クリエイティブの日々 No.120

アカウントを分けるか
まとめるか

SNSのアカウントは店舗ごと・ブランドごとに分けるか。まとめるかの判断

2店舗目を出すことになりました。インスタは店舗ごとに分けたほうがいいですか。それとも今のアカウントで両方出すべきですか。

?
ご相談
古川
古川

アカウントを作るのは一瞬です。続けるほうが体力仕事なんですよ。そこから考えましょう。

店舗が増えた、新しいブランドを立ち上げた。そのときに迷うのが、SNSのアカウントを分けるかどうかです。分ければ情報が整理されて見えます。一方で、作る投稿の量は店舗やブランドの数だけ増えます。

判断の軸は3つです。見る人が違うか。来られる場所が違うか。それぞれのアカウントに投稿を作り続ける人がいるか。3つとも「はい」なら分ける。どれかが「いいえ」なら、まずはまとめておいて、中身を見分けやすくする工夫から始めます。

この記事では、判断の表、分けずに整理する中間のやり方、分けたあとの名前とつなぎ方、止めるときの片づけまでを書きます。

この記事の要点

  • 分けるかは「見る人・来られる場所・作る人」の3つで決める
  • 迷ったらまとめて始め、投稿の中で店舗を見分けやすくする
  • 分けたら名前をそろえ、止めるときは放置せず片づける

分けるか、まとめるか。3つの問いで決める

問い「はい」なら分ける理由になる「いいえ」ならまとめる理由になる
見る人が違うか若い人向けの店と家族向けの店。同じ投稿が両方に響かない客層がほぼ同じ。どちらの店の投稿も同じ人が見て楽しめる
来られる場所が違うか県をまたぐなど、片方の店には行けない人が多い同じ駅の近くなど、どちらにも行ける距離
作る人がいるか店舗ごとに投稿を作る担当と時間がある本部の1人が全部作る

いちばん見落としやすいのが3つ目です。例えば、市内に3店舗あるカフェが店舗ごとにアカウントを作り、本部の担当者1人で回すとします。1つのアカウントに週3本出していたなら、同じ頻度を保つには週9本が必要です。結局どれも更新が途切れ、3つとも動いていないアカウントになる。分けたことで、むしろ見る人に「やっていない店」と映ってしまいます。

古川
古川

3店舗ぶん毎日別々の投稿を作るなんて、想像しただけで倒れそうです。人の数から逆算してくださいね。

店舗ごとに分けるのが向くとき、ブランドごとに分けるのが向くとき

同じ「分ける」でも、店舗で分けるのとブランドで分けるのとでは、理由が違います。

店舗ごとに分けるのが向くのは、来店の判断に、その店だけの情報が要る業種です。美容室の担当者の空き状況、飲食店の今日のおすすめ、教室の時間割。見る人が知りたいのは「自分が行く店」の今日の話なので、ほかの店舗の投稿が混ざると探しにくくなります。地図で店を探す人に向けた情報は、もともと店舗ごとに持つものです。SNSとの分け方は別の記事で書いています。

あわせて読みたいGoogleビジネスプロフィールとSNSのつなぎ方。地図で確かめる人を来店へ

ブランドごとに分けるのが向くのは、売っているものや客層が大きく違うときです。例えば、同じ会社が住宅リフォームとカフェを営んでいる場合。リフォームを検討している人にカフェの新メニューは関係なく、カフェ好きの人に外壁塗装の話は届きません。1つのアカウントにまとめると、どちらの人にも「何のアカウントか分からない」状態になります。

HEART CREATIONも、グループの造園事業の発信は、このサイトとは別の場所に置いています。剪定や伐採の読みもの(庭の手帖)を探しに来る人と、SNSや動画の相談を考える人とでは、知りたいことがまったく違うからです。

分けずに整理する、中間のやり方

3つの問いのどれかが「いいえ」でも、店舗ごとの情報は出したい。そんなときは、1つのアカウントのまま見分けやすくします。

  1. 01投稿の最初に店舗名を入れる画像の決まった位置と、キャプションの一文目に「◯◯駅前店」と書く
  2. 02店舗ごとに色や目印を決める写真の隅の目印を店舗で変え、一覧でも見分けられるようにする
  3. 03ハイライトを店舗別に作るストーリーズを店舗ごとのハイライトにまとめ、場所・営業時間・予約先を置く
  4. 04プロフィールのリンク先で分けるリンク先のページで店舗を選んでから、予約や地図に進めるようにする

これなら、作る人は1人のままでも、見る人は自分の行く店の情報にたどり着けます。投稿が増え、店舗ごとに反応の違いがはっきりしてきたら、そこで分けるかを考え直せば十分です。

