チラシにも名刺にもインスタのQRコードを入れているんですが、そこからフォローされている気がしません。

QRを読んだ先が、いつものプロフィールのままだと、何を見ればいいか分からずに閉じられちゃうんですよ。
名刺やチラシ、ショップカードにSNSのQRコードやアイコンを並べる会社は増えました。ところが、紙から来た人がそのままフォローしたり、問い合わせたりすることは、思ったほど多くありません。
理由の多くは、QRコードの周りにあります。読み込むと何が見られるのか、なぜ今読むのかが紙に書かれていない。読み込んだ先が、その紙の話の続きになっていない。紙とSNSの間で、話が途切れているのです。
この記事では、紙を手にした人の状態ごとの行き先、QRコードの横に書くこと、行き先の整え方、印刷する前に確かめること、紙ごとの効き方の見分け方を扱います。
この記事の要点
- 紙を受け取った場面で、行き先を変える
- QRの横に「何が見られるか」と読む理由を書く
- 刷る前に、余白と色と読み取りを確かめる
紙を手にした人は、どんな状態か
同じQRコードでも、名刺を受け取った人とポストのチラシを見た人とでは、知りたいことが違います。紙の種類ごとに、相手の状態と行き先を分けて考えます。
| 紙 | 受け取った人の状態 | 行き先の例 |
|---|---|---|
| 名刺 | 会った直後。相手の仕事ぶりを確かめたい | 実績や仕事の様子がまとまった投稿の一覧 |
| ポスティング・折込チラシ | 初めて知った。まだ比べる前 | チラシの話題の続きが分かる投稿やハイライト |
| ショップカード・レシートの案内 | 買った・来た直後。次も来るか考えている | 新メニューや予約の案内が届く場所 |
| 商品の同梱物 | 使い始め。使い方や手入れを知りたい | 使い方を見せる動画のまとめ |
| 店頭のポスター・POP | その場にいる。待ち時間がある | 今日のおすすめや、店内では言い切れない話 |
例えば、リフォーム会社がポスティングするチラシなら、行き先は会社の全投稿ではなく、チラシで取り上げた「浴室の工事の流れ」をまとめたハイライトにします。同じ会社の名刺なら、施工事例の一覧が向いています。
QRコードの横に書く3つのこと
QRコードだけを置くと、受け取った人は読み込む前に「何があるのか」が分かりません。横に次の3つを添えます。
- 読み込むと何が見られるか。「施工の前と後を写真で」「毎週の入荷情報」など、中身を一言で
- 今読む理由。その紙を持っている人に向けた一言。「このチラシの続きはこちら」など
- QRが読めない人のための名前。アカウント名やID、検索するときの言葉
アイコンを並べて「フォローしてね」とだけ書くより、「工事の様子を毎週載せています」と書くほうが、読む前に得られるものが伝わります。媒体を全部並べるより、その紙にいちばん合う1つに絞るほうが迷わせません。

特典で釣らなくても大丈夫です。「この紙の続きがここにある」という一言が、いちばんの手土産なんですよ。
行き先は、紙の話の続きになる場所に
行き先を決めたら、紙から来た人の目でたどってみます。プロフィールに着いた人は、上の数行と並んでいる投稿で「何のアカウントか」を判断します。チラシの話題がどこにあるのか分からなければ、そこで止まります。
行き先を整えるときは、次のことを確かめます。
- チラシや名刺で書いた話題が、行き先の最初の画面で目に入るか
- 紙に載せた写真や言葉と、行き先の写真や言葉がそろっているか
- そこから予約や問い合わせに進む入口が1つに決まっているか
紙は刷ったら直せませんが、SNSの側は直せます。紙の言葉を固めてから、行き先の固定の投稿やハイライトを紙に合わせて整える、という順番が進めやすいです。
印刷する前に確かめること
QRコードは、刷ってから読めないと分かっても直せません。QRコードを開発したデンソーウェーブの説明をもとに、印刷前に確かめることをまとめます。
| 確かめること | 中身 |
|---|---|
| 余白 | QRコードの4辺に、細かい四角(セル)4つ分以上の何もない余白を取る |
| 色 | 白の背景に黒が基本。色を付けるなら、読み取れるか十分に試す |
| 重ねるもの | イラストや模様を重ねない。少しの汚れでも読めなくなることがある |
| URLの長さ | 中身が長いほどQRが細かくなる。短いURLにすると小さくても読みやすい |
| 置き場所 | 折り目や曲がった面、光が反射する加工の上に置かない |
| 読み取り | 試し刷りを、機種の違うスマホ数台で、実際の距離から読む |
もう1つ大事なのが、行き先が変わらないことです。ユーザー名を変えるとプロフィールのURLも変わり、刷った紙のQRコードが行き先を失います。何年も配る名刺やパンフレットなら、自社サイトの決まったページを行き先にして、そこからSNSへ案内する方法もあります。

刷り上がってから読めないと気づくと、もう笑うしかないんです。試し刷りの段階で、必ず読んでみてください。
紙ごとに分けて、効いた紙を見つける
紙の種類や配った場所ごとにQRコードを分けておくと、どの紙から人が来たのかが数えられます。名刺・チラシ・同梱物で同じQRコードを使うと、どれが効いたのかが分からず、次に刷るときの判断ができません。
SNSやサイトへの来訪を、リンクに目印を付けて数える方法は、こちらにまとめています。LINE公式アカウントへの友だち追加を、場所ごとのQRコードで数える方法は、別の記事で扱っています。
あわせて読みたいSNSからの流入を計測する方法。UTMパラメータの付け方と名付けのルール あわせて読みたいLINE公式アカウントの友だちの増やし方。追加される導線のつくり方お店や窓口があるなら、来た人に「何を見て来られましたか」と一言聞くのも、紙の効き方を知る手がかりになります。
紙とSNSをつなぐ道を、HEART CREATIONと
- 紙から来た人の行き先として、SNSのプロフィールや固定の投稿、ハイライトを整える
- 紙・SNS・LP・LINEのつながりを同じチームで設計し、どの紙から来たかを数える仕組みまで用意する
- 行き先に置く縦型動画を、紙の話題に合わせて企画・撮影する
今配っている紙を見せていただくところからでもかまいません。初回のご相談は無料で、オンライン60分でもお受けしています。相談の窓口からどうぞ。

紙は手元に残って、SNSは続きを見せられる。両方そろうと、ちゃんと強いんですよ。
よくある質問
名刺にSNSを載せるなら、どのアカウントを選べばいいですか?
渡す相手が確かめたいことが、いちばん見つかりやすいアカウントを1つ選びます。仕事ぶりを見てほしいなら、事例や仕事の様子を載せているものが向いています。
チラシに載せるQRコードは、どのくらいの大きさが必要ですか?
決まった大きさより、置き場所と読む距離で変わります。周りに十分な余白を取り、試し刷りを実際の距離から複数のスマホで読んで確かめます。
QRコードに色を付けたり、ロゴを重ねたりしても読み取れますか?
開発元のデンソーウェーブは、白の背景に黒で印刷するのを基本としています。色の組み合わせによっては読み取れないことがあり、イラストを重ねると読めなくなる場合もあるため、変えるなら十分に試してから使います。
印刷したあとで、QRコードの行き先を変えることはできますか?
印刷したQRコードの中身は変えられません。長く配る紙なら、自社サイトの決まったページを行き先にしておき、そのページの案内を差し替える形にすると対応できます。
