Instagramをやっていると、Threadsもやったほうがいいのかなと気になります。会社で使う意味ってありますか?

キャンプの焚き火を囲んで話すくらいの温度感。Threadsは、それが合う会社には向いていますよ。
Instagramのアプリを開くと、Threads(スレッズ)への案内が目に入ります。始めるのは簡単そうでも、会社として何を書けばいいのか、Xと何が違うのかが分からず、アカウントだけ作って止まっている会社は少なくありません。
Threadsは、文字で会話をするための場所です。写真を見せるInstagramとも、今の話題が速く流れるXとも、使いどころが少し違います。合うのは、Instagramですでにつながっている人と、もう一歩近い距離で話したい会社です。反対に、告知を流すだけなら、わざわざ始める理由はあまりありません。
この記事では、Threadsの性格を整理したうえで、企業が使う3つの場面、向く会社と向かない会社、始める前に決めておくことを書きます。Xについては、別の記事にまとめています。
あわせて読みたいX(旧Twitter)を企業アカウントで使う意味。向く会社と役割の決め方この記事の要点
- Threadsは、文字で会話するためのSNS
- Instagramでつながった人と、もう一歩近く話せる
- 告知を流すだけなら、始めなくていい
Threadsは、どんな場所か
Threadsは、Instagramのチームが作り、2023年7月に始まったSNSです。Instagramのアカウントでログインして始められます。Metaは2026年6月に、月間アクティブユーザーが5億人に達したと発表しました。企業の目線で、性格を並べます。
| Threadsの性格 | どういうことか | 企業にとっての意味 |
|---|---|---|
| 文字が中心 | 1つの投稿は500文字まで。リンク、写真、5分までの動画も付けられる | 撮影しなくても、言葉だけで発信できる |
| Instagramが土台 | Instagramのアカウントで始められ、投稿をInstagramのストーリーズやフィードにシェアできる | 今のフォロワーとの関係を、そのまま持ち込める |
| 返信で会話が進む | 投稿への返信が並び、やり取りが続いていく | 一方的な告知より、問いかけと返事が生きる |
| トピックで集まる | 投稿に話題のタグを1つ付けられる | 同じ話題に関心のある人に見つけてもらえる |
数字や機能は、Metaの開発者向け資料と、Instagramの公式ブログ(2025年1月)の案内によるものです(2026年10月時点で確かめた内容です)。同じ公式ブログでは、下書きの保存と予約投稿ができること、公開から15分以内なら投稿を直せることも案内されています。
日本向けの動きもあります。Metaの2026年6月の発表では、話題ごとに人が集まる「コミュニティ」の機能を正式版にし、母国語のタグから始める地域ごとのコミュニティを、日本・韓国・台湾から始めるとしています。
企業がThreadsを使う3つの場面
1つ目は、写真の裏側にある言葉を出すことです。Instagramでは仕上がった写真を見せ、Threadsではそこに至るまでの話をします。例えば、町のパン屋なら、Instagramには焼き上がったパンを、Threadsには「今朝は湿度が高くて、生地の水を減らした」という一言を。写真では伝わらない仕事の考え方が、お店を身近にします。
2つ目は、問いかけて会話をすることです。新しいメニューの名前で迷っている、次の季節に何を作るか考えている。そんな迷いをそのまま書くと、常連のお客さんが返事をくれることがあります。返事が来たら、会社からも返します。Threadsでは、その往復自体が発信になります。

知らない人から返事が来て、そこから会話が続いたとき。あれが、Threadsでいちばんうれしい瞬間なんです。
3つ目は、問い合わせの手前の、小さな質問を受け止める場所にすることです。「この商品、子どもでも使えますか」のような、わざわざ問い合わせるほどではない質問に、Threadsで気軽に答える。答えた内容は、見ているほかの人にも届きます。
どの場面でも、撮影や編集は要りません。スマホで書いて、そのまま出せます。動画を作る余裕がない時期でも、発信を止めずにすむのは、文字のSNSならではの強みです。

