広告やSNSを続けていますが、問い合わせにつながっているのかよく分かりません。「指名検索を見るといい」と聞いたんですが、何を見ればいいんでしょう?

名前で探してくれる人は、もう半分ファンなんですよ。その数が増えているかどうかは、すごく大事な合図です。
指名検索とは、会社名・店名・商品名など、その会社を指す言葉で検索されることです。「横浜 外壁塗装」のような探し方とは違い、もうその会社を知っている人の検索です。広告や動画で知った人が、あとで名前を思い出して探す。その数が増えていれば、発信が誰かの記憶に残っているということです。
答えを先に書くと、指名検索は「名前を覚えてもらう接点」と「探したときに迷わない受け皿」の両方がそろって増えます。片方だけでは伸びません。そして見るときは、検索の数そのものより、何かをした月との重なりを見ます。
この記事では、指名検索として何を数えるか、増える流れ、検索したときに迷わせない整え方、数え方と読み方を書きます。
この記事の要点
- 指名検索は、名前を知った人があとで探した数
- 増やすには、覚えてもらう接点と迷わない受け皿の両方
- 数そのものより、何かをした月との重なりで読む
指名検索として何を数えるか
指名検索に入る言葉は、社名だけではありません。次のように分けておくと、あとで読みやすくなります。
| 種類 | 例 | 分かること |
|---|---|---|
| 社名・店名だけ | 「〇〇工務店」 | 名前を覚えている人の数 |
| 名前+確かめる言葉 | 「〇〇工務店 評判」「〇〇工務店 料金」 | 検討に入っている人の数 |
| 名前+行く・連絡する言葉 | 「〇〇工務店 アクセス」「〇〇工務店 電話」 | 動く直前の人の数 |
| 商品名・サービス名 | 自社だけの商品名 | 商品が覚えられているか |
| 人の名前 | 代表者や看板スタッフの名前 | 人で覚えられているか |
表記の揺れも入れて数えます。カタカナと英字、略称、よくある打ち間違い。例えば「ハートクリエーション」と「heart creation」は、同じ会社を探している人です。
指名検索は、発信の「あと」に増える
指名検索は、ある日突然増えるものではありません。広告や動画を見る、名前が頭に残る、必要になったときに思い出す、検索する。この順に進んだ人の数です。だから、名前が残らない発信をいくら重ねても増えません。
名前を残すために、発信のたびにそろえたいのは次の3つです。
- 名前の表記を毎回同じにする。動画の文字、プロフィール、看板、チラシで揺らさない
- 名前と一緒に「何の会社か」を一言で添える。名前だけでは思い出すきっかけがない
- 思い出す場面を想像して、そのとき打つ言葉を見せる。「〇〇で検索」と画面に出すのはその一つ
例えば、駅前の焼き菓子店がリールで新作を紹介するなら、最後の画に店名と「〇〇駅の焼き菓子店」を同じ形で毎回入れます。見た人が週末に思い出したとき、店名がうろ覚えでも「〇〇駅 焼き菓子」で探せます。

名前は、覚えてほしい一言とセットで出すのがコツなんです。一言のほうが先に思い出されることも多いんですよ。
SNSで知った人があとで検索して確かめる流れそのものは、SNS広告と検索広告の違いの記事で書いています。
検索したときに、迷わせない
名前で探した人が、検索結果で迷うことがあります。同じ名前の別の会社が上に出る、古い情報が出る、口コミサイトばかりが並ぶ。せっかく思い出してもらっても、ここで離れてしまいます。
一度、社名や店名を自分で検索して、上から順に確かめてみてください。
- 01社名だけで検索する自社のサイトが一番上に出るか。同じ名前の会社と見分けがつくか
- 02名前+評判・料金で検索する何が出ているか。古い料金や閉じたキャンペーンが残っていないか
- 03地図で検索する営業時間・電話番号・写真がサイトとそろっているか
- 04スマホで開く出てきたページから、問い合わせまで迷わず進めるか
同じ名前の会社がある場合は、サイトのタイトルに地域名や業種を添えると見分けやすくなります。地図での見え方は、別の記事にまとめました。
あわせて読みたいGoogleビジネスプロフィールとSNSのつなぎ方。地図で確かめる人を来店へ
社名で検索したら、同じ名前の別の会社が先に出てきた。笑い話みたいですけど、けっこうあるんですよ。
指名検索の数え方
自社のサイトに来た検索の言葉は、GoogleのSearch Consoleで見られます。検索パフォーマンスのレポートで、クエリ(検索された言葉)ごとの表示回数とクリック数が分かります。
Search Consoleには、クエリを「ブランド」と「ブランド以外」に分けて見られるフィルタもあります(2026年10月時点)。Googleの説明では、ブランド名とその表記揺れや打ち間違い、ブランドに関わる商品やサービスを含む検索をAIで分類するもので、分類を誤ることがあるとされています。トップレベルのプロパティで、十分な量の検索があるサイトだけが対象です。
このフィルタが出ない、または分類がずれる場合は、上の表で書き出した言葉で絞り込んで数えます。数えた言葉の一覧は、担当が替わっても同じものを使います。
読むときは、何かをした月と並べるのが基本です。
| 並べるもの | 見え方の例 |
|---|---|
| 動画や広告を出した時期 | 出した翌月から名前の検索が増えた |
| 展示会・チラシ・イベント | 開催の週に社名の検索が増えた |
| 前の年の同じ月 | 季節の波を外して、本当に増えたか |
検索の数は季節でも上下します。前の月だけと比べると、繁忙期を「発信の成果」と読み違えます。測りきれない分は、問い合わせのときに「何で知ったか」を聞いて補います。この聞き方はSNSからの流入を計測する記事に書いています。

社名での検索が前の年より増えていたら、それは素直に喜んでいい数字です。発信が誰かの記憶に残った証拠ですから。
名前で探される会社になるまで、一緒に
HEART CREATIONでは、再生数ではなく、その先の数字を最初に決めてから企画を始めます。指名検索は、その数字の一つです。
- 追う数字(指名検索・問い合わせ・来店など)を最初に決める
- 名前と一言が残る縦型動画を、企画・撮影・編集・運用まで同じチームで作る
- 動画で伝えたことをLPの一行目に置き、計測の設計まで含めて整える
「何から手をつければいいか分からない」段階でも大丈夫です。初回のご相談は無料で、オンライン60分でも承ります。ご相談はこちらから。

まずは御社の名前で一緒に検索してみましょう。そこから見えることが、意外と多いんです。
よくある質問
指名検索とは何ですか?
会社名・店名・商品名など、その会社を指す言葉での検索のことです。すでに名前を知っている人の検索なので、発信が記憶に残っているかを見る目安になります。
指名検索はどこで確認できますか?
GoogleのSearch Consoleの検索パフォーマンスのレポートで、検索された言葉ごとの数が見られます。ブランドとブランド以外に分けるフィルタもありますが、対象となるサイトに条件があります(2026年10月時点)。
指名検索が増えないのはなぜですか?
発信の中で名前が残っていないか、名前と「何の会社か」が結びついていないことが多いです。名前の表記を毎回そろえ、覚えてほしい一言と一緒に出すところから見直します。
同じ名前の会社があって、検索で埋もれてしまいます。
サイトのタイトルや発信の中で、名前に地域名や業種を添えると見分けやすくなります。お客さんにも「〇〇市の〇〇」と覚えてもらえるよう、同じ言い方をくり返します。
