LINEの友だちは毎月増えているんです。でも、それで売上が増えたのかと聞かれると、答えられなくて。

友だち数だけだと、正直なんとも言えないんですよね。見る数字を1つ足してみてください。
LINE公式アカウントを始めて、友だちは順調に増えている。配信も毎月出している。それなのに、社内で「LINEって効いてるの?」と聞かれると、手元には友だち数のグラフしかない。LINEの担当者から、よく聞く話です。
友だち数は、メッセージを送れる相手の数です。送れる相手が増えても、その人たちが読んで、押して、連絡してこなければ、売上には届きません。LINEの数字で売上にいちばん近いのは、お客さんのほうから話が始まった件数です。
この記事では、LINEで見る数字を4つの段に並べる考え方、話が始まった件数の数え方、その先の予約や来店までをつなぐ方法、管理画面の数字を読むときの注意を書きます。
この記事の要点
- 友だち数は「送れる相手の数」。売上に近いのは、話が始まった件数
- 届く・読まれる・押される・話が始まる、の4段で数字を並べる
- 会話のあとに予約・来店になったかまで、1行でつなげて記録する
友だち数は、送れる相手の数でしかない
友だち数が売上と結びつきにくいのには、理由があります。友だちの中には、追加したあとにブロックした人も、通知を切っている人も、特典だけ受け取ってそれきりの人もいます。
LINEヤフーの用語集では、ターゲットリーチを「友だち数からブロックした人などを除いた、メッセージを配信できるユーザーの数」と説明しています。友だち数を見るなら、まずこちらを横に並べます。それでも分かるのは「届く人の数」までです。
例えば、開店記念のクーポンで友だちを集めたカフェなら、友だち数は一気に増えます。ただ、その中にはクーポンを使った日で関係が終わった人も多く含まれます。数が増えた月ほど、その後の数字が動いていないことは珍しくありません。
LINEで見る数字は、4つの段に並べる
LINEの数字は、お客さんが動く順に並べると、どこで止まっているかが見えます。管理画面の[分析]で見られる数字に当てはめると、次のようになります(2026年10月時点の公式マニュアルより)。
| 段 | 見る数字 | 分かること |
|---|---|---|
| 届く | ターゲットリーチ、期間中のブロック数 | 配信を受け取れる人が減っていないか |
| 読まれる | 配信ごとの開封数・開封率 | 一行目と配信のタイミングが合っているか |
| 押される | 配信のクリックユーザー、リッチメニューのクリック | 次の行動まで進んだ人がいるか |
| 話が始まる | お客さんから届いた最初のメッセージ、予約・相談の申込み | 連絡してくる人が増えたか |
上の3段は、最後の段に向かうための途中の数字です。途中の数字がいくら良くても、最後の段が動いていなければ、配信の中身か入口のどこかがずれています。
ブロック数が増えた配信の見直し方は、別の記事にまとめています。
あわせて読みたいLINEの一斉配信でブロックされないために。配信の頻度と中身の決め方
開封率が高いのに相談がゼロ、ってこともあるんです。読まれてるのに押す先がない、ってことなんですよ。
「話が始まった件数」の数え方
管理画面の[分析]>[チャット]には「アクティブルーム」という数字があります。ただ、これは1日ごとにやり取りがあったトークルームを数え、期間で合計したものです。同じ人と3日続けてやり取りすれば3と数えられるので、「何人から話が始まったか」とは別の数字になります。
そこで、新しく始まった会話だけを、手元で数えます。やり方は難しくありません。
- 01数える対象を決めるお客さんから届いた、その月で最初のメッセージを1件と数える。スタンプだけ・定型の自動返信へのタップは除く
- 02入口を書くその会話が何から始まったか(配信のあと、リッチメニューの相談ボタン、あいさつメッセージ、店頭のQR)をメモする
- 03中身を分ける予約・見積もり・質問・苦情のどれかに分ける。Lステップを使っているならタグで残す
- 04月末に並べる入口ごと・中身ごとの件数を、先月と並べる
例えば外構工事の会社なら、「写真を送って相談」のボタンから始まった会話が月に何件あったかが、そのまま現地調査の手前の数字になります。整体院なら、配信の翌日に「空いてますか」と届いた件数が、配信の効き目を表します。
曜日・時間帯別の受信の数字も、同じ画面で見られます。話が始まる時間に返せる人がいるかを確かめるのに使えます。
会話の件数は少なくて、月に10件くらいなんです。そんなに少なくても数える意味はありますか?

