YouTubeの概要欄、いつも「ご視聴ありがとうございました」と会社のURLを1つ貼って終わりです。何を書けばいいんでしょう。

全部埋めなくて大丈夫です。最初の数行だけ決めれば、あとは並べる順番の問題なんですよ。
動画を公開する直前、概要欄は後回しになりがちです。お礼の一言、会社のURL、SNSのリンク。毎回同じ文を貼って終わり、という会社のチャンネルは少なくありません。
けれど概要欄は、動画を見た人が「この先どうすればいいか」を探しに来る場所で、YouTubeが動画の中身を読み取る材料の一つでもあります。全部を丁寧に書く必要はありません。読まれる順番に合わせて、書く場所を分ければ足ります。
この記事では、概要欄の見え方、最初の数行に書くこと、「もっと見る」の下に並べる情報の順番、書かないほうがいいこと、公開後の直し方をまとめます。概要欄からどこへ案内するか(行き先を1つにする話)は、チャンネルの目的の記事で扱っています。
あわせて読みたい企業のYouTubeは目的で作りが変わる。集客・採用・サポートの設計この記事の要点
- 概要欄は「もっと見る」の前と後で役割を分ける
- 最初の数行は、動画が答える問いと分かること
- 下は毎回同じ順番で、章・関連動画・会社の情報
概要欄は「もっと見る」の前と後で、読まれ方が違う
YouTube ヘルプでは、説明を「もっと見る」をクリックする前と後の2つに分けて考えるよう案内しています。上部の数行は最初に目に入る部分なので、動画の内容を端的に書くことが勧められています。説明に使えるのは半角5,000文字(全角2,500文字)までです(2026年10月時点、YouTube ヘルプより)。
| 「もっと見る」の前 | 「もっと見る」の後 | |
|---|---|---|
| 読む人 | 動画を開いたほぼ全員 | 続きを知りたくなった人 |
| 読まれ方 | 一瞬で目に入る | 探しているものを拾い読み |
| 書くこと | この動画で答える問いと、分かること | 章立て、関連動画、補足、会社の情報 |
| 書き方 | その動画だけの文 | 毎回同じ順番の定型 |
手間をかけるのは、上の数行だけです。下の部分は順番を一度決めてしまえば、動画ごとに入れ替えるのは一部で済みます。ヘルプでは、検索結果・動画ページ・スマホなど、表示される場所ごとに大事な情報が見えているかを確かめることも勧めています。
最初の数行には、問いと答えの予告を書く
上の数行には、次の3つをこの順で書きます。
- この動画が答える問い(見る人が使う言葉で)
- 見ると何が分かるか、誰に向けた動画か
- 次にしてほしいことを1つ
例えば、ハウスクリーニングの会社が「エアコン掃除を自分でやるときの注意」という動画を出すとします。
| よくある書き出し | 直した書き出し |
|---|---|
| 本日もご視聴ありがとうございます。今回はエアコンについてお話しします。 | エアコン掃除を自分でするとき、どこまでなら触って大丈夫か。家庭でできる範囲と、業者に任せたほうがいい部分の見分け方を、現場のスタッフが説明します。 |
| ○○クリーニング公式チャンネルです。 | 「スプレーで洗ったら水が垂れてきた」という相談が多い理由も、後半で話しています。 |
直した例では、検索する人が打ちそうな「エアコン掃除」「自分で」「業者」という言葉が、自然な文の中に入っています。ヘルプでも、動画を説明する主なキーワードを1〜2語決め、説明とタイトルの両方に入れることが勧められています。言葉は並べずに、文の中で使うのがポイントです。
3つ目の「次にしてほしいこと」は、問い合わせ、続きの動画、予約ページのどれか1つに絞ります。上の数行にリンクを5つ並べると、どれも押されません。
「もっと見る」の下は、毎回同じ順番で並べる
下の部分は、拾い読みされる場所です。毎回同じ順番にしておくと、何本か見た人は探さずに済みます。
- 01チャプター0:00から始まる時間と章の名前。長い動画で見たい所へ飛べるようにする
- 02関連する動画・再生リストこの動画の前後に見てほしい1〜2本
- 03補足動画で言い足りなかったこと、出典、撮影した時点の情報(価格や受付時間は変わるので日付を添える)
- 04会社の基本情報会社名、所在地、営業時間、問い合わせ先
- 05ハッシュタグ動画に直接関係のあるものを少しだけ
チャプターを付けるときの条件は、長い動画の構成の記事にまとめています。
あわせて読みたいYouTube動画の構成は最初の30秒から。視聴維持率を上げる組み立て方4つ目の会社の基本情報は、YouTube Studio の「デフォルトの説明」に入れておくと、アップロードのたびに自動で入ります(2026年10月時点、YouTube ヘルプより)。ここにお礼の文まで入れてしまうと上の数行がそれで埋まるので、デフォルトに入れるのは下に置く定型だけ、と決めておきます。