撮影なしで、スマホで書いてすぐ出せる。忙しい会社にとって、この身軽さは大きいんですよ。
向く会社と、向かない会社
| 向き | 会社の例 | 理由 |
|---|---|---|
| 向く | Instagramを続けている店やブランド | 今のフォロワーとの関係を土台にできる |
| 向く | 店主や作り手が、自分の言葉で話せる会社 | 人の言葉に返事が集まりやすい |
| 向く | 常連のお客さんやファンがいる商品 | 問いかけに答えてくれる人がいる |
| 向きにくい | まだどのSNSも始めていない会社 | まずは1つを選んで回すほうが先 |
| 向きにくい | 告知を流すことだけが目的の会社 | 会話の場で、告知だけが並ぶと読まれない |
| 向きにくい | 返事をする人がいない会社 | 返信が放っておかれると、問いかけが逆効果になる |
いちばん避けたいのは、Instagramに出した告知文を、そのままThreadsにも貼ることです。同じ文章が2つの場所に並ぶだけでは、Threadsで追いかける理由がありません。最初の1つの選び方は、媒体選びの記事にまとめています。
あわせて読みたいどのSNSで集客するか。インスタ・TikTok・X・YouTubeの選び方始める前に決めておくこと
担当者は今、Instagramだけで手いっぱいです。Threadsまで回せるでしょうか。
回せるかどうかは、Instagramと同じことをしようとするかで決まります。Threadsでは、作り込んだ投稿は要りません。その代わり、次のことを先に決めておきます。
- 01Instagramとの役割を分けるInstagramは見せる場所、Threadsは話す場所、のように一言で決める
- 02書く人と口調を決める店主が書くのか、担当者が書くのか。一人称と言葉づかいもそろえる
- 03返事の範囲を決めるどの返信に、誰が、いつまでに返すか。答えない話題も決めておく
- 04見る数字を決める返信の数と、そこからお店のページや予約に進んだ人がいるか
書く量は、無理のない範囲で決めてください。1日の終わりに、その日にあったことを1つ書くくらいでも、続けば十分に会社の人柄が伝わります。

水でも飲みながら、肩の力を抜いて書くくらいがちょうどいい。そういう投稿のほうが、返事をもらえたりするんです。
Threadsを含めた発信の役割分担を、一緒に決めます
Threadsは、ほかのSNSとの役割が決まると、何を書けばいいかが自然に見えてきます。HEART CREATIONでは、こんなところからお手伝いしています。
- Threadsが自社に合うかを、今のSNSの状況から一緒に判断する
- Instagramとの役割分担、書く人、口調、返事の範囲を決める
- フォロワー数ではなく、予約や問い合わせなど、その先の数字を最初に決める
「Threadsは今は要らない」という結論になれば、そうお伝えします。初回のご相談は無料で、オンライン60分でも対応しています(ご相談はこちら)。

まずはボールを軽く蹴ってみる感じで。最初の1本目、何を書くかから一緒に考えましょう。
よくある質問
Threadsとは、どんなSNSですか?
Instagramのチームが作った、文字が中心のSNSです。1つの投稿は500文字まで書け、写真や動画、リンクも付けられます(2026年10月時点)。Instagramのアカウントで始められます。
ThreadsとXの違いは何ですか?
どちらも文字が中心ですが、ThreadsはInstagramのアカウントを土台にしていて、今のフォロワーとの関係を持ち込める点が違います。企業が使うなら、Threadsは会話、Xは速報や話題の検索、と役割を分けて考えると決めやすくなります。
Instagramの投稿を、そのままThreadsにも載せていいですか?
載せることはできますが、同じ文章が並ぶだけでは追いかける理由がありません。Instagramは見せる場所、Threadsは話す場所と分け、写真の裏側にある言葉や、お客さんへの問いかけを書くほうが生きます。
Threadsにハッシュタグは付けられますか?
Threadsでは、投稿に話題のタグを1つ付けられます(Instagram公式ブログ・2025年1月の案内)。同じ話題に関心のある人に見つけてもらうための目印として、投稿の中身に合うものを選びます。
Threadsを始めたら、毎日投稿しないといけませんか?
毎日でなくてかまいません。続けられる量を先に決め、返事をする時間も含めて回せるかで考えます。短い一言でも、会社の人柄は伝わります。
