近所のお店から「一緒にインスタライブやりませんか」と誘われました。何を準備すればいいんでしょう。

2人で話すライブは、1人のときより空気がやわらかくなるんです。ただ、段取りがないと雑談で終わります。
取引先や近所のお店から、一緒にライブをやろうと声がかかる。相手のフォロワーにも知ってもらえそうなので受けたいけれど、何を決めておけばいいのか分からない。そんな場面は珍しくありません。
コラボ配信の成否は、話の上手さより段取りで決まります。どちらのアカウントで配信するか、誰が何を話すか、相手をどう紹介するか、終わった後の映像をどう扱うか。2つの会社で先に決めておけば、当日は会話に集中できます。
この記事では、コラボ配信の仕組みと役割、事前に2社で決めること、当日の招待と話の受け渡し、告知、終わった後の共有を順に書きます。ライブ配信そのものの向き不向きや進行表の作り方は、別の記事にまとめています。
この記事の要点
- 配信するのはホスト側。ゲストは招かれて画面に入る
- 話す中身より先に、紹介・持ち時間・映像の扱いを2社で決める
- 話の受け渡しを決めておくと、雑談で終わらない
コラボ配信の仕組みと、ホスト・ゲストの役割
Instagramのライブでは、配信している人(ホスト)がゲストを招待するか、ゲストの側から参加をリクエストする形で、2人目以降が画面に入ります。Instagramのヘルプによると、ゲストは最大3人まで、つまり最大4人で配信できます(2026年10月時点)。ゲストは一度に招くことも、途中で1人ずつ足すこともできます。
まず決めるのは、どちらがホストになるかです。
| ホスト | ゲスト | |
|---|---|---|
| 配信するアカウント | 自分のアカウントで配信を始める | ホストの配信に招かれて入る |
| 主な役目 | 進行、時間の管理、ゲストの招待 | 話題の中身、相手からの質問への答え |
| 終わった後 | 配信を共有する・保存するなどの操作をする | ホストと取り決めた範囲で映像を使う |
ホストは、ライブを開く条件を満たしていて、進行に慣れている側が受け持つのが基本です。迷ったら、話を聞く役のほうをホストにします。例えば、パン屋とコーヒー豆の店が組むなら、自分の店のお客さんに「今日はこの人の話を聞きます」と紹介できる側がホストです。
配信の向き不向き、配信できる条件、1人で配信するときの進行表の作り方は、こちらの記事に書いています。
あわせて読みたい企業のライブ配信、何をすればいいか。インスタライブで売る・伝える企画と準備事前に2社で決める6つ
コラボ配信では、片方だけが準備しても当日がかみ合いません。少なくとも次の6つは、文章にして2社で共有しておきます。
| 決めること | 中身 | 決めないと起きること |
|---|---|---|
| ホストと日時 | どちらのアカウントで、何時から何分か | 告知の文面がそろわない |
| テーマと持ち時間 | 1つのテーマと、それぞれが話す時間の割合 | 片方が話し続け、もう片方が聞き役だけになる |
| 紹介のしかた | 相手の店名・場所・何屋かを、どちらがどう言うか | 見ている人が相手を覚えずに帰る |
| 言わないこと | 価格の約束、他社の話、まだ出せない新商品など | 相手の店の方針とずれた発言が出る |
| 告知の役割 | いつ、どこで、誰が告知するか | 片方のフォロワーしか集まらない |
| 映像の扱い | 終わった後に共有・保存・切り出しをするか、どちらが使えるか | 相手の映像を勝手に使った・使われたで気まずくなる |
いちばん後回しにされやすいのが最後の行です。ライブの映像には、相手の店の人と店内が映っています。終わった後に自分の店のショート動画に切り出して使うなら、事前に了解を取り、使う前に見てもらう約束をしておきます。
相手が個人のインフルエンサーで、お金や商品のやり取りがある場合は、広告であることを示す表示が要ります。依頼の形で組むなら、ステマ規制の確認も済ませておきます。
当日は「話の受け渡し」を決めておく
コラボ配信が雑談で終わる原因の多くは、話の切り替えどころがないことです。台本は要りませんが、受け渡しの合図だけは決めておきます。
- 01開始ホストが1人で始め、今日のテーマと相手が誰かを30秒で話す
- 02招待ホストがゲストを招く。入ったら、ゲストのことはホストが紹介する(自己紹介させない)
- 03本題ホストが事前に渡した3つの質問を順に聞く。1つ答えたら、ホストが一言まとめて次へ
- 04コメント見ている人の質問は、どちらへの質問かをホストが読み上げてから渡す
- 05締めそれぞれの店の場所と、次に何をしてほしいかを1つずつ言う
相手のことを自分で紹介させず、ホストが紹介するのがポイントです。自分の店を自分で褒めると宣伝に聞こえますが、相手に紹介されると、見ている人は素直に受け取れます。
質問は、事前に3つだけ相手に渡しておきます。例えば、パン屋とコーヒー豆の店なら「この豆に合うパンはどれか」「朝と夕方で選び方は変わるか」「家で淹れるときに一つだけ気をつけるなら」。答えを考える時間があると、話が具体的になります。
招待の操作は、本番の前に一度、両方のスマホでつないで試しておきます。ゲストを招こうとしたら相手が見つからない、通知に気づかない、といったつまずきは、事前に一度つなげばほとんど防げます。