会社の情報の定型は、一度作れば勝手に入ります。そこは昼ごはんでも食べながら、気楽に作ってください。
書かないほうがいいこと
概要欄は、検索のために言葉を詰め込みたくなる場所でもあります。ただ、YouTubeのポリシーにははっきりした決まりがあります(2026年10月時点、YouTube ヘルプより)。
| やりがちなこと | YouTubeの決まり |
|---|---|
| 地名や関連語を羅列する、同じ文を繰り返す | 説明欄での説明的なタグの羅列や、同じ文の繰り返しは禁止 |
| ハッシュタグをたくさん付ける | 1本に60個を超えると、その動画のハッシュタグがすべて無効になる。タイトルの上に出るのは3つまで |
| 動画に出てこない話題を書いて人を呼ぶ | タイトル・サムネイル・説明で、中身と違うものだと思わせるのはスパムのポリシーの対象 |
検索のためだけに置いた言葉は、見る人には読まれません。上の数行を、見る人が読んで意味の通る文にしておけば、それがそのまま検索の材料にもなります。

「地名を30個並べました」っていう概要欄、見る人からするとほとんど呪文なんですよね。
商品の提供を受けた動画や、ほかの会社から依頼されて作った動画では、そのことが分かる表示も要ります。書き方はステマ規制の記事にまとめています。
公開したあとに、概要欄を直す
概要欄は公開後も書き換えられます。直すきっかけは3つあります。
1つ目は、動画の中の間違いです。YouTubeには、説明に「Correction:」(訂正が複数なら「Corrections:」)と書き、次の行に時間と訂正の内容を書くと、見る人に訂正のお知らせとして表示される仕組みがあります。動画の言語にかかわらず、この見出しは英語で書きます(2026年10月時点、YouTube ヘルプより)。撮り直すほどではない言い間違いや、数字の誤りに使えます。
2つ目は、古くなった情報です。価格、受付時間、キャンペーン、リンク先のページ。よく見られている動画ほど、半年に1回は概要欄のリンクを実際に押して確かめておきます。
3つ目は、検索の言葉です。アナリティクスでは、その動画がどんな検索語で見つけられたかを確かめられます。想定していなかった言葉で来る人が多ければ、その言葉を使って上の数行を書き直します。

間違えたときは、こっそり消すより「訂正しました」と書く。そのほうが会社として信頼されるんです。
概要欄まで含めて、1本を仕上げます
動画の中身と概要欄の上の数行は、同じ企画から生まれるものです。HEART CREATIONでは、次のようなところからお手伝いしています。
- 企画の段階で、その動画が答える問いと、概要欄の最初の数行を決める
- 章立て・関連動画・会社の情報の並べ方を、チャンネルの定型として整える
- 概要欄の行き先になるLPや問い合わせページまで作り、数字を測れるようにする
企画から撮影・編集・運用まで、分業せず同じチームで引き受けています。サービスの全体はこちらにまとめています。

まずは一番見られている動画の概要欄を、上から3行だけ書き直してみてください。
よくある質問
YouTubeの概要欄は何文字まで書けますか?
半角5,000文字(全角2,500文字)までです(2026年10月時点)。ただ、全部を埋める必要はありません。大事なのは「もっと見る」を押す前に見える最初の数行です。
概要欄にURLはいくつ貼っていいですか?
数の決まりより、押してほしい1つが埋もれないかで考えます。次にしてほしいこと1つを上の数行に置き、ほかのリンクは下にまとめます。どの動画から来たかを測りたいときは、動画ごとにURLの末尾を分けておくと見分けられます。
概要欄のハッシュタグはいくつ付ければいいですか?
1本に60個を超えると、すべて無効になります(2026年10月時点)。タイトルの上に出るのは3つまでなので、動画に直接関係するものを数個付ければ足ります。
概要欄は全部の動画で同じ文章でもいいですか?
会社の情報など下の定型は同じでかまいません。上の数行は、動画ごとにその動画だけの文を書きます。同じ文を繰り返して埋めるのは、ポリシーでも禁止されています。
公開したあとに概要欄を書き換えても問題ありませんか?
問題ありません。言い間違いの訂正、古くなった価格やリンクの更新、検索されている言葉に合わせた書き直しは、公開後こそ効いてきます。