10件なら、むしろ全部読めますよね。1件ずつ「何から始まったか」だけ書いておいてください。
会話の先を1行でつなぐ
話が始まった件数のさらに先には、予約・来店・成約があります。ここをつなげておくと、LINEが売上のどこに効いているかを説明できるようになります。
おすすめは、会話1件を1行にした簡単な表です。
| 日付 | 入口 | 中身 | その後 | 返事までの時間 |
|---|---|---|---|---|
| 10/3 | 配信「秋の剪定」 | 見積もり | 現地調査→成約 | 2時間 |
| 10/5 | リッチメニュー「相談」 | 質問 | 返事のあと音信なし | 翌日 |
1か月分たまると、そのアカウントならではの傾向が見えてきます。配信から始まった会話のほうが成約まで進んでいるのか。返事が翌日になった会話で止まっているのか。直すのが配信の中身なのか、入口の置き方なのか、返事の早さなのか、判断がつくようになります。
会話を受ける側の組み立て(予約と相談の入口を分ける、時間外の一言など)は、こちらの記事で書いています。
あわせて読みたいLINEで予約・問い合わせを受けるには。受付の流れの組み立て方管理画面の数字を読むときの注意
LINEの数字には、知らずに読むと勘違いしやすい決まりがあります(2026年10月時点の公式マニュアルより)。
- 開封は、いずれかの吹き出しが画面に100%表示された時点で数えられます。トークルームを開かず、通知のプレビューで全体が見えた場合も含みます。「読んだ」とは少し意味が違います
- 配信の結果が1〜19の場合、開封は「0」、その他の指標は「ー」と表示されます。小さなアカウントで開封0が出ても、誰も読んでいないとは限りません
- リッチメニューの数字は、期間中のクリックユーザーが20人未満だと表示されません
- 表示される数字の一部は推定値で、実際の数と1%前後ずれることがあります
友だちが数百人ほどのアカウントでは、配信1通ごとの数字が表示されないことがよくあります。その場合は、配信ごとに比べるのをやめて、月単位でまとめて見ます。話が始まった件数は手元で数えているので、こちらは人数に関係なく使えます。

「開封0」を見て落ち込んでた方、けっこういるんですよ。表示の決まりなので、気にしなくて大丈夫です。
LINEの数字づくりで、HEART CREATIONができること
HEART CREATIONは、LINE(Lステップ)の構築を、SNS運用・縦型動画・WEB/LP制作と同じチームで引き受けています(サービスの一覧)。
- 友だち数ではなく、会話・予約・来店のどれを追うかを最初に決める
- 入口ごとに会話の始まりが分かる、リッチメニューとタグの組み立て
- 会話1件を1行で残す表づくりと、月に一度の見方
「数字を出せと言われたが、何を出せばいいか分からない」という段階からご相談いただけます。初回のご相談は無料で、オンライン60分でも承ります。

まずは今月の会話を数えるところから。一緒にやりましょう。
よくある質問
LINE公式アカウントの成果は何で測ればいいですか?
友だち数だけでなく、お客さんから話が始まった件数と、その先の予約・来店・成約の件数で測ります。途中の開封やクリックは、どこで止まっているかを探すために見ます。
LINEの開封率はどのくらいあれば良いですか?
業種や配信の中身、友だちの集め方で大きく変わるため、一律の目安は置かないほうが判断を誤りません。自分のアカウントの過去の配信と比べて、上がったか下がったかを見ます。
LINEの分析で開封数が0と表示されるのはなぜですか?
配信の結果が1〜19の場合、開封は「0」と表示される決まりがあります(2026年10月時点の公式マニュアルより)。友だちが少ないうちは、月単位でまとめて見るほうが向いています。
LINEから来たお客さんの売上はどうやって把握しますか?
会話1件を1行にした表に、入口とその後(予約・来店・成約)を書いていく方法が手軽です。来店時に「LINEを見て」と言ってもらえるよう、配信に一言添えるのも役に立ちます。
