LINEの広告って、うちみたいな地元の会社が出しても意味があるんでしょうか?インスタ広告とどう違うのかも分からなくて。

地元の会社こそ、一度は候補に入れてみてください。ほかのSNSを見ない人も、LINEは毎日開いていますから。
Instagram広告やTikTok広告の話はよく聞くのに、LINE広告となると、何が得意なのかがぼんやりしている。そんな会社は少なくありません。LINEは連絡に使うアプリなので、そこに広告を出すという感覚が持ちにくいのだと思います。
LINE広告は、LINEアプリのトークリストの一番上や、LINE NEWSなどに出る広告です。見る人は、家族からの連絡を確かめたり、ニュースを読んだりしている途中。広告を見に来たわけでも、動画を楽しみに来たわけでもありません。この「用事の合間に一瞬目に入る」ことが、LINE広告の性格を決めています。
この記事では、いまのLINE広告の位置づけを確かめたうえで、向く商材と向かない商材、LINE公式アカウントと組んだときの使い道、素材の作り方を書きます。
この記事の要点
- LINE広告は、用事の合間に一瞬だけ目に入る広告
- ほかのSNSを使わない人にも届くのが強み
- LINE公式アカウントと組むと、広告が1回で終わらない
LINE広告は、いま「LINEヤフー広告」の一部
最初に名前の整理をしておきます。LINEヤフー for Businessの案内によると、2026年4月1日に、LINE広告とYahoo!広告のディスプレイ広告が統合され、「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」になりました。LINEの中の枠と、Yahoo! JAPANのトップページやYahoo!ニュースなどの枠を、まとめて扱える形です。
以前からLINE広告を使っている会社は注意が要ります。従来のLINE広告は2026年10月下旬ごろに配信を止め、その後段階的に提供を終える予定と案内されています。移行は自動ではなく、過去の配信実績や計測タグは引き継がれません。
LINEの中のおもな配信面と、そこで見ている人の状態は次のとおりです(2026年10月時点)。
| 配信面 | 見ている人の状態 | 合いやすい広告 |
|---|---|---|
| トークリストの最上部 | 連絡を確かめに来た一瞬 | 一目で分かる告知(開店・予約開始・セール) |
| LINE NEWS | ニュースを読んでいる途中 | 少し読ませる案内(相談会・資料の請求) |
| LINEチラシ・LINEクーポン | お得な情報を探している | 近くの店の特売・クーポン |
| LINEのマンガやゲームなどのアプリ | 暇な時間を過ごしている | 気軽に試せる商品・アプリ |
なお、LINE VOOMは2026年9月30日でサービスを終え、そこへの広告配信も終わっています。配信面の一覧は今後も変わることがあるので、出す前に公式の案内で確かめてください。
強みは「ほかのSNSを見ない人」に届くこと
LINEの月間利用者は1億人以上(2026年3月末時点、LINEヤフー for Business)。InstagramもTikTokも開かないけれど、LINEだけは毎日使う。そういう人に広告を届けられる場所は、ほかにあまりありません。
例えば、郊外の学習塾が冬期講習の案内を出すとします。決めるのは保護者ですが、40代・50代の保護者が全員インスタを見ているとは限りません。LINEなら、子どもの学校の連絡を確かめに来た保護者の目に入ります。年齢・性別・地域(都道府県や市区町村)・興味関心で届ける相手を選べるので、塾に通える地域の保護者に絞って出せます。
一方で、弱みもはっきりしています。見る人はすぐに用事へ戻るので、広告を眺めてくれる時間はほとんどありません。世界観をじっくり見せたい商品や、長い説明が要るサービスは、LINE広告だけで決めてもらうのは難しくなります。

