Lステップを入れたものの、シナリオに何を書けばいいのか分からず止まっています。

管理画面を開く前に、紙に「最後の1通」を書く。シナリオはそれで半分できています。
Lステップを契約して、まず作るのがシナリオ配信です。友だち追加のあと、決めた順番と間隔でメッセージが自動で届く仕組みで、いわゆるステップ配信にあたります。ところが管理画面を開いてから考え始めると、1通目のあいさつを書いたところで手が止まり、そのまま何か月もたつ、ということがよくあります。
先に要点を書きます。シナリオは、最後の1通で友だちに何をしてもらうかを決め、そこから逆算して組みます。分岐は最初は1つの質問だけにします。そして、Lステップでは1人の友だちが同時に読めるシナリオは1つだけ、という仕様を前提に、シナリオどうしのつなぎ方を決めておきます。
この記事では、その順番でシナリオの設計を書きます。LINE公式アカウントとLステップの違いや、一斉配信の頻度は別の記事で扱います。
この記事の要点
- 最後の1通で何をしてもらうかを先に決める
- 分岐は1つの質問から始め、2〜3本にとどめる
- 1人が読めるシナリオは同時に1つ。つなぎ方を先に決める
最初に決めるのは「最後の1通」
シナリオの1通目から順に書いていくと、伝えたいことを並べただけの連載になります。先に決めるのは、最後の1通で友だちにしてほしい行動です。体験授業の申込み、来店の予約、個別相談の日程の選択。ここを一つに決めて、そこまでに相手が知っておくべきことを逆に並べていきます。
例えば学習塾なら、最後の1通は「体験授業の日程を選んでもらう」です。そこへ進むまでに、保護者は「どんな先生か」「子どもについていけるか」「通わせている家庭はどう感じているか」を知りたいはずです。これを順番に並べると、次のような骨組みになります。
| 届くタイミング | 役割 | 中身の例 |
|---|---|---|
| 友だち追加の直後 | 約束 | 何が何回届くか。最後に体験授業の案内があること |
| 翌日 | 不安をほどく | 授業についていけるか、よく聞かれる質問への答え |
| 3日後 | 中を見せる | 授業の様子と、教室長のあいさつ |
| 5日後 | ほかの家庭の声 | 通っている家庭が最初に迷ったこと |
| 7日後 | 行動のお願い | 体験授業の日程を選ぶボタン |
この5通に収まらないなら、伝えることが多すぎるか、ゴールが2つ混ざっています。一度に全部説明しようとせず、1通に役割を1つだけ持たせます。
時刻で送るか、経過時間で送るか
Lステップのシナリオには、届くタイミングの決め方が二つあります(2026年10月時点、Lステップ公式サイトの説明より)。
| 種類 | 届き方 | 向いている使い方 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 時刻で指定 | 登録した時間に関係なく、決まった時刻に届く | 生活の時間帯に合わせたい配信 | 購読の開始が最初の配信時刻を過ぎていると、翌日から始まる |
| 経過時間で指定 | 購読を始めてから○時間後に届く | セミナー直後のお礼など、間をあけたくない配信 | 登録した時間によっては深夜や早朝に届く |
保護者向けの学習塾のように、相手の生活リズムがはっきりしている場合は「時刻で指定」が扱いやすくなります。一方、オンライン説明会の最後に友だち追加してもらい、終了の数時間後に資料を送るような場合は「経過時間で指定」が合います。
もう一つ、シナリオは作っただけでは配信されません。友だち追加のとき、回答フォームを送ったとき、といった「購読を始めるきっかけ」を別に設定する必要があります。作ったのに誰にも届いていない、というときはまずここを確かめます。
分岐は「1つの質問」から始める
Lステップの強みは、友だちの答えや行動で送る中身を変えられることです。タグや回答フォームの答えを配信の条件にして、届く内容を分けられます。ただ、最初から細かく分けると、書くメッセージの数が分岐の数だけ増えていきます。
始めるときは、最初の数通のうちに質問を1つだけ置き、答えを2〜3通りに分けます。例えばピラティスのスタジオなら、「通いたい理由」をボタンで選んでもらいます。
- 姿勢を整えたい
- 産後の体を戻したい
- 運動不足を何とかしたい
押したボタンでタグを付け、それぞれに合う体験レッスンの紹介を送ります。答えなかった人のための共通の道も1本用意しておきます。回答しない人には配信しない、という設定もできますが、そうすると質問に答えなかった友だちには何も届かなくなります。
分岐は細かいほど、一人ひとりに合った配信になるんじゃないですか?