古川
古川

最初は身軽に、1つから。分けるのは、あとからでも遅くないんですよ。

分けたら、名前とつなぎ方をそろえる

分けると決めたら、見る人が迷わない形にそろえます。

そろえるもの例
アカウント名「ブランド名_地名」のように、同じ並びで付ける
プロフィールの1行目どのブランドの、どの店舗かを最初に書く
アイコンブランドのロゴは同じにして、店舗名だけ変える
互いのリンク店舗アカウントから本体へ、本体から各店舗へたどれるようにする
ログインと権限会社のメールで登録し、誰がどのアカウントを触れるか一覧にする

よくあるのは、本体のアカウントをブランドの顔にして、店舗アカウントは「今日の情報」を出す役に分ける形です。本体はブランドの考え方や新商品、採用の話。店舗は今日の空き、スタッフの顔、店頭のおすすめ。役割が決まっていれば、同じ投稿を両方に出すかどうかで迷う場面も減ります。

アカウントが増えるほど、ログインの管理も増えます。担当者の個人のスマホとメールアドレスだけで作ると、異動や退職のときに入れなくなります。権限の付け方は、乗っ取り対策の記事にまとめています。

あわせて読みたいSNS乗っ取り対策。会社のアカウントを守る二段階認証・権限・退職時の手順

止めるときは、放置せずに片づける

店舗を閉めた、ブランドをやめた。そのとき動かないアカウントをそのままにすると、検索した人が古い営業時間や閉店した店の情報を見ることになります。

止めるときは、最後の投稿で「この店舗は◯月で閉店しました。ほかの店舗の情報はこちら」と書き、プロフィールにも同じことを書いて、続いているアカウントへのリンクを置きます。しばらくその状態で残してから、アカウントを閉じるかを決めます。まとめ直すときも同じで、残すアカウントを先に決め、移る旨を両方で知らせてから片方を止めます。

アカウントの設計から、HEART CREATIONでお手伝いできること

HEART CREATIONは、SNSの企画・撮影・運用・WEB制作を同じチームで受け持っています。アカウントを分けるかどうかも、作る人の数と、その先で増やしたい数字(来店・予約・応募など)から一緒に考えます。

  • 店舗・ブランドごとの客層と商圏を整理し、分けるかまとめるかを決める
  • 分ける場合の名前・プロフィール・役割分担と、権限の一覧を作る
  • 店舗ごとの投稿を少ない人数で回せるよう、型と撮影の段取りを整える

店舗が増える前の段階でのご相談も歓迎です(サービス一覧)。

古川
古川

どの店舗を、どのアカウントで見せるか。地図を広げて一緒に決めましょう。

HEART CREATION

企画・撮影・編集・運用・LPまで、同じチームでお引き受けしています。

よくある質問

1つの会社で、インスタのアカウントを複数持ってもいいですか?

持つこと自体は問題ありません。アプリでもアカウントを切り替えて使えます。大事なのは、それぞれに投稿を作り続ける人と時間があるかどうかです。

店舗アカウントと本体アカウントに、同じ投稿を出してもいいですか?

出してもかまいませんが、両方をフォローしている人には同じ投稿が2回届きます。新商品のように両方に関わる話だけ共有し、ふだんは役割を分けて出すほうが見る人に親切です。

新しいブランドを始めるとき、最初から別アカウントにすべきですか?

客層や売るものが今のブランドと大きく違うなら、最初から分けたほうが、何のアカウントかが伝わりやすくなります。近い客層なら、まず今のアカウントで紹介し、反応を見てから分ける方法もあります。

複数のアカウントを1人で管理するコツはありますか?

投稿の型と撮影の日をまとめ、アカウントごとに曜日を決めて予約投稿すると回しやすくなります。ログイン情報と権限は会社で一覧にして、担当者のスマホだけに頼らないようにします。

使わなくなったアカウントは、すぐ削除したほうがいいですか?

すぐに消すより、閉店や移転の案内と、続いているアカウントへのリンクを残してしばらく置くほうが、探しに来た人が迷いません。そのうえで閉じるかを決めます。

NEWERSNS運用マニュアルの作り方。手順書の章立てと、古くしない更新のしかたOLDERショート動画をシリーズ化する。連載企画の型と続けるための決めごと
Start your story

まず、
企画を1本。

初回のご相談は無料です。「SNSをやったほうがいい気がするが何をすべきか分からない」という段階で構いません。オンラインで60分いただければ、次に打つ手までお持ち帰りいただけます。

電話する LINE 相談する