで疑問が置き去りになってるか見ていきましょう。
よくある質問
LPの構成案は、何から書き始めればいいですか?
ページの文章からではなく、読む人の疑問を書き出すところから始めます。電話やメールで実際に聞かれたことを並べ、それに答える順番を決めると、ブロックの並びが見えてきます。
LPに料金は載せたほうがいいですか?
載せられるなら、流れと条件のブロックに置きます。金額が案件ごとに変わる場合は、何で費用が決まるのかを書いておくと、問い合わせる前の不安が減ります。
LPの長さは、どれくらいが適切ですか?
決まった長さはありません。すぐ決まる商材なら短く、金額が大きく検討が長い商材なら、根拠や流れを厚くして長くなります。読む人の疑問に答え終わったところが、そのLPの長さです。
会社概要や代表のあいさつは、LPに入れないほうがいいですか?
入れるなら、ページの下のほうに短く置きます。上のほうに置くと、悩みと解決のあいだに挟まって、読む流れが止まりやすくなります。
他社のLPの構成をまねしてもいいですか?
並べ方の参考にするのはかまいませんが、文章や写真をそのまま使うのはやめてください。同じ型でも、自分のお客さんが抱く疑問の順番に合わせて組み直すほうが、読まれるLPになります。
