クリエイティブの日々 No.136

LinkedInは、
仕事の相手が見る名刺

LinkedInは日本の会社に必要か。効く場面と、最低限の整え方

LinkedInって、外資系の人が使うものですよね。うちのような日本の中小企業にも要るんでしょうか。

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ご相談
古川
古川

海外の会社と商談するなら、相手にLinkedInで調べられる前提で準備しておくと安心ですよ。

LinkedIn(リンクトイン)は、名前は知っていても、自分の会社には関係ないと思われがちなSNSです。実際、地域のお客さんを相手にする商売なら、後回しで困ることはほとんどありません。

ただ、取引の相手に海外の会社がいる、専門職の人を採用したい、法人の担当者と長く付き合う営業をしている。このどれかに当てはまる会社にとって、LinkedInは「仕事の相手が会社を調べに来る場所」になります。そこで何も見つからないか、何年も前のまま止まったページが出てくるかで、相手の印象は変わります。

この記事では、LinkedInの性格を整理したうえで、日本の会社で効く場面、要る会社と後回しでいい会社、会社ページと人のプロフィールを最低限どう整えるかを書きます。

この記事の要点

  • LinkedInは、仕事の経歴とつながりを見せる場所
  • 効くのは、海外との取引・専門職の採用・法人営業
  • まずは会社ページを整え、止まったままにしない

LinkedInは「仕事の顔」を見せる場所

LinkedInは、世界の200以上の国と地域で10億人を超える会員がいる、ビジネス向けのSNSです(LinkedInの公式サイト、2026年10月時点)。日本では、2022年8月に登録メンバーが300万人を超えたと発表されています。その後の日本の公式な人数は、確かめられる形では出ていません。

ほかのSNSとの違いを、企業の目線で並べます。

LinkedInの性格どういうことか企業にとっての意味
人が主役一人ひとりが職歴・担当・得意分野をプロフィールに書く誰が働いている会社なのかが、外から見える
話題は仕事業界の話、仕事の学び、会社の出来事が中心宣伝より、仕事の中身が読まれる
つながりは仕事の関係取引先、元同僚、展示会で会った人とつながる名刺交換のあとも、関係を続けられる
会社ページがある会社としてのページを無料で作れ、投稿もできる会社を調べた人の受け皿になる

1つの投稿には3,000文字まで書けます(LinkedInのヘルプ、2026年10月時点)。長めの文章で仕事の考え方を伝えられるのも、ほかのSNSと違う点です。

日本の会社で、LinkedInが効く3つの場面

1つ目は、海外の会社との取引です。海外の取引先や外資系企業の担当者は、初めての相手を調べるときにLinkedInを使うことがあります。例えば、海外への輸出を始めた部品メーカーなら、会社ページに事業内容と取り扱う製品、所在地を英語でも書いておくだけで、問い合わせの前の「どんな会社か」に答えられます。

2つ目は、専門職の人の採用です。エンジニア、研究職、英語を使う職種、外国籍の人。こうした人は、職歴をLinkedInに載せていることがあり、会社の側も、社員のプロフィールや会社ページの投稿で、どんな人が働いているかを見せられます。採用の発信全体については、別の記事で扱っています。

あわせて読みたい採用のためのSNS運用。応募前に確かめられる会社になる発信のしかた

3つ目は、法人営業で、担当者との関係を続けることです。展示会や商談で名刺を交換した相手と、LinkedInでつながっておく。担当者が異動や転職をしても、つながりは残ります。会社が新しい技術を発表したり、展示会に出たりしたときに投稿すれば、つながっている人の目に入ります。

古川
古川

入社や昇進、受賞の報告に、知り合いからお祝いのコメントが付く。あの文化は、日本の会社にも合うと思うんです。

要る会社と、後回しでいい会社

必要度会社の例理由
高い輸出入をしている、海外の取引先がいる相手が会社を調べる場所になる
高い外資系企業と取引がある法人向けサービス担当者どうしのつながりが仕事につながる
中くらい専門職や英語を使う職種を採用したい求人の媒体と並べて、会社の中を見せられる
低い地域のお客さんを相手にする店舗お客さんはLinkedInで店を探さない
低い個人のお客さんが中心の商売ほかのSNSや地図のほうが届く