トークリストを開くときって、みんな気を抜いてるんですよ。そこで長い文章を読ませるのは、まあ無理ですね。
向く商材、向かない商材
「一目で用件が伝わるか」と「幅広い年代に関係するか」で、向き不向きがおおよそ分かれます。
| 向きやすい | 理由 |
|---|---|
| 地域の暮らしの店・サービス(クリーニング・ドラッグストア・塾) | 日々の用事の延長で、用件が一言で済む |
| 期限のある告知(セール・説明会・予約の受付開始) | 「いつ」があると、一瞬でも行動につながる |
| 食品・日用品など、年代を問わず使うもの | LINEの利用者の幅広さを活かせる |
| 予約や相談をLINEで受けている商売 | 広告からLINE公式アカウントへ、そのまま続けられる |
| 工夫が要る | 考え方 |
|---|---|
| 写真で世界観を見せて選ばれる商品 | 写真で選ばれる場所の広告を主にし、LINEは名前を思い出してもらう役に |
| 困った瞬間に探される急ぎの用件 | 先に検索広告を考える |
| 説明の長い法人向けサービス | 資料の請求など、手前の一歩だけを頼む |
急ぎの用件で検索広告を先に考える理由は、「探している人」と「まだ探していない人」の違いにあります。詳しくはこちらの記事で書いています。
あわせて読みたいSNS広告とリスティング広告の違い。探している人と、まだ探していない人LINE公式アカウントと組むと、使い道が増える
LINE広告ならではの使い方が、LINE公式アカウントとの組み合わせです。
1つ目は、友だちを増やすための広告です。キャンペーンの目的に「友だち追加」を選ぶと、広告から直接、LINE公式アカウントの友だちになってもらえます。使うには、LINE公式アカウントを認証済みアカウントにしておく必要があります。友だちになった人には、そのあとメッセージで何度も知らせられるので、広告が1回の接触で終わりません。
2つ目は、今いる友だちの情報を広告に使うことです。広告アカウントにつないだLINE公式アカウントの友だちや、ブロック中の友だちを対象に広告を出したり、その人たちに似た人へ広げたりできます。例えば、店の友だちに似た人へ出せば、手がかりなしで出すより、来てくれそうな人に寄せやすくなります。
ただし、友だちは集めて終わりではありません。追加したあとに受け取る理由がないと、最初の配信で離れていきます。広告を出す前に、追加する理由とあいさつメッセージを整えておくのが先です。店頭やチラシからの増やし方も含めて、こちらにまとめています。
あわせて読みたいLINE公式アカウントの友だちの増やし方。追加される導線のつくり方
広告で友だちが一気に増えて喜んだら、最初の配信でごっそりブロック…。受け取る理由を先に用意しておかないと、こうなりがちなんです。
素材は「一目で用件」が基本
トークリストを開いた人が広告の枠に目を向けるのは、ほんの一瞬です。読ませるのではなく、見ただけで分かる作りにします。基本は、1枚に用件を1つだけ置くことです。
- 誰に向けた何の話かを、最初の数文字で分かるようにする
- 「いつまで」「どこで」があるなら、必ず入れる
- 店名やロゴは小さくてよい。用件が先
例えば、郊外のクリーニング店なら、「地域に愛されて40年」より「冬物のまとめ出し、今週から受付」のほうが、トークリストを開いた一瞬で用件が伝わります。広告を押した先のページや友だち追加の画面でも、同じ言葉で話の続きを見せます。
広告は配信の前に審査があります。広告アカウント、画像や動画、広告文のそれぞれが確認されるので、セールや説明会のように日付が決まっている告知は、余裕を持って準備してください。
LINEの広告と、その先のやり取りまで一緒に
LINE広告は、出したあとにLINE公式アカウントでのやり取りが続くところに強みがあります。HEART CREATIONでは、広告と、その先のLINEを同じチームで組み立てます(サービス一覧)。
- 増やしたい数字(来店・予約・応募など)を先に決め、LINE広告が合うかを他の広告と比べて判断する
- 友だち追加の広告と、追加後のあいさつ・配信・Lステップまでつなげて設計する
- 一目で伝わる素材を入口を変えて数案作り、2週間で結果を見て寄せていく
「LINEに広告を出すべきか分からない」という段階でも大丈夫です。初回のご相談は無料で、オンライン60分でも承ります。

広告で会って、LINEで話が続く。そこまでの流れを、まるごとお任せください。
よくある質問
LINE広告は終了したのですか?
2026年4月にYahoo!広告のディスプレイ広告と統合され、「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供されています。従来のLINE広告の管理画面は2026年10月下旬ごろに配信を止める予定と案内されていますが、LINEの中に広告を出す方法がなくなるわけではありません。
LINE広告とLINE公式アカウントは何が違いますか?
LINE公式アカウントは、友だちになった人にメッセージを送ったり、チャットでやり取りしたりするための会社のアカウントです。LINE広告は、まだ友だちではない人も含めて、LINEの画面の中に広告を出す仕組みです。広告で友だちを増やし、公式アカウントでやり取りを続ける、という組み合わせができます。
LINE広告は年配の人にも届きますか?
LINEは幅広い年代が日常の連絡に使うアプリなので、ほかのSNSを使っていない年代にも届けやすいのが特徴です。年齢は年代ごとに区切って指定できます。届けたい年代の人が、その商品を一目で自分ごとと思える素材かどうかもあわせて考えてください。
LINE広告で友だちを増やすには何が必要ですか?
「友だち追加」を目的にした広告を使うには、LINE公式アカウントを認証済みアカウントにしておく必要があります。あわせて、友だちになる理由(特典や便利さ)と、追加直後に届くあいさつメッセージを先に整えておくと、集めた友だちが離れにくくなります。
LINE広告とインスタ広告は、どちらから始めればいいですか?
写真や動画で魅力を見せて選ばれる商品ならInstagram広告、用件が一言で伝わり、幅広い年代に関係する商品ならLINE広告が考えやすい順番です。お客さんが普段どのアプリを開いているかを、何人かに聞いてみると判断しやすくなります。
