投稿のたびに、ハッシュタグを20個くらい調べて付けています。正直、意味があるのか分からなくなってきました。

その作業、もう卒業していいんです。インスタは今、そもそも5個までしか付けられませんから。
ハッシュタグは、SNSを始めたころに「たくさん付けると見てもらえる」と教わった人が多いはずです。人気のタグを調べてコピーして、投稿の最後に30個並べる。そんな作業を、毎回の決まりごとにしている担当者もいます。
今は、ハッシュタグの役割が変わっています。投稿を遠くまで広げる道具というより、「これは何についての投稿か」を伝える目印です。Instagramでは付けられる数も5個までになりました。付ける意味がなくなったわけではありませんが、数を集める作業に時間をかける理由はなくなっています。
この記事では、各SNSの公式の説明から見える役割の変化、今も付ける意味がある場面、意味の薄い付け方、5個以内で選ぶ手順を書きます。お客さんにタグ付きで投稿してもらう話(UGC)や、PR表記の決まりは扱いません。
この記事の要点
- 役割は「広げる」から「何の投稿かを伝える目印」へ
- Instagramは1投稿5個まで、Xは2個までが推奨(2026年10月時点)
- 数を集めるより、探す人の言葉と自社の目印を少しだけ
各SNSの公式の説明
まず、各社がハッシュタグをどう説明しているかを並べます。いずれも2026年10月時点で公開されている説明です。
| 媒体 | 公式の説明 | 数 |
|---|---|---|
| 公開アカウントの投稿にハッシュタグを付けると、そのハッシュタグのページに表示される。非公開アカウントの投稿は表示されない | 1投稿に最大5個(ヘルプセンター) | |
| X | キーワードの前に#を付けて投稿を分類し、検索で見つけやすくする | 2個までを推奨。それ以上付けることもできる(ヘルプセンター) |
| TikTok | おすすめの仕組みが参考にする「動画の情報」の例として、キャプション・サウンドと並んでハッシュタグを挙げている | 数の目安の説明はない(公式ニュースルーム) |
Instagramのヘルプでは、1つの投稿に付けられるハッシュタグは最大5個と案内されています(2026年10月時点)。報道によれば、この変更の際にInstagramは、一般的なタグをたくさん並べるより内容に合った少数のタグのほうがよいと説明しており、責任者のアダム・モッセーリ氏も「ハッシュタグは届く範囲を広げるものではない」という趣旨の発言をしているとされます。
3つの媒体に共通しているのは、ハッシュタグを「分類」の道具として扱っていることです。
今も付ける意味がある場面
役割が分類に変わっても、付ける意味がある場面ははっきりあります。
- 探す人が実際に使う言葉:「#横浜ランチ」「#外構工事」のように、お客さんが調べるときに打ちそうな言葉
- 自社の連載の目印:「#〇〇工務店の現場日記」のように、シリーズをまとめて見られるようにする
- イベントやキャンペーンの専用タグ:参加した人の投稿を1つのページに集める
- Xでの話題への参加:展示会や地域のお祭りなど、主催者が決めた公式のタグ
例えば、横浜の焼き菓子店なら、「#横浜焼き菓子」のような探される言葉を1〜2個、「#〇〇の今週の焼き菓子」のような自社の目印を1個。それで十分です。自社の目印のタグは、タップすると過去の投稿が並ぶので、プロフィールの代わりに店の歩みを見せる棚にもなります。