分けた先に書く中身がないなら、その分岐は作らないでください。直す場所が増えるだけなんです。
「1人1シナリオ」を前提につなぎ方を決める
設計でいちばんつまずきやすいのが、シナリオどうしのつなぎ方です。Lステップでは、1人の友だちが一度に購読できるシナリオは1つだけです。あるシナリオを読んでいる途中で別のシナリオを始めると、元のシナリオはそこで止まります。あとで元のシナリオを再び始めると、止まったところの続きから届きます。また、最後まで読み終えたシナリオは、購読の記録をリセットしない限り、同じ人にもう一度は届きません(2026年10月時点、Lステップ公式サイトの説明より)。

同時に読めるのは1本だけ、ってけっこう驚かれるんです。ここを知らずに組むと、配信が途中で消えたように見えますよ。
この仕様を前提に、シナリオを役割で分けておくと迷いません。
- 01本線友だち追加から、最後の1通の行動までを案内するシナリオ
- 02行動したあと予約や申込みをした人を本線から外し、当日の案内や前日の連絡を送るシナリオ
- 03寄り道資料請求や特定の質問をした人に、短い補足を送るシナリオ。終わったら本線の続きを再開する
予約した人に「体験授業の日程を選んでください」が届き続けるのは、本線から外していないときに起こります。申込みをきっかけに別のシナリオへ移すように設定しておけば、本線はそこで止まります。寄り道のシナリオには、最後の配信のあとに「1つ前のシナリオを再開」する設定があり、補足を送ったあとで本線の続きに戻せます。
なお、シナリオで送るメッセージも、LINE公式アカウント側のプランの配信通数の中で送られます。通数の考え方は、LINE公式アカウントとLステップの違いをまとめた記事で書いています。
あわせて読みたいLステップとは?LINE公式アカウントとの違いと、どちらが要るかシナリオづくりでHEART CREATIONが引き受けること
HEART CREATIONは、Lステップの構築を、SNS運用・縦型動画・WEB/LP制作と同じチームで引き受けています(サービスの一覧)。
- 最後の1通で何をしてもらうかと、そこまでのシナリオの骨組みを一緒に決める
- 分岐の質問、タグ、シナリオどうしのつなぎ方まで含めた構築
- シナリオの型と数字の見方をお渡しして、社内で回せるようにする内製化支援
友だちの数ではなく、予約や申込みの件数を最初に決めてから組み立てます。初回のご相談は無料で、オンライン60分でも承ります(相談する)。

最後の1通から予約が入るのを見ると、ほんとにうれしいんですよ。その1通を一緒に考えましょう。
よくある質問
Lステップのシナリオは何通くらいがいいですか?
決まった正解はありません。最後の1通で何をしてもらうかを決め、そこまでに相手が知りたいことを並べて数を決めます。役割の重なる通が出てきたら、まとめて減らします。
同じ友だちに、複数のシナリオを同時に送れますか?
送れません。1人の友だちが一度に購読できるシナリオは1つで、別のシナリオを始めると元のシナリオは止まります。元のシナリオを再び始めると、続きから届きます。
一度読み終えたシナリオを、もう一度送ることはできますか?
読み終えたシナリオは、そのままでは同じ人に再び届きません。友だちごとの購読の記録をリセットすると、もう一度送れるようになります。
シナリオを作ったのに配信されないのはなぜですか?
シナリオは作っただけでは配信されず、友だち追加時や回答フォームの送信後など、購読を始めるきっかけの設定が必要です。時刻で指定している場合は、最初の配信時刻を過ぎて登録した人には翌日から届きます。
シナリオの途中で予約した人には、どうすればいいですか?
予約や申込みをきっかけに、予約後の案内を送る別のシナリオへ移します。移した時点で元のシナリオは止まるため、予約済みの人に申込みの案内が届き続けることを防げます。
