ビフォーアフターをリールで出しているのに、新しいお客さんの予約が増えないんです。

仕上がりがきれいなのは、正直どのサロンも同じなんですよね。差が出るのは、その手前なんです。
美容室やネイル、まつげ、エステなどのサロンは、ショート動画と相性のいい業種です。施術の前と後で見た目がはっきり変わるので、動画にしやすい。そのため多くのサロンがビフォーアフターを出していて、見る側から見ると、どの店の動画も似て見えるようになっています。
予約につながる動画にするには、仕上がりの美しさより「この人なら自分の悩みを分かってくれそう」と思わせることが先です。サロンは、店よりも担当者で選ばれることが多いからです。
この記事では、サロンならではの見せ方として、担当者の伝え方、悩みから始めるビフォーアフター、仕上がりの映し方、そして動画から予約までの道筋を順に整理します。
この記事の要点
- サロンは店より「誰がやるか」で選ばれる
- ビフォーアフターは悩みの一言から始める
- 動画で見た髪型を、そのまま予約できるようにする
サロンは「誰にやってもらうか」で選ばれる
髪を切る、色を入れる、肌に触れる。サロンの施術は、体を預ける仕事です。初めての店を選ぶとき、お客さんは技術と同じくらい「この人に任せて大丈夫か」を気にします。
だからサロンの動画では、店の名前より担当者の名前と顔、話し方を覚えてもらうことが効きます。例えば、くせ毛のカットが得意なスタイリストなら、毎回「くせ毛担当の〇〇です」と名乗り、くせ毛の人の相談にだけ答える動画を続ける。見る人の中で、悩みと名前が結びつくと、予約のときに指名が入りやすくなります。
店のアカウントとスタイリスト個人のアカウントを両方持つ場合は、役割を分けておくと迷いません。店のアカウントは店内の雰囲気やメニュー、予約の入口をまとめる場所。個人のアカウントは、その人の得意な悩みと考え方を伝える場所です。出演するスタッフには、どこにどう使うかを先に話して了解を取っておいてください。
ビフォーアフターは、悩みの一言から始める
よくあるビフォーアフターは、施術前の姿から始まり、仕上がりで終わります。これを、お客さんの悩みの一言から始める形に変えるだけで、見る人の受け取り方が変わります。
- 悩みの一言:「朝、どうやっても広がるんです」
- 相談の様子:担当者が髪を触りながら、原因を一言で説明する
- 施術の要所:どこをどう切るか、どこに薬を置くかを1〜2場面だけ
- 仕上がり:完成した姿と、動いたときの髪
最初の一言が自分の悩みと同じなら、見る人は最後まで「自分もこうなれるか」を確かめようとします。逆に、悩みの出てこないビフォーアフターは、きれいな人がきれいになった動画として流れていきます。
悩みの一言は、お客さん本人に話してもらわなくても構いません。担当者が「こういうご相談がいちばん多いんです」と代わりに語る形でも、見る人には十分に届きます。
モデルになってくれるお客さんには、顔を映すか、どの媒体にいつまで載せるかを事前に伝えて了解を取ります。顔を出したくない方なら、後ろ姿や横顔、髪だけでも十分に伝わります。
仕上がりは、止めずに動かして見せる
髪は、止まっていると写真と変わりません。動画で見せたいのは、動いたときの姿です。
- 振り向いたときに毛先がどう揺れるか
- 手ぐしを通したときに、すっとまとまるか
- 横から、後ろからの形
- 窓辺の自然な光の下での色
カラーは光で見え方が大きく変わります。毎回同じ窓辺、同じ時間帯で撮ると、色の違いが比べやすくなり、見る人も「実際に店で見るとこの色」と受け取れます。

振り向いた瞬間に、髪がふわっと動く。あれがきれいに撮れた日は、こっちまでうれしくなるんですよ。
ここで気をつけたいのが加工です。肌をなめらかにするフィルターや色を強める加工をかけると、来店したお客さんの期待と仕上がりがずれます。エステや化粧品を扱うサロンでは、効果の言い方にも法律の決まりがあります。
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フィルターで仕上がりを盛るのは、本当にやめてほしいんです。実物を見たお客さんががっかりしますから。
動画で見た髪型を、そのまま予約できるように
動画を見て「この人にお願いしたい」と思った人が、予約の画面で迷わないようにします。
- 01担当者の名前を出す動画の文字と説明文に、担当者の名前と指名のしかたを書く
- 02メニュー名をそろえる動画で「くせ毛を生かすカット」と呼んだなら、予約画面のメニュー名も同じにする
- 03担当者の空きが見える画面へつなぐ店の予約ページのトップではなく、その担当者を選んだ状態の予約画面へ直接案内する
- 04「この動画の髪型で」と言えるようにする画面を保存して来店時に見せてよいことを、ひと言添えておく
初めての人がもう一つ気にするのが、予約してから帰るまでの流れです。受付、カウンセリングの席、シャンプー台、仕上げの鏡。短い1本で店の中を順に見せておくと、初来店の緊張が少しやわらぎます。男性のお客さんを増やしたいサロンなら、男性が座っている場面を入れるだけでも伝わり方が変わります。
来店後の次回予約やお知らせをLINEで受ける組み立ては、こちらの記事にまとめています。
あわせて読みたいLINEで予約・問い合わせを受けるには。受付の流れの組み立て方HEART CREATIONでできること
サロンの動画は、施術の合間に撮って、すぐ出せる形にしておくのが続けるこつです。HEART CREATION では、こんなところからお手伝いしています。
- 担当者ごとの得意な悩みを整理し、悩みから始まる動画の企画にする
- 施術の流れに合わせた撮り方と編集のルールを決め、サロンの中で撮れる形を一緒に作る
- 動画で使った言葉と予約画面のメニュー名、予約の入口までをそろえる
最終的には自分たちで撮って出せるように、企画の型や撮影の手順を渡していく進め方もできます。サービス一覧もご覧ください。

施術の合間に撮れる形にするのがいちばんです。予約の空いている時間に合わせて伺いますね。
よくある質問
美容室のリールで、お客さんの顔を出さないと伝わりませんか?
顔を出さなくても伝わります。髪型は後ろ姿や横からの形、動いたときの揺れで十分に分かります。ネイルやまつげなら手元や目元だけでも成り立つので、お客さんが出しやすい範囲で撮ってください。
店のアカウントとスタイリスト個人のアカウント、どちらで発信すべきですか?
指名で選ばれることが多いサロンなら、個人の発信があると強くなります。ただ、店のアカウントにも予約の入口や店内の様子はまとめておいてください。個人のアカウントを見た人が、最後に店の情報を確かめに来るからです。
予約サイトに載せていれば、SNSの動画は要らないのでは?
予約サイトは、すでにサロンを探している人が比べる場所です。動画は、まだ探していない人に「この人にお願いしたい」と思ってもらう役目を持ちます。役割が違うので、動画から予約サイトへつなぐ形で両方を使うのがおすすめです。
ヘアカラーの色が、動画だと実物と違って見えます。どうすればいいですか?
光の条件を毎回そろえるのがいちばんの近道です。窓辺の自然な光の下で、同じ時間帯に撮ると色がぶれにくくなります。照明の色が強い店内で撮る場合は、白い紙を一緒に映して、色の見え方を確かめてから撮影してください。