お祭りや展示会の公式タグは、乗っかる価値ありです。その日その場所の人が、まさにそのタグを見てますから。
お客さんに専用タグで投稿してもらう工夫は、別の記事にまとめています。
あわせて読みたいUGCを増やすには。お客さんが投稿したくなる店の仕掛けと、口コミの頼み方付けても意味が薄い付け方
反対に、手間のわりに意味が薄い付け方もあります。
| 付け方 | 意味が薄い理由 |
|---|---|
| 「#instagood」「#love」のような大きすぎるタグ | 投稿が多すぎて、何の投稿かの目印にならない |
| 中身と関係のない流行りのタグ | 見に来た人が求めているものと合わず、すぐ離れる |
| 毎回同じタグを機械的に貼る | 投稿ごとの中身が伝わらない |
| 本文で伝えるべきことをタグだけで書く | タグは読み飛ばされやすく、肝心なことが伝わらない |
とくに気をつけたいのは、流行りのタグです。例えば、話題のドラマのタグを、関係のない不動産の物件紹介に付けても、ドラマの話を探している人には用がありません。

波には乗りたくなるんですけど、自分の店と関係ない波だと、乗ってもすぐ落ちちゃうんですよね。
また、広告であることを示す「#PR」を、ほかのタグの中に埋もれさせるのも避けます。PR表記の決まりはステマ規制の記事にまとめています。
5個以内で選ぶ手順
選ぶ手順は、毎回同じで構いません。
- 01一言で言うこの投稿が「誰の、何についての話か」を一言で書く
- 02探す言葉を出すその一言を、お客さんが検索するならどう打つかを2〜3個出す
- 03自社の目印を足す連載や店の専用タグがあれば1個入れる
- 04地名を入れるか決める来店型の商売なら、来てほしい範囲の地名を1個
- 05本文にも書く大事な言葉は、タグだけでなく本文の一文目にも入れる
最後の手順が、いちばん効きます。ハッシュタグは目印ですが、読む人が目を通すのは本文です。「横浜駅から5分の焼き菓子店です」と本文に書いてあれば、タグを見なくても伝わります。地域の言葉の入れ方は、地域のお店のSNS集客の記事でも書いています。
選んだタグは、一覧にして残しておきます。投稿ごとに一から調べなくて済み、担当者が変わっても同じ目印を使い続けられます。
タグ選びより先に、中身をそろえるお手伝いを
ハッシュタグは、中身が伝わる投稿に付けて、はじめて目印として働きます。HEART CREATIONでは、企画・撮影・編集・運用を同じチームで引き受け、投稿の中身から一緒に考えます(サービス内容)。
- 自社の連載タグや、探される言葉の一覧を作る
- 本文の一文目に何を書くかを、投稿の型ごとに決める
- 入口を変えた投稿を複数出し、2週間で結果を見て寄せていく
初回のご相談は無料で、オンライン60分でも承ります。

タグ選びが毎回5分で終わるようになったら、それだけで立派な前進です。浮いた時間は、中身に回してください。
よくある質問
インスタのハッシュタグは何個までつけられますか?
2026年10月時点のInstagramヘルプセンターの説明では、1つの投稿に使えるタグは最大5個です。6個以上のタグを含めると、コメントが投稿されないとも書かれています。
ハッシュタグをつけないと、投稿は見つけてもらえませんか?
ハッシュタグがなくても、投稿はフォロワーや、おすすめの表示を通して届きます。ハッシュタグは、探している人にハッシュタグのページから見つけてもらうための目印の1つと考えてください。
ハッシュタグは本文とコメント、どちらに入れればいいですか?
Instagramのヘルプでは、説明文にもコメントにも追加できると説明されています。読む人の目に入りやすいのは本文なので、本文の最後にまとめておくと管理もしやすくなります。
Xでは、ハッシュタグをいくつつけるのがいいですか?
2026年10月時点のXのヘルプセンターでは、1つの投稿につき2個までを推奨しています。それ以上付けることもできますが、文字数の限られた投稿では、本文を読みにくくしない数に抑えるのが無難です。
人気のハッシュタグを調べて使うべきですか?
人気かどうかより、投稿の中身と合っているかを先に見ます。投稿が多すぎるタグは目印になりにくく、関係のない人気タグは見に来た人がすぐ離れます。お客さんが実際に打つ言葉を選んでください。