必要度が低い会社でも、会社ページだけは作っておく、という判断はありえます。社員が自分のプロフィールに勤務先として会社を選ぶと、会社ページにつながるからです。ただし、作るなら止まったままにしないことが条件です。

古川
古川

最終投稿が何年も前の会社ページ。見に来た人には、ちょっと寒々しく映っちゃうんですよね。

会社ページと、人のプロフィールを整える

LinkedInでは、会社ページと、そこで働く人のプロフィールの両方が会社の顔になります。最低限、次の順で整えます。

  1. 01会社ページを作る無料。作るには個人のLinkedInアカウントが要る
  2. 02管理者を複数にする作った人がいちばん上の管理者になり、ほかの人を管理者に加えられる。担当者が辞めても困らないよう、2人以上にしておく
  3. 03概要を書く事業内容、取引の対象、所在地、Webサイト。海外の相手を想定するなら、英語の文も添える
  4. 04投稿を続ける新製品、展示会、技術の話、社内の出来事。月に数本でも、止めないことを優先する
  5. 05社員に案内するプロフィールの勤務先に会社を選べることを伝える。登録はお願いにとどめ、強制しない

社員の登録を義務にすると、私的なつながりまで会社に見られると感じる人も出ます。登録するかどうかは本人に任せ、登録する人には、社外秘の話や取引先の名前を書かないといった、最低限の決まりだけを伝えます。

社長自身がLinkedInで発信するかどうかは、会社のアカウントとの役割分担の話になります。会社ページは事実、人のプロフィールは考え方と分けると重なりません。社長の個人アカウントの使い方は、こちらの記事にまとめています。

あわせて読みたい社長のSNSは個人アカウントでやるべきか。会社のアカウントとの役割分担

LinkedInを含めた発信の組み立てを、ご一緒します

LinkedInは、使う場面がはっきりしている会社ほど効く場所です。HEART CREATIONでは、こんなところからお手伝いしています。

  • 海外との取引・採用・法人営業のどれにLinkedInを使うかを、一緒に決める
  • 会社ページの概要や投稿の題材を、ほかのSNSやWebサイトと役割を分けて組み立てる
  • フォロワー数ではなく、問い合わせや応募など、その先の数字を最初に決める

「今はLinkedInより先にやることがある」となれば、そうお伝えします。初回のご相談は無料で、オンライン60分でも対応しています(ご相談はこちら)。

古川
古川

海外の展示会や商談の前に、まず会社ページを整えておきましょう。準備の段取りから一緒に考えます。

HEART CREATION

企画・撮影・編集・運用・LPまで、同じチームでお引き受けしています。

よくある質問

LinkedInは日本でどれくらい使われていますか?

LinkedInは2022年8月に、日本の登録メンバーが300万人を超えたと発表しています。世界では200以上の国と地域で10億人を超える会員がいます(2026年10月時点の公式サイト)。その後の日本の公式な人数は、確かめられる形では出ていません。

LinkedInの会社ページは無料で作れますか?

無料で作れます。作るには個人のLinkedInアカウントが必要で、作った人がいちばん上の管理者になります。担当者の異動や退職に備えて、管理者は2人以上にしておきます。

社員にLinkedInへの登録をお願いしてもいいですか?

お願いすることはできますが、義務にはしないほうが安心です。登録する人には、社外秘の情報や取引先の名前を書かないなど、最低限の決まりを伝えておきます。

LinkedInの会社ページには何を投稿すればいいですか?

新製品、展示会への出展、技術の話、社内の出来事など、仕事の中身が分かる話題が向いています。宣伝だけを並べるより、取引先や働きたい人が知りたいことに答える投稿のほうが読まれます。

日本語と英語、どちらで書けばいいですか?

誰に見てほしいかで決めます。海外の取引先を想定するなら、会社ページの概要には英語の文も添えておくと親切です。国内の採用が目的なら、日本語を中心にしてかまいません。

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