相手の店の名前を言い間違えるの、本当に気まずいんですよ。読み方は前日に確かめておいてください。
告知は両方のアカウントで、それぞれの言葉で
コラボ配信の一番の利点は、相手のフォロワーにも届くことです。その利点は、告知が両方のアカウントから出て初めて生まれます。
告知の文面は、そろえすぎないほうが効きます。自分の店のフォロワーに向けては「いつもの〇〇が、隣町の△△さんと話します」。相手のフォロワーに向けては、相手の店から「△△が、〇〇さんに豆の選び方を聞きます」。同じライブでも、見ている人にとっての入口は「自分が知っている店」です。
告知は、少なくとも前日と当日の2回。当日は配信の1時間前くらいにストーリーズで知らせると、思い出してもらえます。ライブで何を聞きたいかを、告知の段階でコメントやストーリーズの質問で集めておくと、本番の質問が足りなくなりません。
相手のほうがフォロワーがずっと多いんですが、うちが出ても大丈夫でしょうか。
大丈夫です。フォロワーの数より、テーマが両方のお客さんに関係しているかのほうが大事です。人数の差が気になるなら、相手にホストをお願いし、こちらは「教わる側」ではなく「答える側」として出ると、自分の店の話をする時間が自然に取れます。

告知は片方だけだと、もったいない。両方の店から、それぞれのお客さんに声をかけてください。
終わった後に、2社でやること
配信を終えた画面からは、ライブを共有したり、端末に保存したりできます。共有するかどうか、切り出して使うかどうかは、事前に決めた「映像の扱い」に沿って進めます。
その日のうちにやりたいのは3つです。
- 相手にお礼を伝え、気になった点があれば遠慮なく言ってもらう
- ストーリーズで、来てくれた人と相手の店にお礼を言う
- 来た質問のうち、答えきれなかったものを書き出す
数日後には、お互いの数字を見せ合います。見るのは視聴者の人数より、配信の後に自分の店に起きたことです。プロフィールへの訪問、フォロー、予約や来店の問い合わせ。相手から来た人がどれくらいいたかが分かると、次も組むかどうかを決めやすくなります。
コラボ配信の企画を、HEART CREATIONと組み立てませんか
HEART CREATIONでは、SNSの企画・撮影・編集・運用を同じチームで引き受けています。
- 組む相手と、両方のお客さんに関係するテーマ選び
- 事前に2社で決めることの整理と、話の受け渡しの組み立て
- 終わった後の切り出し動画と、来た人を予約や問い合わせにつなぐ道
初回のご相談は無料で、オンライン60分でも承ります。「誘われたけれど、どう進めればいいか分からない」段階でも構いません。

終わったら、まず相手にお礼を。また一緒にやりたいと思ってもらえたら、それで成功です。
よくある質問
インスタライブで2人以上で配信するにはどうすればいいですか?
配信を始めた人(ホスト)がゲストを招待するか、ゲストの側から参加をリクエストします。Instagramのヘルプでは、ゲストは最大3人まで加えられると説明されています(2026年10月時点)。
コラボライブは、どちらのアカウントで配信すればいいですか?
ライブを開く条件を満たしていて、進行に慣れている側がホストになるのが基本です。相手の話を聞く役のほうをホストにすると、紹介と進行が自然に組めます。
コラボライブの映像を、あとで自社のSNSに使ってもいいですか?
映像には相手の店の人や店内が映っているため、事前に了解を取っておきます。切り出して使うなら、公開前に相手に見てもらう約束もしておくと安心です。
コラボライブの告知は、いつ出せばいいですか?
少なくとも前日と当日の2回、両方のアカウントから出します。当日は配信の1時間前くらいにストーリーズで知らせると、思い出してもらいやすくなります。
